劇場公開日 2012年1月28日

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しあわせのパンのレビュー・感想・評価

全73件中、61~73件目を表示

4.5しあわせの群像劇

2013年12月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

群像劇が好きだ、やっぱり。

なんとなくの台詞がすごく良い。じっくりゆっくり何度でも観たくなる作品。北海道の豊かな自然、太陽の眩しさや月の優しさ、しんしんと人々の心にしあわせが降り積もる。そんなやさしいシーンが満載。

オムニバス形式なのもおもしろい。原田知世の透き通る感じが儚さと共に美しさも醸し出す。

大泉洋との二人の空気感がまた良い。恋人にドタキャンされ、沖縄のはずが北海道に来た女のせつなさ満杯な感じが好き。誕生日に特別なパンを四人で囲み、分けてあげている姿をじっと見つめるシーンがとても良い。感極まり涙をこらえながら言う「ありがとう、ございました」もこの映画中、最高のシーン。

ありがと。一緒に泣きたかった。明日もパンを食べたい。好きな台詞。

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りんごえん

2.5浮遊感

2013年11月24日
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鑑賞方法:映画館

単純

幸せ

パンが美味しそうに見えないのが凄く気になった。ファンタジーだと思えばいいのかもしれないが、いちいち全てがキメキメ過ぎて引いてしまった。お洒落カフェは実は落ち着けない実感を映画で感じるとは思わなかった。ちょっと位、現実を入れてもらわないと宙ぶらりんかな。

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pinocolumbo

3.0のんびり癒し系

2013年11月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

幸せ

総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )

 忙しい生活に疲れて、美しい北の田舎の湖のほとりで美味しい食事とのんびりとした時間に包まれる。景色と食べ物や雑貨の見せ方はかなり綺麗だが、そこに現実に住む人々の自然な撮り方ではなくて、むしろ雑誌や広告の撮影の様な、作られたわざとらしい綺麗さを感じてしまう。穏やかな癒しを感じる雰囲気だが、生活感がなくて不自然さがあって、まるで絵本の中に迷い込んだかのよう。
 そんな綺麗な世界に綺麗な物語を展開する。だから現実感がなくてあまり入り込めなかった。わざわざ冬の夜に人前で外に出かけるなんていえば、止められるのは当然でしょう。本気でそうしたいならばこっそりと出かけますよ。科白もすごくゆっくり喋るし時間の使い方ものんびりしていて、それが退屈にも感じられた。悪く言えば浮世を忘れる現実逃避的な作品。

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Cape God

2.0う〜ん。。

2013年9月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

『かもめ食堂』シリーズにそっくり。
間の取り方やセリフなど。
全体的にわざとらしさや、感動を無理に要求しているところが気になった。
インテリアや器、料理や服、景色は良かった。
間がありすぎて、一緒に観ていた相方は途中で席を立ってしまった。

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tukiko

5.0憧れ。

2013年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

素敵。
今の自分が求めている空気がここにギューっとつまっていて
心が満たされました。
ゆったりと、生きていきたい。

パンおいしそう!

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198

4.0月とマーニとパンとしあわせと

2012年12月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

北海道・月浦。洞爺湖の畔のパンカフェ“マーニ”。
経営者夫婦とそこに集う人々の悲喜こもごも。

全編をゆったりとした空気が包み、とにかく癒される。
美しい風景、四季の移ろい、美味しそうなパンとコーヒー…反則でしょ(笑)
登場人物が皆善意溢れ、ファンタジーの世界のようだが、何度ここに行きたい、この輪に入りたい、と思った事か。

彼氏に裏切られた若い女性。
両親の離婚に胸を痛める少女。
思い出の地で人生の最期を迎えようとする老夫婦。
悩める心を、優しいパンが満たす。
笑顔で迎えてくれる経営者夫婦も人知れず寂しさが。
彼らもまた、集う人々と触れ合って心満たされていく。

暗い夜道を照らしてくれる月とその大切さを教えてくれる少年のような、心優しい温かな映画。

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近大

4.0おいしいパンがくりひろげるほっこりストーリー

2012年8月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

出てくるのはおいしそうなパンとお料理、そして愛おしい人びと。
北海道の美しい自然のなか、くりひろげられるストーリー。大森さんスタイリングの原田さんの衣装や、数々のおいしそうなお料理。観て良かったです☆

