劇場公開日 2012年2月17日

  • 予告編を見る

メランコリアのレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

3.5地球を道連れにするような物語

2024年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

採点3.6
ラース・フォン・トリアー監督によるSF作品。
とにかくラースの内なる闇がそのまま投影されたような物語。
とにかく鬱陶しいほどの空気と、キルスティンダンストにシャルロットゲンズブールが素晴らしい。
結婚式と惑星衝突なんて組み合わせがもう面白いですよね。
結婚という一大イベントがどうにも虚しく、逆に地球滅亡を知ってから瑞々しくなる。
この明暗差を演じ分ける、キルスティンダンストにすごい魅せられました。
また良き姉のゲンズブールも静かな良い芝居でしたね。
何と言ってもクライマックスの惑星衝突の瞬間。ここでも姉妹の温度差がよく出ていて、健やかなキルスティンダンストと怯えまくるゲンズブール。
VFXの美しさも相まって、このシーンは本当凄かったです。
自分自身を終わらす為、地球を道連れにするような物語でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
白波

4.0全部見たぞ〜

2024年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この作品で、フォントリア作品制覇!
(次はキングダムに行ってきます)
これは好きな方の作品。
メランコリアは、登場人物が全員“不快”な状態だから
観る側のストレス値は高いけど
鬱状態を体験しているフォントリアーの描く鬱状態の主人公を演じるキルスティンの、演技が最高。
作り笑いのあと睨みつけてる顔とかがいい。

地球の終わりが美しく荘厳に描かれているのがフォントリアらしいし、このスケールの大きな話を
田舎の屋敷に住む裕福な一家だけの視点で描くのも好みだった。
美麗な星や空の、CG映像が今海外のアーティストや韓国グループのpvでよく見る質感や色味に似ている気がして、フォントリアの美的感覚って何テンポか先を進んでいるのかも、、、とか思った。

私はフォントリアーのうっすら俗世から浮いた感じのする、現実から薄皮一枚偽物っぽいCG使い好き。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
madu

4.0どんな話なんだ!!

2023年11月21日
スマートフォンから投稿

と思うけど、だいすきな一作。
落ち込んだ時に観たくなるし、
観たらまた落ち込んでしまうんだろうね。

とにかく、キルステンダンストと
シャルロット・ゲンズブールが最高でした。
もうゲンズブールはさ、もう素晴らしいよ。
この人をずっと観てたいよ、
そう思ってしまうほどの作中の存在感。

はー、良かった。
こちらまでキリキリと胸が痛む感じ。
結婚披露宴と惑星衝突の組み合わせって
なかなか無いよ。
でもどちらも大好物だし、喜んで観るのよね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
JYARI

3.0観たかった度○鑑賞後の満足度△ 忍耐を強いられる135分。強いられないのは睡魔。「鬱」というものを映像化したかったんだろうな、とうっすらと分かるけど鬱病罹患者にとってはこんな甘いものではない。

2023年7月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①名作といわれる『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は私の嫌いな映画十指の入るので、ランス・フォン・トリアーとはとことん相性が悪いんでしょうね。
②2時間も自分の結婚式に遅れたのに済まなそうな顔もしない花嫁。その後も花嫁に求められる必要最低限の笑顔はするが、それ以外は仏頂面の花嫁。そのうち花嫁なのに席を外すことが多くなり、結婚式に乗り気でないのがバレバレになってくる。はじめから鬱状態だった様。
ブチブチ文句垂れる俗物の義兄、みんなの間を駆け回って何とか収拾をつけようとする姉(キルスティン・ダンストとシャルロット・ゲンズブールはとても姉妹には見えないけれど)、若くて豊満な両ベティを両手にご機嫌なジョン・ハートの花嫁の父(だが、余計なことを言って元妻を怒らせる)、それに応えて結婚式の席上で「結婚なんて意味がない、こんな式なんて馬鹿馬鹿しい」と言い放つシャーロット・ランプリング!の母親、花嫁の自己チューにキレて顔を見まいとするウド・キアーがおかしい、等々いやもうこんなに気の滅入る結婚式は今まで出席者したことがない。でも他の出席者は楽しそう。なんで?
それに衛星(「メランコリア」)が地球に衝突するかも知れないことに対する心配や不安も全くないようだし。
③鬱病になると頭の上に黒い雲がいつも乗っかかっているような気分になる(実体験)。
地球に迫ってくる衛星(「メランコリア」)はその暗喩だと思うが、義兄は自殺し、一番平常心があったようだった姉は取り乱して泣き叫び、鬱病の妹は逆に微笑さえ浮かべてしっかりと最後を迎える。
“だってアタシもう経験しているもの”。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
もーさん

