インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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しみじみと心に伝わってきました
子供心の変化と葛藤、感情の起伏。親の葛藤、人生において家族を思いやるお互いの大切な場面をわかりやすいアニメーションで表現した映画でした。いつも一緒にいると、当たり前のことが、感謝と思いやりの気持ちを忘れてしまいがちになりますよね。
子供の頃は
ヨロコビを感じるためにはカナシミも必要。という言ってしまえば説教くさいテーマだが、それを押し付けがましくなく伝えられていると思った。
5人の感情たちが女の子をコントロールしている。と考えるとあまりスッキリしないが、人の感情をもし具現化するとしたらこんな感じ。と捉えるとすんなり観られる気がした。
ライリーの小さい頃の空想上の友達、ダンボン。
自分にも子供の頃、空想上の友達がいたような気がするが、どうにも思い出せなくて、でも多分ライリーと同じように、忘れることによって少し大人になったんだな。と思うと、自分の中のダンボンに感謝したり、ちょっと申し訳なくなったりして、なんだかすごい泣けた。
テーマ的には子供には少し難しいかな?と思ったが、笑えるギャグシーンも沢山あり、映画館の中は夏休みの子供たちの笑い声が響いていた。
笑えて泣けて少し切なくなる最高の映画でした。
カナシミが今ひとつ。
思春期にさしかかる女の子の頭の中を感情毎に擬人化した物語。
以前に観た「脳内ポイズンベリー」の少女版といった感じか?と
思っていたが、うーん同じようでも描き方はかなり違っている。
良いか悪いかは別として、テーマは非常に分かりやすいものの
これ、子供が観て楽しめる話かなぁ?と思ったところが大きい。
何もアニメーションは子供だけが観る訳ではないし、また子供
だからといってそこに迎合したお話が面白いという訳でもない。
いずれこの感情がどういうことかアナタにも分かるよ。という
優しい意味での事前予習にはなるが(意地悪い言い方をすれば)
田舎で自由奔放に育った1人娘が都会に引っ越してきてから
何もかも馴染めず、そこへ両親も荷物や仕事のことでイライラ。
頑張って街へ出たものの、ピザはまずいし(これは失礼だよねぇ)、
学校も楽しくない、クラブに入ったけど楽しくない、帰りたい、
私は戻りたいのよ!っていう、単なる我儘娘の話じゃないか!と
思ってしまった(すいません)。ただこういう感情が環境の変化や
思春期・反抗期特有の乱れなんだよねぇ。というのが分かるので、
ウンウンと頷きながらは観られる。因みに室井祐月さんですか?
と間違うほど似ていると思ったヨロコビと、これは見た目ならば、
確実にあの芸人さんがいいのでは?と思ったカナシミがメインの
感情キャラクターで、ある事件で脳内から弾き出されてしまった
二人が司令部に戻るべく奮闘する様子がアトラクションのように
描かれていく。なかなか戻れない二人に少女ライリーはどんどん
反抗度を増して暗く落ち込み、いよいよ家出を決行してしまうが…
残された感情達の司令で、両親とのやりとり、学校でのやりとり、
などそちらがメインのシーンは分かり易いものの、ヨロコビ達の
冒険がメインになった途端ライリーの日常から遠ざかってしまう。
感情とのリンクをもっと観たかったのでそこが非常に残念だった。
(本当はカナシミに共感できなきゃなのに、ビンボンだもんなー)
久しぶりにアニメーション映画観た。ファンタジーものはあまり好んで見...
久しぶりにアニメーション映画観た。ファンタジーものはあまり好んで見ないのだけど、よかった。思わず泣いた。大人が観てこそ感じるものがあると思う。忘れ去られた思い出、自分にはどれくらいあるのだろうと考えた。大事にしなきゃいけなかったことを、実はたくさん置き去りにしてるのかも。あと、俳優陣の吹き替えよかった。特に竹内さん、あんな早口なセリフすごいなーって。どこで息つぎしてるの…
人生はヨロコビだけじゃ 決して幸せにはなれないんだね。
今年のGWに上映された
脳内ポイズンベリーと
設定が似ていると騒がれたピクサーの新作。
ある意味普遍的で、
使い古された手法ではあるけどね。
原作はポイズンベリーの漫画が先だったらしいけど、
映画を観ればメッセージははまるで違った。
前出のドタバタ劇とは違い、
5つの感情がバランスをとりながら
人は成長していくという哲学的な話を、
見事なファンタジーに仕上げている。
主人公の少女ライリーが
生まれてから11歳までの
心の葛藤を描いている。
頭の中に芽生えた
ヨロコビ・カナシミ・ビビり・ムカムカ。イカリの
5つの感情が、織りなすヒューマンストーリー。
まずその世界観設計がよく出来ている。
5つの感情がいる司令塔を中心にして、
そのまわりに球体になった記憶をためておく、
ファンタジーな倉庫がある。
見ていて楽しくなる色鮮やかでユニークなキャラや、
架空世界のクオリティはさすがのピクサー。
どうせヨロコビがメインで、
ご都合主義に終わるストーリーだと
舐めていたけど、
いやいやオチにはとても感心した。
親にカナシミの感情を爆発させて
本当の気持ちを伝え、
家族にもそのキモチを共有して、
主人公が全てを受け止めて成長するさまは、
リアルな成長の過程を描ききっている。
人生はヨロコビだけじゃ
決して幸せにはなれないんだよ。
カナシミやビビリ、ムカムカがあるから、
自分らしく生きれて、
人生はどんどん豊かになっていくんだね。
ピクサーはいつもきちんと、
大切なことを教えてくれるけど、
この映画もいろいろなことを気づかせてくれる、
傑作だったなぁ。
幼い子は
冒険活劇としても楽しめるけど、
こんな素敵な映画は、
ぜひ思春期前後のお子さんと一緒に
観にいってください。
最後に苦言を。
冒頭のドリカムのタイアップ曲と、
キャンペーンで公募したような
子ども達の写真はいらなかったです。
作品には何の関係もないし。
僕たちは作り手の想いやメッセージを受け取りに、
劇場に足を運んでいるのです。
配給会社の勝手な施策で、
世界観をぶち壊さないで欲しい。
それが最低のマナーだと思うよ。
こんなディズニー映画もアリ!大いにアリ!
