アンダー・ザ・スキン 種の捕食のレビュー・感想・評価
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劇場で観てたら激怒していたかもしれません
不安を誘う音楽や、黒い液体に沈む映像、吸われて?皮一枚になる映像、スコットランドの森の映像など一部分を切り取ってみれば「いいな」「斬新だな」と思えるところはあるのですが・・・
話はさっぱり分かりません。バイクの男の人は仲間(地球外生命体)だったんでしょうか?別にいなくても物語は成立しているような気がしますが。思わせぶりに何度も出てくる割に絡みがないので消化不良でした。
あと、最後のスキンを脱ぐところが安っぽい(ここはお金使うとこでしょ!)。
そしてスカーレット・ヨハンソンの裸が予想外にイケてなかった・・・
重く厚い雲に覆われ
重苦しい空気と不気味なBGMの中、淡々と目的を達成していく主人公。
表面的な繋がりだけに終始すれば良かったのに、相手の心に深く入る事を知ったばかりに…。
人の心まではそう簡単に奪えないのです。
何を面白がればいいのかが理解できない作品
種の捕食というサブタイトルがあるので、宇宙人みたいなのが、人間に化けて人間を捕食してんだろうな、って思えるんですけど。
なんともパッとしない内容で、つまらないです。スカーレットヨハンソンの全身ヌードが見たければいいかもしれないが、それほどエロを押し出したものでもないので、見ていて逆に気持ち悪い。
最終的に、彼女は人間になりたかった、ってことなのかなあと思います。
意味が分からないというあなた…
セリフもあまりなく説明もほとんどなし。意味を見いだそうとすると、さらに深く分からなくなっていってしまう。
スカーレットヨハンソンの全裸が見られる。という触れ込みでこの映画を身始めたあなた。そう。あなたはすでに捕食されているのです。気づかないうちに黒い液体の中を漂っているのです。
なんの意味も分からないままに。
100円レンタルで良かった。
スカーレットが好きな人は、まあ我慢できるかな?
彼女のフルヌードが見れるから、それぐらいしか
この映画の見所がない。
SFならそれなりに納得される筋立てにして欲しい。
見ていて面白いと感じなかった。
LUCYで彼女のことは結構気に入ってたので
期待したが、この脚本では演技以前でしょう。
こんなふうに解釈してみました。
スカーレット・ヨハンソンがヌードに!ということで話題になった映画でしたが、映画.comの平均評価は2.7、レビュー欄を見ると「抽象的」とか「意味がわからない」とかいった感想が批判的に書かれているのが多いようです。
僕も序盤は思わせぶりな音楽(?)や、「どや!オシャレやろ!」と言いたげな映像が鼻についたりしましたが、トータルではなかなか良かったなと思いました。
ちなみに僕はこんなふうに解釈してみましたよ。
まず、この映画の主人公を、例えば「援交をする女子高生」に置き換えてみたらどうでしょう。するとけっこう最後まで違和感なく展開が受け入れられるかと思います。
スカヨハ演じる主人公は、エイリアン。人間の営みが、まだよくわかってません。
教えられたか学んだかは不明ですが、「女の肌」をエサとして、男を食い物にしていきます。
男たちは滑稽なくらいにホイホイ寄ってきて、彼女はそいつらを骨抜きにしたり、頭を痛くさせたり、時には子供(家族?)を泣かしてしまったりもします。
そんななか、いつものやつとは違う種類の男と出会い、初めての戸惑いを覚えます。
また別の男に優しさを与えられ、それに応えようともしてみますが、そのためには「異物」を自分の中に受入れなければいけないことに驚き、逃げ出してしまいます。
その次に出会った男も親切そうではありましたが、やはり気づけば「女の肌」が目当てのゲス野郎でした。
そんなのヤダ!と本当の自分があらわになってしまった途端、男は豹変して自分を攻撃してきます。
「女の肌」によって人を傷つけてきましたが、その「女の肌」のために自分も傷つけられてしまいます。
その悲しさを知るのと同時に、燃え尽きてしまいます。
その煙は誰に見られるでもなくひっそりと空にのぼっていきますが、
降ってくるたくさんの雪に混じってまた、地面に落ちていきます。
その雪の粒の数くらい、同じようなことが、世の中には積もっているのかもしれませんね。
…というお話のように、僕は解釈しました。悲しいお話ですね。
冒頭で涙がポロリとこぼれた女性の屍体が、人間であれエイリアンであれ、きっと同じようなよくある境遇の女だったと考えると、より「繰り返し感」が増して切ないです。
その解釈が「読解として正解かどうか」は映画評論を仕事とする人達にお任せするとして、
その解釈が「自分にとって知恵や元気をくれるメッセージ」となれば、その映画を観るのに使ったお金や時間は、充分にモトを取ったんじゃないかと思います。
意味の理解が正解かどうかをゲーム的に楽しむのも、ひとつの映画の観方ですが、
映画の意味なんて、自分のいいように「付けてしまう」くらいでもいいんじゃないかと思いました。
スカヨハ目当てに観たら、大怪我する。意味深、意味深が続き、終盤にき...
