劇場公開日 2012年11月23日

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「【綱引きって本気でやると、凄いスポーツなのだ!という事を、コメディタッチ(スポ根)で描いた佳品】」綱引いちゃった! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【綱引きって本気でやると、凄いスポーツなのだ!という事を、コメディタッチ(スポ根)で描いた佳品】

2020年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

 綱引きをやったことが無いという人は、少ないだろう。

 けれども、その奥深さを知っている人は少ないと思われる競技である。
 私も今作を観るまでは、”幼稚園の競技”としか思っていなかった。

 が、今作はそういった考え方を見事にひっくり返してくれる。

 大分市役所につとめる西川千晶(井上真央)はある日、市長から市のPRのため、ある特命を受ける。
 それは、”女子綱引きチームを結成せよ!”というモノであった。

 私は知らなかったのだが、平成元年に大分市に大分コスモレディースという造園業を営む女性たちの綱引きチームが結成され、彼女たちは”全日本綱引選手権大会”で何と6回優勝し、その他数多くの大会で優勝したほどのチームにまでなっていったそうな。
 今作は、そのチームを着想に製作されたとの事である。(パンフレット丸写し:ちなみにこのパンフレット、中々ユニークである・・)

 今作が面白かったのは、千晶の母が務める給食センターが廃止されるという話から、給食センターで働く職員たちで”綱引きチーム”を結成し、全国大会まで出場した場合には、廃止を撤回させるというところからの

 給食センターで働く女性たちの様々な生活背景が描かれている所である。

 夫々
 ・夫の失業のため(浅茅陽子)
 ・未亡人 で、夫の連れ子との関係に悩む・・(西田尚美)
 ・認知症の父親を介護のため (渡辺直美さん 体型を含め、非常に重要な役柄であった。)

 という家庭事情を抱えており、給食センターが廃止となると生活に大きな支障が生じるという、”火事場の馬鹿力エネルギーを出さないといけない”メンバーが綱引き大会に出場するというところからの、あの快進撃にコメディとは分かっていても、少し涙腺が刺激された作品。

<頑張らなければいけない女性たちの”踏ん張る姿”に笑いながらも、勇気を貰った作品でもある。>

<2012年11月29日 劇場にて鑑賞>

NOBU
れいすけ(休眠中)さんのコメント
2021年5月20日

こんばんは。あまり映画館で見る機会は僕は全然少なくて、やはり、実際に足を運んだ映画は良くも悪くも、その時の想い出を一緒に記憶しますね。特に人と一緒に行くとそうかなあ。そういう映画をあと何作見れるでしょう。誰かと映画に行きたいです〜。(^^ゞ

れいすけ(休眠中)
きりんさんのコメント
2020年3月11日

①「綱引き」大好きです。
僕が作戦を耳打ちしたチームは必ず勝つんですよ。
オリンピックに綱引きを採用すべきと思うのは、私の強い意見です!
あの単純さが最高なんですよね。そしてどんな貧しい国の人間でもロープ1本で選手団が作れます。

あと廃止してもらいたいのは「ピストル」ですねー。ライフルとかバイアスロンとかは、アウストラロピテクス以来「槍投げ」から繋がる“食糧確保の腕の魅せ合い”です。だからOKと思うのですが「ピストル」はね、ちょっと違うでしょう?人間を標的にする武器だから、五輪には絶対にふさわしくない。銃規制の波にも反する。
どうしてもやるなら非公開でと云いたい。

②他社の車に乗って怒られたNOBU さんたら(笑)

⇒「映画館チェック」を見ればどこのメーカーさんにお勤めなのか検討つきますが(笑)
外車ならいいんでしょう?

車と熟女好きのNOBU さんにオススメは、カトリーヌ・ドヌーヴの「危険な関係」です、
レビュー書きました。チャンスがあったらどうぞ。

長文失礼しました。
きりん

きりん