頭の中でいろんな感情がせめぎあう。
今までもそんな物語はあったが、さすがに一味違う出来上がり。
一人の少女の成長物語として感動できるが、それだけでなく男性と女性の考え方の違いが表現されるシーンがあったりしてとても楽しかった。
ワクワクして、楽しくて、泣ける。
ピクサー攻めてるなって映画。
感情を映像化しようとしたアイディアは秀逸だが、ツッコミ不足!
2D吹替で観た。さすが、ピクサー、眼のつけどころが違うね。参りました! 感情を5つに分けてコントロールしているなんて、やられたぁ・・・ 話をライリー中心にしたのは正解。あの4つの島なんて、考えたね。メチャクチャうまくできていると思った。私が残念に思ったのは両親の方。二人とも5つの感情でライリーと同じ。うまく言えないけど、大人になると見栄とか世間体とか、本音と建前とかもっと複雑になっていくと思うので解せない。子どもの頃は5つで充分だと思うが、大人の方はもっと踏み込んでほしかった。エンドクレジットの動物たちは工夫されていたので、ピクサーならできたはずだと思うのでがっかりした。それから、冒頭のドリカムの主題歌、しらけた。子どもが、「お母さん、まだぁ?」と聞いていたぞ! エンドクレジットの後に流すべきだったのでは? これも大きなマイナス点!
カナシミは必要なの?
ライリーが産まれて、最初に生まれるのがヨロコビ。それからカナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリとライリーの感情たちが生まれます。幼い記憶のビンボンの自らを犠牲に消えゆく切ないシーン。おじさんながらちょいちょい涙ぐむ感動作!むしろ大人に観てほしいピクサーアニメです。
なんか感動
全然期待しないで見にいきましたが、感動で最後のシーン、ライリーと一緒に泣いてました。
子供を持つ親としては「いろいろむかつく事、気に入らない事あると思うけど、お母さん、お父さんはあなたを心配してるのよ」と思春期の子供と一緒にみたい映画でした。
ライリーくらいの年頃になると、本当の気持ちいってくれなくなるもんね。
思い出のボール(?)が、脳内にとんでもない量蓄積されてる様子とか、古い思い出は掃除機で、吸い取られちゃうとか、脳内システムの可視化(?)を見て成る程な…と思いました。
小さな子供より、ライリーより上の世代の子に見てもらって、何かを感じて欲しいと思いました。
自分を形づくるもの
感情は、自分という存在を形づくるものだ。ライリーはヨロコビが中心だけど、ライリーのお父さんはイカリの発言が強いし、お母さんは、カナシミが真ん中にいて、それぞれ違っている。お父さんの頭の中の感情は、それぞれヒゲを生やしていて、お母さんの頭の中の感情は、それぞれメガネをかけている。みんな、いろんな感情を持っていて、その種類や度合いも違っていて、しかも成長によっても変わっていく。
だけど、どんな感情も大切で、カナシミだって、ヨロコビを増幅させてくれるものだ。自分の頭の中には、自分を形づくっている、あんなに愛おしい感情たちがいるのだ。
ヨロコビだけでは生きていけない
最新の脳科学、心理学を基に11歳の女の子ライリーの頭の中を映像化、5つの感情をキャラクターにして、ライリーの頭の中の様子や心の変化、そして成長を実生活の変化と同時進行しながら観せていく、とても深くて知的な作品。
さすがピクサーと言うところだろう。
正直、子供には少し難しいかも知れないが、大人には大人の子供には子供の、それぞれの目線で観られるようになっているので、感情移入はしやすいはずだ。
5つの感情キャラクターの役割や、ヨロコビとカナシミの関係、または思い出の置き場や、彼女に大きな影響を与える5つの島など、本当に良く考えられていて感心する。
彼女の空想の友だちビンボンのくだりは、とても感動的だった。
子供の頃はイマジネーションが豊かで、頭の中でなんでも叶えられたっけ…。
成長していくうちにいつの間にか忘れ去ってしまっていたが、本作を観てなんか懐かしいような淡い記憶が甦ったような気がした。
記憶に残る良い作品だと思います。
本編までが長すぎ(T-T)
本編は良く出来てる。
予想を上回り
竹内結子がとっても合っていて良かった。
大竹しのぶは話題性はあっても
他の人のが良かった!