スカヨハ目当てに観たら、大怪我する。意味深、意味深が続き、終盤にきてようやく設定を理解し始める。最初に死体として出てきた女は、スカヨハの仲間なのかと。
観た後にいろいろと考えて、理解するために見直すと良さげだけど、音楽が気持ち悪かったので、しばらく放置。
すべての男は消耗品である
ヒッチハイカーを狩る女の話。
—
まるで消耗品のように、次々と狩られていくヒッチハイカーの男達。
居なくなっても誰からも探されない。代替可能な労働者。
搾り取られた後の用済みの姿、哀れで可笑しい。
そういった可哀想な立場なのだが、あまり気付いておらず、最後まで呑気。
—
狩る側の、女も消耗品である。
男を釣り上げる餌は、女の美しき外見・外側。
それが綻びたら、それこそ用済みで、焼却される。
女は、あることがきっかけで自我に目覚め、「私の外側ではなく中身も愛して」となるわけだが、外側で勝負してきた女の中身(under the skin)は、空洞で真っ黒だ。外皮があってこそである。
—
消耗品な労働者。消耗品な女性性。
そういった社会的というかジェンダーな問題提起。
原作にもその要素はあったが、映画の方がより鮮明に付け足されている。
映画冒頭、ハイウェイ沿いに打ち捨てられた無名の女が出てくる。
彼女は、狩る女(S.ヨハンソン)の前任者なのか、普通の地球の女なのか。
どちらにしても、他にいくらでも代わりが居て捨てられた消耗品の無惨な姿。
映画の途中にも「地球の女たちも、お化粧して外側を磨くことにかまけているけど、それで良いの?」的な、わかりやすいフッテージが差し込まれている。
(個人的には、もっと色んな事をぼやかしても良かったのでは?と思う。)
「ジェンダーなSF」。
面白くなさそうな、観る気を削ぐような、まとめ方になってしまって申し訳ないが。こういった主旨の映画で、S.ヨハンソンが全裸になって美しいけれど、全くエロくないのは、当然っちゃ当然であるなあ。
—
ミッシェル・フェイバーの原作は、男を食用として狩る、何ともスプラッターな印象だった。
その雰囲気を一変させた映画の作り方が面白い。
特にサウンドエフェクト(街の音とか)がイイ。
本質的にはスプラッターな話を、殆ど血を流さずに成立させていて、なおかつ不穏な所がイイ。
枝葉末節を刈り込んだシンプルな構成ながら、アドリブを多用した映像のディテールが生々しい。
自然の雄大さは、原作を引き継いでいる。
消耗品な人々に相反するような自然の力強さは、美しくも残酷に感じた。
ジョハンソン
とにかく意味がわからなかった。
一応おおまかな言いたいことはわからなくはないが、とにかくすべてが曖昧で正体も意図も不明瞭。
だが映像とスカヨハは美しく、「あー、今映画を見ている」と感じさせられる作品だった。
けど私の乏しい感性ではこれを手放しに誉めることはできないな。
一つだけ、自由席で比較的空いてるのに私の隣に座ってきた一人鑑賞の美女に声をかけようかどうか迷って結局かけられなかったのが心残りである。
いや、だから全部ひっくるめてつまんねー
オンリーゴッドを観た後も思いましたが、抽象的な映画にするならリンチ監督くらいしっかり筋を通して欲しい。こんなに浅い内容ならエンタメに走ればいいのに。
ほんとあっさい内容でした。
引き算の魅力。
挑戦的…いや寧ろ挑発的な、久しぶりに骨のあるSF作品。
骨が有り過ぎて、好き嫌いはパッキリ分かれるだろうけれど。
個人的にはかなりオススメしたい。
「アート映画」と言っても過言ではないスタイリッシュな映像のつるべ打ちに。
「何故?なんで?」なんて疑問に説明らしきものは一切無く、それどころか台詞も殆ど排除。
此方の想像力に全てを投げるかのようなフルスイングが心地良かった。
分かっているのはスカヨハが捕食者で、何故かそれに協力するバイカーがいるってことのみ。
うん、こう書くと酷ぇな…笑
ともあれ、SF好きなら一見の価値アリ。
但し、決してデートに使うこと無かれ!な一本。
あ、スカヨハは思ってたより脱いで無かったです。
人間って。。。(はあ、ため息)
はっきり言って、地球外生命体とか、侵略者とか、いきなりポスターでネタバレしているが、そこでまず興はそがれる。
おそらくは、映像表現やセリフが極端にないからの、観客への配慮なんだろうけど、申し訳ないが、そこまでしてもらう必要は全くない。
一切の情報を得ずしてみても、ほぼ理解できるはずだ。
「アンダー・ザ・スキン」
タイトルから感じられることは、
「中身」
ということだが、まさしくそういう映画だった。
最初の神秘的な映像から、「2001年宇宙の旅」という人がいるようだが、不穏な音の使い方と、その色遣いはむしろ、70年代のイタリアのオカルトムービーの雰囲気に近い。(「サスペリア」とかではない方)
