劇場公開日 2013年11月16日

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「コメディ色強めなパチーノ」ミッドナイト・ガイズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コメディ色強めなパチーノ

2016年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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序盤のコメディロールなA・パチーノの戯け具合が何とも滑稽で笑えない。

パチーノにC・ウォーケン初共演で楽しみにしていたが荒い演出に突っ込みどころ満載なストーリーで名優二人に追っついていない監督の手腕!?

シリアスに重厚な人間ドラマにも出来た筈なのに敢えてのコメディ路線で成功はしてないのでは。

でもM・コルレオーネ/T・モンタナ/C・ブリガンテや「フェイク」でのレフティとマフィアなギャングのパチーノ好きには今回のヴァル役は堪らない筈だし共演にウォーケンってのがまた渋過ぎる。

特にウォーケンの役柄が静かに優しさ溢れて調子モンのヴァル(パチーノ)を見守り孫への想いなど物凄く好感が持てて演技が素晴らしい。

ラストの銃を抜く二人が格好良いし銃撃の結末を描かずに終わる演出は潔くてシンプルで良い。

まさかコノ二人の共演が観れるとは思わなかったし役柄も年老いたギャングで内容に難癖付けるのがそもそも間違っているし観れて幸せだ。

万年 東一