とは言え他の吹き替えも概ねgood!
しかし全体を長く感じさせる
ドリカムのオープニング(@_@)
おまけの短編も良く出来てるのに
それすらもいらなく感じさせる。
最近 日本のスペシャルエンディングとか
オープニングとか辞めて欲しい。
余韻や 始まりのワクワクを
潰してしまうから・・
ありがとう。自分の感情に向き合う勇気をもらえた。
男一人で行ってきましたが、家族連れ、カップルに挟まれる中上映中に二度も泣いてしまいました。。。
感情を伴った思い出こそ本当に素晴らしい宝物だなとこの映画に改めて教えてもらいました。感動だけではなくピクサーらしい誰にでも共感できるわかりやすい笑いが、ちりばめられていていや~最高でした!また映像、見せ方がきれい!創造的なアイディアで表現されたアート空間に引き込まれる。
しかし話の展開、ゴールがはっきりしている分、それだけ見てしまうとただ女子がホームシックになって、家出未遂、心の中は空っぽ。。。みたいな感じでつまらないかも。
カナシミが持つ共感するフィルターを通すと、映画の物語と今までの自分の物語がリンクして、涙が止まりませんでした。思い出、その時に感じた感情の尊さをこの映画に思い出させてもらいました。
僕はこの映画を見てまた明日から、素敵な思い出ができるように頑張ろうと勇気をもらえました。
内容について(私なりの理解、感想)
ライリーは生まれ育った街を離れ、サンフランシスコに移り住む事になる。ライリーはヨロコビを大切にしている女の子であり、ビビリ、ムカムカ、イカリ、そしてカナシミを必死に抑えようとする。クラスでの自己紹介の際にこみ上げてきたカナシミを抑え込もうと葛藤するが、無理に抑えようとするあまり、大切にしていたヨロコビ、思い出も制御室から失ってしまう。そして大切にしていたはずの思い出(の街)は次々に崩壊してしまう。
更に昔は色んな空想をして遊んでいたビンボンと一緒に最も大切にしていたヨロコビも完全に失いかける。
このビンボンを消滅させる演出を嫌う人もいるけど、この演出はキャラクターの心情レベルでみると自己犠牲の精神が、レイリーの心情レベルでみるとライリーの成長(=過去の自分との別れ)過程、そして思い出は非常に尊いものであるというメッセージまで含めた効果的なシーンではないかなと思う。
最後は否定し続けていたカナシミ受け入れ、ヨロコビと一緒に制御室に戻ってくる。ライリーは大きなよろこびの思い出がある分、
大きくなって堪えていたカナシミを両親の腕の中で解放させる。カナシミを受け入れることで本来最も大切にしていたヨロコビを取り戻す。
ピトー・ドクター監督は感情はその人の個性の源であり、自分の中の全ての感情を認めることの重要性を教えてくれたのだと思う。感情から目を背け、無理に押さえ込めば、自分が本来大切にしているものも忘れ、失いかねず、素直に感情を認め、折り合いをつけることで人の成長があるということ言っていたのかな?
おやじながら、感情に感動、
高校一年生になった娘と2人で観に行きました。
喜びJOY のあまりに仕切り過ぎとか、悲しみSADNESSの余計過ぎるドジ具合とかに、イラッとか、シラッとか、前半「イマイチなのかな~、」と思ってしまう部分も、。でも、感情の意味を考えさせられ、人それぞれ、時期で変わるのか、リーダーや出しゃばる度合いのバランスに違いがあり (お父さんやお母さんの感情リーダーが違うのに「へ~⁉」) 、人の心や思い出、価値観の違いとかはそんな所にあるのかな~、と感心。
中盤から終盤は、こそっと涙拭いながら泣かされてしまった。
隣の娘は、グズグズ鼻をすすっていて、終わってから「感動した~!すっごく良かった!」。
娘が、人の喜びや悲しみに共感出来る心に育ってくれている事が、とても嬉しく感じる事が出来ました。
是非、小さなお子さんに観せて上げて下さい。
感じ方は、人それぞれとは思いますが、とても良い映画と思います。
期待外れ・・・
日本語吹き替え版しかやっていなかったのですが、案外吹き替え版の評判も良かったので観てみました。
吹き替え自体は何の問題も無しです。
しかし、開映時の歌と映像は何?
オモシロなさにびっくり。ながいし・・・・
これで台無しですね。
お話自体はお粗末。
これまでに無いほど、奥が浅い。
誰を対象にしているのか?
幼稚すぎるが、幼児には難しい内容だし?
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