ピンクサロン 好色五人女

劇場公開日:

解説

ストリッパー、人妻などの女達がピンクサロンのホステスとなり、転落していく姿を描く、井原西鶴の「好色五人女」をもとに映画化したもの。脚本は「オリオンの殺意より 情事の方程式」のいどあきお、監督は「人妻集団暴行致死事件」の田中登、撮影も同作の森勝がそれぞれ担当している。

1978年製作/94分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1978年11月3日

ストーリー

手入を食ったピンクサロンの店長、元伍を開店屋の井原は警察に迎えに行った。元伍と井原は再起をめざし、ストリッパーの万子、サラ金の返済で苦しむ人妻ツル、ルミ、サナエ、ナナをホステスとして集めて開店するが、場所が悪く、客足はサッパリだった。閉店後、女達には普通の生活が待っている。ツルは夫と絡み合い、ナナは過激派の学生とむさぼり合った。客の不入で、元伍は「ソープランド」サロンに衣替えするが、また手入を食い、今度はヤケ気味で「長襦袢」サロンを開く。そして、残ったホステスは五人、「好色五人女」の誕生である。しかし、何をやってもうまくいかない元伍は、東京を離れ、雄琴に行く決心をする。女達もそれぞれの人生にやり切れなさを感じ、ついて行った。マイクロバスで東名をまっしぐら、途中のドライブインで、トラックの運転手達と乱痴気騒ぎ。琵琶湖に着くとミツは、惰性で生きてきた自分に虚しさを感じ、知り合った老人と心中してしまう。ミツの死は、女達の心に隙間風をふかせ、ツルは夫のもとに、ナツは恋人のもとに去って行った。しかし、ツルは夫の浮気にショックを受けて自殺してしまい、ナツも恋人と一緒にヤクザに殺されてしまった。残された元伍、ナナ、万子、夏子たちは、生きるすべを失い、マイクロバスを白バイが止めるのも聞かずに飛ばし、車の中で乱行を始め、ナナは過激派の恋人に貰った爆弾のタイマーをセットするのであった。

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