3.5地球の生命は邪悪

2021年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

オープニングのインスタレーションが素晴らしい予告ですべてであった…
ワーグナーも終始不穏で効果抜群!(同じフレーズだったけど)
怖いもの見たさで見てるのでまとわりつくイヤ感が快感になる
それにしても美しい庭と惑星…ため息

しかし
ラストには爆笑してしまったww
あんなぶつかり方するのかしらww

コメントする (0件)
共感した! 1件)
mamagamasako

4.0あまりも美しい生命の断末魔

2020年2月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.0
これほど世界の終末を美しく描いた作品があっただろうか。冒頭の美しいスローモーションの生命の断末魔。本作は地球の滅亡というよりも、この広い宇宙から、生命という概念が消滅してしまう事を描いていると感じる。
淡々と屋敷内だけで話が進み、惑星衝突にパニックになっていたであろう世間を描写しないので、見る側は主人公達の内面、また命の終結に気持ちを向ける事ができる。
生命は邪悪のモノ。滅びるべき存在という達観した価値観で、正気を保つ事が逆に出来てしまったジャスティンもとても儚く描けている。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カメ

2.0眠い

2019年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

フォントリアーの映画のテイストは嫌いではない。
内容はハッピーではないが、
深層心理をえぐり取った描写。
コロコロ変わるカット、手持ちカメラによる生々しさ。
今回は2時間15分と割と短くしてあるが、
台詞が少なく、場面も変わり映えが無く、
終始ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」のPVを観ている気分。

話の内容も絶望しかなく、
見ていてこんなに(精神も肉体も)辛い映画はあまりない。
これを‘名作だ!’と讃えられる人が羨ましい。
自分にはダメでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
クリストフ

3.0感じの悪い人物の描写100点!

2019年8月25日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

難しい

彗星、洋館、花嫁、馬、クラシック音楽に合わせて美しい影像が織り成す雰囲気映画

…が!この映画の本当のスゴさはそこじゃない
出てくる登場人物が軒並み感じ悪いのです
皮肉で言っているのではなく、ちょっとした仕草や台詞回し、照明の当て方やカメラワークで凄く上手く「ちょっと感じの悪い人」を演出しています
登場人物に感情移入して見てしまうとツラいのですがもう一段階俯瞰してみると演出や演技、小道具や美術面、作り手が一丸となって一つの方向を向いて映画を作っているなぁと感じる
良い作品です

コメントする (0件)
共感した! 1件)
バスト・ラー

2.5退屈すぎて笑う

2019年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

冒頭の五分だけで良い。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ありきたりな女

0.5敢えてやってるの、敢えて

2019年3月15日
iPhoneアプリから投稿

貴方は間違えていて、私は正しいの。
貴方には分からないだろうけれど、私には分かっているの。
けれど、それを世の為に役立てる気なんてさらさら無いの。
だって世の中は馬鹿ばかりなんですもの。
でも庭の外にいる私を抱きしめて欲しいの。
貴方の心労なんて興味ないけど。
ていうか、何にも興味ないけど。
はー、つらたん。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たろっぺ

4.5プロローグは惑星衝突前の静寂シーン以外はチャちく見えるけれど、後の...

2018年8月8日
iPhoneアプリから投稿

プロローグは惑星衝突前の静寂シーン以外はチャちく見えるけれど、後の雰囲気は好きだなあ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
平一

5.0美しい世界

2018年2月18日
スマートフォンから投稿

興奮

とにかく映像が凄く綺麗。主人公の女が地球に共鳴する様に不機嫌で、偏った意見だけど、生きていて不機嫌でいる方が素直な生き方な気がするときがあって、
そうゆう意味で見ていて救われるような映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kubatsuki

0.5間が長い

2017年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

何を言わんとしているかが分からなく、自分には不向きな映画でした。
結婚式が終わったあたりで耐えられず止めました…

コメントする (0件)
共感した! 0件)
pio

4.5スティール・ブレイカー

2017年6月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

瞬間の長い時間
幸福な結婚式
他者によって打ち捨てられたすずらんのブーケ
去っていく父と夫

オフィーリアの水葬
トリスタンとイゾルデ
スティール・ブレイカー

嘆く者、死と迎え入れる者、無垢なるもの

寓意に満ちた生が永遠の虚空を迎え入れる瞬間を待つ映画だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
外は雨

