大洪水(1926)

解説

有名なジョンスタウンの洪水を中心にして劇画化したもので原作はエドフリッド・A・ビンガム氏とロバート・ロード氏とが執筆したもので、「ひととせの命」「地と肉」等と同じくアーヴィング・カミングス氏が監督した。主役は「サンキュー」「アイアン・ホース」等出演のジョージ・オブライエン氏で相手役は新進のフローレンス・ギルバート嬢とジャネット・ゲイナー嬢で、アンダース・ランドルフ氏、ポールニコルソン氏、ポール・バンサー氏等が共演している。

1926年製作/アメリカ
原題:The Johnstown Flood

ストーリー

土木技師トム・オディはジョンスタウンの上手の貯水池の防壁が工事の疎漏のための不完全で修理しなければ決壊の恐れがあることを知り、驚いて貯水池所有者のジョン・ハミルトンに警告した。ハミルトンは金儲けのためには手段を選ばぬ男の常としてオデイの意見を鼻であしらって、相手にしなかった。オデイはハミルトンの令嬢グローリアンを愛していたがハミルトンは娘がオデイと親しむことを好まなかったので相思の2人はハミルトンがピッツバーグに商用で赴いた留守を機会に結婚することに決めた。2人の結婚式が寺院に於いて挙行されていた時町の少女アン・バーガーが馬にのって防壁が決壊したことを告げた。大洪水はジョンスタウンを襲った。勇敢なアンは人々に警告して走りまわったが彼女自身は犠牲となって溺死してしまった。オデイは花嫁グローリアと共に命を全うすることが出来た。彼らは破壊されたジョンスタウンの再建に身命を捧げたという。

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