劇場公開日 2013年4月27日

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「ダイハードへのオマージュ?」ラストスタンド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダイハードへのオマージュ?

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 メキシコ国境に近い田舎町ソマートンで平和に暮らす保安官レイ。副保安官は紅一点のサラ・トーランス、お調子者で都会に憧れるジェリー・ベイリー(ザック・ギルフォード)、そしてフィギー(ルイス・ガスマン)だ。町のダイナーに顔を出したレイはそこによそ者のトラッカー2人に声をかけ、何か怪しいと睨む。彼らはコルテスの部下であり、脱走したコルテス(エドゥアルド・ノリエガ)をメキシコに逃がすために国境である渓谷に橋を架けるという大胆な計画を立てていた。

 一方、シークレットであるはずのコルテス護送計画も大胆な犯罪者たちによってまんまと逃げられてしまう。そのFBIの指揮官であるフォレスト・ウィテカー。有能な捜査官であるのに、仲間に内通者がいることまでは気づかなかった。女性捜査官のリチャーズ(ジェネシス・ロドリゲス)を人質にとり、コルベットRZ-1というモンスターカーで逃走するコルテス。メキシコ国境へ向かっているのはわかるのだが、人質がいるので手荒な攻撃はできない。そんな道中、犯罪者たちは軍隊並の攻撃で包囲網を突破してゆく・・・

 ソマートンでは農場主のじいさんが惨殺され、脱走者が町に逃げ込みそうだという連絡を受けたレイはここが銃撃戦場になると確信。部下のジェリーが殺され、悲しみに沈みがちなところを自分たちで町を守ろうと決意する。仲間一人を失ったため、サラの元カレで投獄されていた男フランク(ロドリゴ・サントロ)を副保安官に任命、軍隊並のコルテス一味に対抗するため町の外れで不気味な武器博物館を所有するルイス・ディンガム(ノックスヴィル)も急きょ副保安官に任命したのだ。この即席保安官の活躍がなんとも胸躍らせる展開だ。

 どうでもいいアクション映画だと思っていたけど、笑いをとるキャラたちや、サラとフランクのロマンスなど、安堵感も与えてくれるサブキャラたち。カーチェイスも凄いけど、人質を装った内通者リチャーズや、どことなく『ダイハード』みたいな人間関係など、人間模様も面白い。「休日を無駄にさせやがって!」なんて、もろダイハードだなぁ。

 終盤は駐車違反の市長の車でとうもろこし畑を疾走するカーチェイス。即席の国境橋の上でのシーンは老齢ながらシュワちゃんのアクションが楽しめる。バックドロップなど、プロレス技も笑える。

kossy