実際、全編にわたって、映像は美しい風景を美しい画像ではなく、70年代風の粗い画像で展開する。また、劇中現在が舞台、と説明があるが、登場人物並びに、衣装、髪型は、スコットランドの田舎風景というより、意図的に70年代風に統一しているようにも見える。
スカーレット・ヨハンソン演じる主人公は、バイタな格好で、プルンプルンの唇を強調し、夜な夜な男漁りにバンに乗って出かける。ひっかけるのは、一人でいる男だ。複数は相手できない、というシーンもあり、そこは笑える。
ひっかかった男は文字通り、底なし沼に取り込まれる。このシーンの男の表情がとってもよく、ああ、まあいいか、みたいな朦朧とした顔をして沈んでいく。
ここから皮をプルンと剥かれる。
直接的な絵は、剥かれた後の皮だけだが、ぐちゃぐちゃなミンチ状態のものが、加工工場へ送り込まれる、というシーンがある。
単発で見るとそうでもないが、想像力を働かせると、とってもグロテスクな行為が行われていることがわかり、かなり怖い。
そんな仕事を繰り返す主人公だが、あるとき、顔面病気のブッサイク青年を図らずともひっかける。しかし、当然のように、主人公は顔面病気青年に対し、全く普通の青年のように扱う。
そりゃそうだ。グチグチのミンチにすれば、「中身」がほしいだけなんだから。
ところが、同情心か、それとも「やっぱブサイク劣性遺伝子じゃん、こんなの食えねえよ」と思ったのか、こいつを逃がしてしまう。
まあ、ヤツにしてみれば、同情するなら、ミンチにして、っていうのが現実だろうが、さすがエイリアン、人間の気持ちが分かっていないのが素晴らしい。
それを境に主人公は「人間の女性」ばかり見るようになるのだ。自分は男をひっかけるための外見として、最高の外見の女性として活動しているが、その本質は何なのか、と。
人間の女性の、男をひっかける以外の行為として、ケーキを食うこと。そして、ひっかけて、ミンチにするのではなく、実際に男と「愛し合うこと」。
しかし、いずれも主人公の「中身」はそれに適応できる存在ではなかった。主人公の股には、それを受け入れる機能もない。
ところが、最終盤、股に対する自尊心、恥じらいが生まれていることが分かる。
ラスト、皮を脱いだ主人公は、あっけなく死んでいく。
まあ、正直、ありふれた内容で、地球外生命体が、人間になりたかったわけでも、セックスを知りたかったでもなく、
「人間って中身を見ずに、外見ばっかり観るするのねえ」
からの
「人間ってセックスしか興味がないのねえ、さっさと工場に送ればよかった」
とエイリアンががっかりしながら死んでいく映画。
これをセリフなし、映像のみで語っているだけなので、ほとんど深みはない。ただ、さっき言ったが、直接的な表現はないが、捕食の目的が相当怖い。70年代風イタリアオカルトの雰囲気と重なり、世界観はかなりSF。そこがとても面白い。
追記
一応触れなければならないのか?、ヨハンソンの裸について。
「キャプテン・アメリカ」が騙されたのか、「ルーシー」の時もそうだったが、モデル体型ではなかった。あるいは、子作り期だったのか、役作りだったのか。
まあ、どうでもよいけど。
雰囲気はよかった
ボディスナッチャーみたいな映画かと思ったらそういうわけでもないようで、ヘンテコな映画だった。
男が水のなかに入っていくところや水中で身動きとれなくなるような映像は面白かった。
意味は全体的にぼやかされており、さあ読んでみろと挑戦状を差し出しているような作りではあるのだが、全体的な魅力に乏しく、読み取る意欲が湧かないし、読み取れたところでそれほど面白さに加算されるところも無さそうだ。
そういう意味で偉そうにすんな、と思わされ、イライラする。読み取らせたいならもっと面白くしろよ。宇宙人かなんかなんでしょ。
スカーレット・ヨハンソンの裸は肉付きがリアルで生々しさがあって、健康的だった。あと、雰囲気はよかった。
裸だけでは...。
数年に1本、本当にどうしていいかわからないトンデモ映画に出会うことがある。いまは観る本数が減っていて厳選もしているので、そういう映画に出会う確率も減っているはずだが、ついに出会ってしまった。
ジョナサン・グレイザー監督は「記憶の棘」を手がけた監督というから、映画らしい映画を撮ってくれると思っていた。イメージショットから始まり、ときおりそのイメージショットが挿入される。これがまったくわからない。
予備知識なしにこの映画を観て、スカーレット・ヨハンソンが何をやっているのかわかるのだろうか。
「種の捕食」というサブタイトルがそれなりの助けになるのか。
スタイリッシュといえば聞こえはいいが、もう少し観客を喜ばせる何かがあってもいいのではないのだろうか。
ヨハンソンのフルヌードだけではいかんともしがたいし、ヨハンソン、思いのほかグラマラス。「アベンジャーズ」のときはもうちょっとそそるスタイルだった気がするが。
裸にひかれた僕が悪い。
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