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ひめの

4.0なんだろう…イイなこの感じ。

2012年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

全くの圏外だったんですが、レビュー評価がわりと良かったので、
どんな作品なんだろうと興味を惹かれて鑑賞してみました。

感想としては、
小粒な作品ながら、素晴らしい要素がバランス良く詰まった良作。ですね。

コンセプト的にはTBSの深夜ドラマ「深夜食堂」に近いモノが。
様々な悩みを抱えたお客さん達が、とある食堂にやってきて、
美味しいお料理と、優しい心配りによって、元気を取り戻すハートフルストーリー。
「しあわせのパン」はまた独特の世界観と良さがありますが…

「しあわせのパン」を見たとき真っ先に飛び込んで来たのは、
北海道の素晴らしいロケーションでした。
草原の草花が風になびく様子に、北海道の風を感じ、それだけで心が癒やされます。
作品の中では、四季を通して、その景色や食材の変化も見せてくれるのですが、
これが各エピソードの要素と絶妙に絡みあっていて上手いな~と感じました。

そして欠かせないのがカフェ「マーニ」で出されるとても美味しそうなお料理達。
エピソードに合わせて様々なお料理が登場するのですが、
旅人の冷え切った体や、寂しい心を癒やし、温めてくれる素敵なお料理が登場します。
芳ばしそうなパンや濃厚なスープ… 絵の撮り方が上手いというか、シズル感が最高!
食後に鑑賞したはずなのに、いつの間にかお腹が空いて、パンが食べたくなってしまいました。

この作品には3つのエピソードが登場します。
言葉で読むとありきたりなエピソードに思えたのですが、
実際作品の流れで観ていると、役者が素晴らしいのか、演出がうまいのか、
一つ一つのエピソードがとても輝いて見えました。
個人的にはそれぞれのお話の中に、ググっとくるポイントが必ず一つあって、
結構ほろっとくるお話ばかりです。

最後に、物語とは直接関係ないキャラクターなんですが、
ところどころに登場する「ヒツジ」ちゃんがとても可愛い~。
モコモコしていて思わず抱きしめたくなります。

ということで某作品のような「日本よ!これが映画だ!」なんてインパクトは無いですが、
なんだろう…イイな~この感じ。って、観た後、静かに心に残る。そんな作品でした。

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waxcafe

4.0月浦に行きたい

2012年2月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

もし「北海道か九州、どっちか好きな方に行っていいよ」と言われたら、私は迷わず、九州を選びます。
北海道に“ついてない”事があったからなんですが、もひとつあんまり好きになれない理由にTVドラマがあります。
あのTVドラマは名作です。
断じてドラマを否定してるんじゃありません。
ただ、あの北海道とゆぅ土地の生きにくい感じ…キレイだなんだ言ってられない時もある、自然のあまりの過酷さとか。
暮らしの中にある残酷さとか。
貧乏とか。
あんなの見せられちゃうと、北海道がそーゆーイメージになってしまい…夢も希望も持てませんでした。

そんなドラマと正反対にある『しあわせのパン』。
雑誌の見本みたいなスローライフの暮らし。
我が家とは違う、丁寧で穏やかーーな夫婦。
思い遣りと愛情に溢れた、童話みたいな人間関係。
どこまでも美しい自然の風景。

こんなに北海道に対してマイナスのイメージを持つ私に、北海道にはドリームもファンタジーもあるって気付かせてくれました。
ドキュメンタリーじゃないんだから、お伽噺みたいな乙女な北海道を…観るのもいいよね〜〜

知世ちゃん、素敵でしたー!!
ファッション、横顔、たたずまい。
「ほんと、きれいですね」と言いたい。
大泉洋さんにも、惚れちゃいそぅ。
清志郎さんの声に心揺さぶらたエンディングテーマもナイス!!
観てヨカッタです。

