サイド・エフェクトのレビュー・感想・評価
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薬の副作用にスポットをあてつつ
丁寧に伏線回収。ラスト30分のジュードロウのイキイキとした様子が良かった。あのオデコで、かっこよく見えるから不思議。
キャサリンゼタジョーンズの妖しさも良かった。
Lux Super Rich!
うつ病になった若妻に新薬を処方する精神科医。 しかし、うつ状態が全...
うつ病になった若妻に新薬を処方する精神科医。
しかし、うつ状態が全て演技だったと。
若妻のプロ顔負けの演技力にすっかりだまされた。
車にエアバッグが装備されていても、ブレーキをかけずに壁に激突するなど、まともな人間にできることではない。
また、顔色一つ変えずに夫を刺殺し、何事もなかったかのようにベッドで眠りにつくだと?
最後のどんでん返しは爽快だった。
豪華
キャスト。ジュードロウの精神科へ、ある日自殺未遂の女が訪れ。
セタジョーズとルニーマーラー。薬の副作用の話、殺人、復讐。チャニングテイタムも少しでてます。まあね、原作あれば本の方が面白いかも知れない。皆途中まで自分も騙されたけど、作品が薄い感じ、ソダーバーグなのに。
この患者さんが精神を病んでるという事は間違いない。 しかし心神喪失...
この患者さんが精神を病んでるという事は間違いない。
しかし心神喪失や心神喪失ではない。
上記の2つで刑事責任能力が問えないとか、部分責任となるのは
判断通りに行動することができないからであって、
殺そうという意思・判断により、行動できるのは
心神喪失や耗弱ではありえない。
こういう身勝手で人を殺すことができる者ような「病んでる」者が
刑事責任を免れる対象とされるなら、怖ろしい世の中になるだろう。
それでも弁護士は どんな奴に対しても、この心神喪失を主張するのは
困ったことだと思う。
まあ、今回は刑で裁かれるより酷い「精神病院への収監」となった
わけで、因果応報となった。
この結末からも思うことだが、
心神喪失=無罪ではなく、
心神喪失=厳格な病院収監とすべきでは?
本来の罪の程度も踏まえて収監の最短年数を長めで縛ると
心神喪失を免罪符に法の網をかいくぐろうとするやつも減るのでは?
(ちょうど何十人も焼き殺した事件の裁判をやってるが、
弁護側は無罪の主張。時間稼ぎだとしてもイカレてる。
こんな理不尽はいい加減にしてほしい。)
色んな意味でちょうどいい
70点くらいかなーと思ってたら75点だったから得した感じ。
難しくないのが良いです。
楽しかったです。
あと、ヒロインが好みだと鑑賞のモチベーションがガン上がりますね。
前半のアレに関する描写が非常にリアルで感心したんだけど、一点だけ明らかに表現として嘘をついてるのが勿体無い。『ブラックスワン』の主観と客観問題にも通じる処があるかな。
彼女:ちょっと難しかったー(´・_・`)
彼氏:そう?あそこはこういう意味でね……(ドヤ
みたいな感じになれるのでデートムービーにオススメです(適当)
【”詐病、そして綿密に計画された復讐。”抗精神薬の副作用は如何に彼女をコントロールしたのか、しなかったのか・・。】
■精神科医・バンクス(ジュード・ロウ)は、うつ病を再発させたエミリー(ルーニー・マーラ)に新薬アブリクサを処方した。
だが彼女は薬の副作用で【夢遊病】になり、さらに彼女を鬱にした事件を起こした夫マーティン(チャニング・テイタム)を刺し殺してしまう。
主治医の責任を問われたバンクスは独自の調査に乗り出す。
そして自分を陥れようとする影の存在を感じ始める。
◆感想<Caution!思いっきり、内容に触れています。>
・一見、被害者であるように見えるエミリーを演じた若きルーニー・マーラの演技が、怖い怖い。
■キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じたヴィクトリア・シーバート博士の密かな愉しみと企み。
ー この年齢のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、余り観たことが無い為、途中まで気付かなかったが、成程ね。
若く美しいエミリーとシーバート博士はそういう関係だったんだね。怖い、怖い。-
<自分を鬱にした夫を巧妙な手口で、亡きものにしたエミリーは相当な知能犯である。それを、ギリギリ見破り彼女を再び施設に連れ戻したジュード・ロウ演じる精神科医・バンクスの執念の捜査と、ラスト、エミリーに対し、危険な薬を次々に勧めて追い詰めるシーンはナカナカでありました。
医療系、サスペンス・ミステリーという新ジャンルをスティーヴン・ソダーバーグ監督が開拓した作品である。>
女は女優なのよ
副作用のタイトルだけど、怖いのは薬ではなく女。
とにかくとんでもない。
頼む!ジュード・ロウ、反撃してくれー!
