劇場公開日 2012年2月4日

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「私も実は初めてなので」人生はビギナーズ あしたさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5私も実は初めてなので

2018年6月10日
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鑑賞方法:TV地上波

人生においてこれは観ておいて良かったと思える映画が人にはいくつかあって、その映画の前と後では人生が変わって見える映画がある。
そのリストの中にこの映画が入ったわー、とうならされた一本だった。

それは何故かと考えるに、この映画には純度の高い願いが込められていて、その願いに呼応したからだろう。
その願いを要約すると、この世界は優しくあってほしい、そういう切ない願いなのだ。
その願いをびしばし受信してしまったからにはこの映画を愛するしかない、そう願いたいと思わせる力があった。

主人公の目線、父の目線、それぞれの恋人の目線、飼い犬の目線、そこに見事に表現されていた。
諦めがあり、希望があった。

あした