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どりん

5.0 都会の忙しさに疲れた心を癒してくれる、身体も心も休めたい方にお薦めの作品です。

2012年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 北海道、洞爺湖のほとり月浦にあるパンカフェ「マーニ」を舞台に、オーナーの水縞夫妻と、カフェを訪れる心に痛みを抱えたお客さんたち。そんなお客さんとの四季のエピソードを綴った、こころ暖まる作品。四季折々の洞爺湖と、周辺の景色は旅情を誘います。
 都会の忙しさに疲れた心を癒してくれる、身体も心も休めたい方にお薦めの作品です。
 この宿泊もできるパンカフェは実在するお店。監督がロケハン中にこの月浦に辿りついたとき、研ぎすまされた空気の冷たさ、差し込む光を気に入り、ここだと思ったそうです。そしてカフェに入った途端に、焼きたてパンの匂いとコーヒーの香り、洞爺湖を見渡すことができる大きな窓。この空間が好きだと直感し、一発で決めたそうなのです。
 女性の方には、ロケーションばかりでなく、お店のインテリアや料理器具どれをとってもため息が出るほど「行ってみたい」と金銭、もとい琴線に迫ってくるものを感じさせてくれるでしょう。そして何よりもおいしそうなパンの数々が目を楽しませてくれました。全てカフェのご主人がいろいろなパンを焼いてくれたそうです。ゆったり入れてくれる珈琲も、香り立つようで、見ているだけで和みます。
 この圧倒的なロケーションが、へんぴな場所にあるカフェの存在感をググッ~と納得させてくれたのです。小地蔵も、行ってみたいなぁ~(^。^)

 さらに、登場人物も個性的。小羊のゾーヴァや、地元の郵便屋さん、いつも大きなかばんと共にカフェを訪れる謎の客、色とりどりのいろいろな野菜を売っている地元農家の子沢山夫婦、地獄耳のガラス工芸家なども登場し、この作品の広がりを見せてくれます。

 作品のモチーフとなった絵本『月のマーニ』の内容は、すぐ浮かんできたそうです。絵本に出てくる、丸い大きな月に照らされる雪原。それにつづく紺碧の洞爺湖。夜陰に浮かぶ中島の景色がとても綺麗です。洞爺湖は冬でも凍らないんですね。
 mixi葉祥明語り部コミュの管理人としては、ホントにこの風景とドラマは、葉祥明の世界そのものだと感じました。絵本をそのまま映画にしたような感じなのです。

 余談ですが、鑑賞後に「お地蔵さま」と呼び止める声が。えっ、この世で小地蔵が見える人っていないはずと思って振り向いたら、なんと葉祥明先生がいらっしゃるではありませんか!先生は、レイトショーで『善き人』をご覧になるために映画館に見えられたのでした。

作風は、『かもめ食堂』に沿ったもの。この癒しチックで静かな佇まいは、決して万人受けの作品ではありません。ただ『かもめ食堂』のようにヤマナシ・オチナシで見る人の感じたままに委ねるのでなく、しっかりしたストーリーも組み立てられています。その点で、作風としては進化しているのではないでしょうか。

 特に月浦の四季に溶け込み自然体で暮らしている水縞夫妻のおおらかさは、とても素敵なんです。あの大泉洋が寡黙でも、妻のりえさんを優しく見守る良き旦那さんにドンピシャ納まって見えるから不思議です。夫を水縞くんとよぶ呼び名には、当初違和感を感じるのですが、だんだん自然に感じられるようになりました。このふたりの関係は、「君が、照らされていて 君が、照らしている」という絵本の言葉どおりの互いが優しさを共有し合って暮らしていたのです。

 でも、途中から水縞くんには、りえさんにいえない秘密の願い事があり、りえさんにも水縞くんにいえない秘密を抱えていました。
 それは何かここでは秘密にしておきましょう。ただね、夏から始まったドラマが、秋
を迎え、厳しい冬を通り越して、沢山のお客さんを迎えるうちに、やがて春が来て、この夫婦のお互いに抱えた秘密は自然と解決します。
 その秘密の鍵となるのは「マーニ」に入る来年のお客様の予約。それはこの夫妻の春の訪れに相応しいお客様だったのです。
 実は、そのお客様こそ、この作品のナレーションをしている謎の女の子でした。最初はかわいい小羊のゾーヴァが語っているのかなと思ったら、違っていました。声の主は、本作で引退してしまった大橋のぞみちゃんが担当。彼女の声は、まるで天の声が囁くように、気持ちをほっこりさせてくれました。

