劇場公開日 2015年3月7日

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「ひたすら不快な映画です。時間の無駄かも。」正しく生きる Bell_rayさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ひたすら不快な映画です。時間の無駄かも。

2018年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レンタル店でふと目に止まった。岸部一徳は好きだし、あらすじを読むと70年代の「太陽を盗んだ男」のような作品かと思い期待を込めてレンタルした。

非常に不快な暴力的場面が連続する。不快な場面ばかりで構成されている。繰り返される児童虐待の場面にはたまらず目を覆った。演技も撮影も素人っぽさを強調しているのか?そのため映画の暴力シーンとして見ることが難しく、生々しさがただただ不愉快だった。

東日本大震災から受けた衝撃、混乱や虚無感などが制作の原動力なのだろう。登場人物各人の断片的な物語を並べ、少しずつ接点をもたせ、最後に何か大きなうねりを生み出そうとしたのかもしれないが、「・・・で?」。漠然とした不安や不信を描くのは難易度が高い。まったく伝わってこなかった。
柄本明の役柄がなかったら、なんの話かも分からないだろう。

雑です。
女の子が突然嘔吐して傍にミカンが…の場面には失笑しそうになった。

「今こそ日本人に問う」みたいなことをやりたがってるのは分かるけど、それほどのレベルの映画ではないなと思う。人には勧めません。

Bell_ray