3.5メランコリア

2016年9月4日
iPhoneアプリから投稿

映像の美しさと内容の憂鬱さがたまらない作品。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ふう

2.5オススメはしない

2016年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

愛ではなく暴力を描く作品や、楽しさではなく悲しさを描く作品があるように、この作品は希望ではなく絶望を描く。おそらくこの作品を理解できるのは監督だけでしょう。彼の作品は大概その絶望を描く。難解な手法で。観る前からそれは分かっているし、観た後も、やはり訳が分からないし嫌な気分になる。でもそれは残酷な動画の再生ボタンをクリックしてしまうのに似ているのかも知れない。怖いもの見たさという言葉では説明しきれない、人の潜在意識にある死や絶望といった、日常では対極にしまいこんでおきたいタブーを少しだけ覗きたいという衝動に。
ところでシャルロットゲーンズブールの劣化は著しい。この劣化という表現を、人に対して使うのはあまり好きではないのだけれども、シャルロットフォーエバーとか生意気シャルロットとかを初めて観た時のことを思うと同じ女優とは思えない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たまるる

2.5ついていけなかったけど

2015年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

ただでさえ普段から難解で重たいテーマのLars von Trier監督が、自身も鬱を抱えながら撮った作品、そりゃ観てて疲れるわ。この作品はTerrence Malickの域に達したかとさえ思われるような神秘的で謎な話でした。綺麗だったけど、置いてかれてしまった感が半端じゃなかった。ただこういう作品にこそBlu-rayの意味はあるのかな。
この2人の主役女優、見た目も英語も全く違って全然姉妹じゃねーよとツッコみたくなりますが、やはり2人とも魅力的。特にKirsten Dunstに関しては第1部と第2部であまりにも別人になっており、彼女の演技力が光っていました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ちかし

5.0究極の終わり方

2015年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

冒頭のワーグナーでかなり満足なんですけれど、その後の長い展開もみごとなものだと思います。
ラース・フォン・トリアーの映画は、個人的には、好きな映画と嫌いな映画に二分されます。
ドッグヴィルを見て、もうこの監督の作品は二度と見ないと思ったものですけれど、これだけは見ておいてよかったと思いました。
この作品でもうすべてのこの世の中が無くなったことだし、もう彼は完結だと勝手に判断してしまいましょう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
SH

3.5気が滅入るよ・・・

2015年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

いやぁ、ラース・フォン・トリアー監督って、なんでこんなことを描こうと思ったんだろうね。この人って、なんかだいぶ変わってるような気がしますよ。実はむかし、むかしに『奇跡の海』を観て、その頃はなんだか基本的に悲惨な映画を見たなぁという感想であり、その後、なんとなく敬遠してきたんですよね、この監督。あんまり詳しくないですけど、なんか映画運動的なこともやっていたようだし、どうもその主義主張的な姿勢が重く感じられていたっていうこともあるのかもしれません。
それでまぁ、キルスティン・ダンストのファンということで、久々にこの監督の作品を見ることになったというわけであります。
で、確かにものすごくうまい監督なのだろうという感じはしました。ショットもキメキメになりすぎず、しかし的を外していない、なんかそうしたうまさを感じました。
でもさ、もう特にPART1がさ、気が滅入るっていったらないっすよ。なんだろ、この重さ。ラストシーンに何らかの希望を見出すべきなのかなぁ。なんかそれよりも結局、徹底的に人間が嫌いでしょうがないっていう感じが伝わってきちゃうんですよね。
この監督、確かにオリジナルなんだけど、さて、好きかと言われたら・・・って感じがありそう・・・ なかなか次の作品に手が伸びそうもないですわ・・・

コメントする (0件)
共感した! 0件)
チャーリー

4.5よかった!

2014年12月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

寝られる

ラースフォントリアー作品の中で
テーマが普遍的で、一番つまんなさそうと思って
疎遠していた作品。
ざっくり言うと地球に「メランコリア」という惑星が落ちて地球終わりますよって感じ。
いつも通り、登場人物全てを好きになれなかった。
だけど、ラースフォントリアーの他の作品に比べたら
私の中で共感が多い作品だった。
ジャスティンはすごく共感する部分が多かった。
私もきっと結婚式はあんな感じになりそうだし...
きっと惑星が落ちるのも歓迎だ。

ラースフォントリアー監督作品の中では
ダンサーインザダークに次ぐ
暫定2位を捧げよう。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
タテスジコ