大西部への道

劇場公開日:

解説

A・B・ガスリー・ジュニアのピュリッツァー賞を受賞した雄大な叙事詩的小説をベン・マドウが脚色、「マクリントック」のアンドリュー・V・マクラグレンが監督したオレゴン・トレイル踏破の壮挙を描いた西部劇。撮影は、「騎兵隊」のウィリアム・H・クローシア、音楽はブロニスロー・ケイパーとマック・デイヴィッドが担当した。出演は「巨大なる戦場」のカーク・ダグラス「アルバレス・ケリー」のリチャード・ウィドマーク、「エル・ドラド」のロバート・ミッチャム、「捜索者」のハリー・ケイリー・ジュニア、ローラ・オルブライトほか。製作は「キャット・バルー」のハロルド・ヘクト。

1967年製作/アメリカ
原題:The Way West
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1967年8月12日

ストーリー

1843年、ミズーリ州インディペンデンスの町は「オレゴン熱」でわいた。おりから東部一帯には不況の嵐が吹き荒れていたから、人々が未開の土地オレゴンに豊富な資源が横たわっているという噂にとびついたのは当然であった。そんな時冒険欲にあふれた上院議員のウィリアム・J・タドロック(カーク・ダグラス)が、その土地へ移住するオレゴン・リバティ会社の幌馬車隊員を募集した。たちまち参加希望者は群をなした。そして4月、数100台の幌馬車をつらねて1000人あまりの開拓者たちが辺境オレゴンへ出発した。道案内役のディック・サマーズ(ロバート・ミッチャム)を除いて、参加者のほとんどが農夫であった。たくましい開拓精神にあふれた農場主のライジ・エバンス(リチャード・ウィドマーク)家族を筆頭に、マックビー(ハリー・ケイリー・ジュニア)夫妻と娘マーシー、新婚のジョニー、アマンダ夫妻などであった。チムニー・ロックを過ぎてから数日後、幌馬車隊はスー族のインディアンに出会ったが、サマーズの機転で無難にきりぬけたかに見えた。だがその時新妻の目をかすめて、若者たちの間で評判のマーシーとひそかに会っていたジョニーが、誤ってインディアンの少年を射ち殺してしまったため、事態は急変した。少年は酋長の息子だった。酋長は単身幌馬車にせまると、犯人の処刑を要求した。決断をせまられたタドロックは涙をのんでジョニーの首に縄をかけた。タドロックの背後では、ジョニーの妻アマンダの瞳が異様に輝いていた。やがて幌馬車隊が砂漠地帯に入った時、タドロックは10歳になる息子を失った。そんな時彼はエバンスの妻に言い寄って、エバンスとの間に心理的な対立を生み出した。上院議員の地位をかさにしたタドロックの傲慢さは次第に敵を作り、ついに私的な憤りをまじえたエバンスによって隊長の地位を奪われてしまった。そして幌馬車隊は最後の難関、断崖に直面、命綱を頼りに懸命な馬車や牛の荷おろしが始まった。最後にタドロックが命綱に身をまかせた時だった。突然綱は切れ、タドロックは激しい勢いで落下、絶命した。ジョニーの妻アマンダが復讐を果したのだった。新天地へ第1歩を踏み出す幌馬車隊を見送るサマーズの表情には、道案内を完遂させた安堵と無量の感慨が溢れていた。

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映画レビュー

3.0ミズーリからオレゴンへ

2017年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

上院議員(カーク・ダグラス)がオレゴンへの幌馬車隊を募集、ミズーリを出発する。
道案内人(ロバート・ミッチャム)と親分肌の男(リチャード・ウィドマーク)と衝突しながら、過酷な旅が続く。
途中、先住民と衝突したり、仲間割れの危機を迎えたり、試練の末に・・・。
これも西部開拓史。

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いやよセブン

3.0いい物語だが退屈な演出

2014年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

総合55点 ( ストーリー:70点|キャスト:60点|演出:55点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )

 ただのよくある無法者相手の銃撃戦ではなくて西部開拓の危険な旅路を描いたなかなか壮大な主題の西部劇だし、豪華俳優出演で撮影にも金もかかっていそうなのだが、どうにも古い映画だけあって演技も演出も古い。そのためか危険や苦難さがあまり伝わってこなくて、せっかくの主題が生かされていなくて残念。面白そうな出来事は起きているのにもかかわらず、観ていて退屈さを感じてしまった。登場人物の掘り下げ方も浅く、誰がどんな性格でどんなことを考えているのかもわかり辛く魅力に欠けていた。

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Cape God
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