劇場公開日 2014年10月4日

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「結末が全てを決定付けている」アンダー・ザ・スキン 種の捕食 素子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0結末が全てを決定付けている

2020年8月18日
iPhoneアプリから投稿

最初から最後の結末までのヒロインの変化が非常に印象深い。ヒロインの正体は最後になってようやくエイリアンだとわかる。慣れない人間生活、静寂に包まれる幻想的な世界観、とても興味深い映画だった。今作はいろんな解釈ができる。捕食シーンで強調される女性像、フェミニズムを反映しているように感じる。終盤で男性に感激し、しかし依然人間生活に慣れず、ケーキを吐くシーンが印象的。最後にレイプされるシーンでもやはりフェミニズム的思考か?最後に人間のスキンを脱ぐのは自分のアイデンティティをさらけ出せない現代社会への皮肉とも思える。
いろんな解釈を観客に自主的にさせることが狙いではないかと思った。抽象的だが、非常に余韻を残す個人的には傑作映画だと思う。

素子