逆転の一手はないのかー?!
と祈るほどに翻弄されて落ちていく主人公。
社会的な信用も女の涙と嘘には敵わないのか?!!
「主人公が正しいことを言っているのに、それを周囲の人が受け入れない...
「主人公が正しいことを言っているのに、それを周囲の人が受け入れない状況」は最も嫌いな展開の一つ。
またルーニーにやられてしまったのだった
ショーン・コネリーの追悼でやっていた『エントラップメント』を見ていてキャサリーン・ゼタ・ジョーンズに釘付けになり彼女の作品を探していたらルーニー・マーラと共演しているではないですか
どんな作品かも知らずに見始めたら、ルーニーが鬱でとても辛そうなので見るのをやめようかどうしようかと思っていたら何やら……
ルーニーを最初に見たのは『ドラゴン・タトゥーの女』だった
とんでもない女優が現れたものだとその時思ったのだった
彼女から目が離せないなと思ったのだがアッサリすっかり忘れていて今この作品を見てさらに衝撃を受けるのだ
やはり只者ではない、ゼタ・ジョーンズを追いかけてたはずだったのにまんまとルーニーに持って行かれた感は否めないのであります。
やはり映画は何も知らずに見る方が何倍も楽しめますね
色々な見方があっていいと思います、フォレスト・ガンプがチョコレートの箱に例えていましたが私は弁当箱のようだなと思うのです
食べ物に好き嫌いがほとんど無いので開けるまで何が入っているか分からない事が楽しみでありません
ただし開ける前までは予想せずにいる事が大事だと思うのですよ
期待しすぎると良くないでしょ、知らない事がいいことも世の中にはあるのだと私は思うのですよ
『スティング』なんて知ってから見たら台無しだからねー
サイコと法廷と・・・
処方した薬により発生した殺人事件で矢面に立たされる精神科医の苦闘を描く物語。
サイコサスペンスと法廷サスペンスを併せ持った作品。
鬱病を患った女性の描写が秀逸です。仕事の関係で、鬱病で休職した人たちと係ることが多くありました。それだけに、本人は元より、周囲の人たちの苦労を思うと身につまされます。
さて、ストーリーの話。処方した薬により心神喪失状態に陥った患者が夫を殺してしまったことにより、矢面に立たされる主人公。湧き上がる疑心と、それに対しての周囲の冷たい視線・・・八方塞りになっていく様子は閉塞感があり息苦しさすら感じられます。
それだけに、ラストの展開はカタルシスを感じられるもので良い印象を持ちました。
ただ、法廷サスペンスとして考えると、法廷シーンはチープに感じられたのが残念なところ。また、展開も有り勝ちで、驚きの点では高い評価は難しくなりました。
評点は3.5にしました。
副作用
薬の副作用にテーマをあてた映画のようで、まさかうつを演じてたとは思わなかったが、中々難しかった。
終わり方的に、なんでエミリーは逮捕じゃなくて精神病院なんだろう?
殺意を持って夫を殺したんだよね??
すっごい静か
ジュード・ロウとルーニー・マーラ二人が主人公の様な感じで
ちょっと感情移入がしにくかった。
ジュード・ロウを主人公にするなら罠にハメられた精神科医が
真相を暴き出すって言うのは展開をすればよかったし、
ルーニー・マーラを主人公にするなら悪女っぷりに焦点を
当てればよかったけど、物語がどこに向かうのか見えず
どっちにも肩入れできない感じでストーリーを追うだけになって
しまった感がある。
ルーニー・マーラが夫を殺害する動機も弱いし、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズが株市場を操作するのも
展開が唐突な気がした。キャサリン・ゼタ=ジョーンズと恋仲とか
市場操作でいくら儲けたかしらないけど、1億とかは行かないでしょ?
