劇場公開日 2013年5月11日

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「2作目で早くも安定した定番の味が出てきた」探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 ローチさんの映画レビュー(感想・評価)

3.52作目で早くも安定した定番の味が出てきた

2017年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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シリーズ2作目で大泉洋と松田龍平のコンビも安定感を増して、「待ってました」と言いたくなる定番感が出てきた。よほど相性の良いコンビなのかもしれない。

愛憎スキャンダルと政治家という組み合わせなので、わかりやすい悪のいる物語かと思いきや、誰をも憎みきれない味わい深い余韻を残す作品となっている。勧善懲悪でないので爽快さには欠けるが、酸いも甘いも噛みしめる大人の男のドラマとして魅力的だ。

公開当時タイムリーな原発問題、そして顔の見えない市民の、善意による暴力など、社会問題にも目配せしているのは前作にはない要素。政治家を守ろうと勝手に立ち上がった市民たちは、マスクで顔を隠している時はとても強気だが、マスクを取られた途端弱気になって謝りだす。まるで匿名の時だけ強気なネット民のようだ。

杉本穂高