仮に1億以上儲けたならそもそも金持ちなわけでそんな危険を冒す意味もないよね。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズの動機も弱いと思う。
前半のルーニー・マーラのかわいそうな感じが一変して
悪女になるには中々良かったとは思うので、そこを活かして
弱々しい系悪女にもっと活躍してもらいたかった。
全体的に静かでちょっと眠くなる。。。
「病気」と「異常」は別物。
偏見を助長しそうで不愉快 (ブチっ!!!)。
けれど、役者の演技と、娯楽作品としては堪能できます。
ん””” ジレンマ ( *´艸`)。
役者は熱演。すばらしかったです。
特に、ル―ニ―マーラーさんの壊れっぷりが凄かった。
「私は病気じゃない」って叫ぶけど、十分異常だよ。
薬の副作用がキーワードの話。
副作用による殺人。責は、処方した医者にあるのか、患者の病理にあるのか。製薬会社の陰謀…てな感じの宣伝につられて視聴。
副作用の問題、薬漬けになっているアメリカの精神医療に切り込んだ作品かと勘違いしてました。
違うじゃん!!!
『オーシャンズ11』でも見せた、幾つもの伏線が、縦糸横糸、絡み糸が思わぬ方向からより織られて一枚の作品になっていくところや、強引だけれど、これでもかと畳みかけ、息をもつかせぬ迫力で展開する演出 + 映像美はお見事!!と唸りたくなるし、鑑賞後は軽い興奮を覚えます。
でもね。
実際は(日本では)こんなふうにはならないと思うけどね。
罪が副作用もしくは病理に関係あるのかとなれば、裁判で本格的な精神鑑定が導入されるのではないか。本格的な精神鑑定をするなら複数の人(鑑定する精神科医と、テストを施行し解釈する心理士)が関わるし。その鑑定を元に裁判で検察側、弁護側が傍聴人、今なら裁判員も?を前に、時に主治医以外の専門家が呼び出されて、論戦繰り広げるし。場合によっては、検察・弁護双方から、それぞれが依頼した別の人が施行した精神鑑定が出てくる可能性もある。㊟1
となれば、これだけ世間の注目を集めている裁判ならば余計に、この映画のような展開にはならないと思うけど。
(㊟1:ラパスさん版リスベットの『ミレニアム3』では、リスベット側の弁護士が、検察側とは別の精神鑑定書を出そうとして、リスベットに拒否されて困っていたから、日本だけではないと思う)
入院だって、病棟から人権委員会(だっけ?)に電話かけられて、訴えられるし。日本では。
殺人でさえ、司法取引が成立する。怖い国ですね、USAは。
そして、裁判以外の点でも、エミリがクリニック以外に押しかけてくるようなら、単なる鬱ではなく違う病名が頭に浮かび、普通の精神科医なら治療方針を見直すと思うけどな。
さらに重要なのは、新薬を使うのなら、ちゃんと文献チェックしてから使うべきではないか。インターネットで出てくる程度(しかも新薬のHP!!!)もチェックしていないなんて、なんて医者だ。
困った副作用が続いている時点で同僚に相談もしていない(スパーヴィジョンやケースカンファレンスを受けていないし)。以前の主治医には相談には行っているけれど…。
周りの意見に耳を傾けることをしていなかったから、周りが離れていった?
自業自得じゃん。
製薬会社からのリベートや、処方した診療報酬で暮らして、ちゃらんぽらんに診察している傲慢精神科医ならあり得るけど、生真面目に治療に当っている医師とは思えない振る舞い。
社会現象にも関心持って、精神医療・薬剤会社の問題点を下書きにスリラー作ったつもりなのかもしれないけど、ちゃんとリサーチもせずに、アイデアだけで話を組み立てたようで不愉快。
なのに、エンターテイメントとして観ると面白いんですよね。役者の演技も見応えあるし。
(え?でもこれって、それこそ嘘を真実めいたもの見せかける手法にも繋がる…オーシャンズのように。それこそ、怖”””””!)
とりあえず☆2.5付けたけど、ジレンマの起こる映画です。
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