 さて、物語はワンシーズンごとに、ひと組の客にスポットを当てて一期一会の「マーニ」との出会いを描いて行きます。

 「夏」では、婚約者に沖縄行きの婚前旅行をすっぽかされたカオリのお話。祝福して
くれた同僚たちの手前、おじゃんになったことが言えず、逆方向の北海道へ思いつきの傷心旅行で「マーニ」に押しかけてきたのです。
 そこで常連客で鉄道員のトキオと出会います。彼は北海道から出たことがないというコンプレックスを抱えていました。ふたりが繋がることで、互いに新たな希望を醸し出すお話なんです。カオリとトキオや水縞夫妻との会話する台詞は、カオリと同じように傷ついている方のこころを癒してくれることでしょう。

 「秋」は、両親の離婚で傷ついてしまった小学生の未来のお話。水縞夫妻は未来とその父親を「マーニ」に招待して、精一杯のごちそうで持てなします。未来が水縞夫妻と関わり合うことで、いろいろ気づき、表情が明るくなっていく姿に、見ている方も勇気をお裾分けしていただきました。

 「冬」は、阪神淡路大震災で娘を亡くしたアヤさんと史生さんの老夫妻のお話。監督自身もこの大震災で被災したことから描かれました。アヤさんは病気で余命わずかと宣告されて、思いあまった史生さんはあやさんを連れて、ふたりの思い出の地月浦で心中しようと「マーニ」へやって来るのです。ここで夏編に負けないくらい、水縞夫妻との素敵な台詞がかわされて、史生さんはアヤさんの最期を看取る勇気を持つのです。

 そして水縞夫妻にも希望の春がやってくる「春」で締めくくられました。

 本作のキャッチコピーは「わけあうたびに わかりあえる 気がする」。劇中に、水縞くんが語る『カンパニア』の語源を解説される台詞も素敵です。その意味は、「分かち合う」ということ。ひとつのパンをわけあう事からできた言葉なんだそうです。本作で登場する数多くの素敵なパンたち。それらが意味するのは、しあわせをわけあう事だったんですね。同じテーブルで食を囲む団欒がどれほどしあわせなことか、実感できました。

 本作は、アコーステックで奏でられる音楽も素敵です。サウンドトラックの他に、吟遊詩人のような阿部さんが劇中曲でアコーディオンを披露します。すると『銀河鉄道の夜』のようなみんなが楽しく繋がっているムードに変わるのです。
 演じているあがた森魚は元々ギターの人なので、アコーディオンが弾けなかったんのに本作のために猛練習して、役作りしたそうです。

 そしてエンドロールを飾るテーマ曲、矢野顕子の『ひとつだけ』という曲も、作品にとてもマッチしていて最後まで聞いて欲しい曲です。故忌野清志郎とデュエットで歌っているところが、ちょっと涙を誘われました。この曲からも着想を得て書いたストーリーなのだそうです。

 最後に、こういう食と癒しの企画にいつも絡んでくるアスミック・エースのプロデュース方針も高く評価したいと思います。

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流山の小地蔵

5.0しあわせ

2012年2月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

今の世の中に置き去られた大切なことを思い出させてくれる映画です。
この映画を観終わったときとてもしあわせな気持ちになりました。
家族や友人など大切な人と一緒に観たい映画です。
役者さんの演技も実に奥深く、味わいがありました。主役だけではなく脇役陣も素晴らしかったです。
映像も北海道の美しい風景だけではなく、カメラワークが際立っていた。
相互的にとても優れたお薦めの映画です。
ぜひ第二作を観たいです。

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naoaki

3.0幸せの表現の仕方

2012年2月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

この映画に出てくるコーヒー・パン・料理の描写はとても美味しそうに感じ、匂いまで伝わってくるような美味しい映画です。

春夏秋冬を背景とともに表現していて、それに伴い来店するお客の癒しの料理も一緒に四季を現していて、その季節ならでわの癒し方でした。

パンを分け与えるように幸せも分ける。みんなが幸せになれる映画です。ただ自分としては、喜怒哀楽をもう少し加えて欲しかったです。全体的にほのぼのとしていた感じで進むストーリーでした。

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マイ☆スコ

5.0優しさに包まれました

2012年1月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

 洞爺湖のほとりのパンカフェ。
映像が美しく優しく、まるで絵本をめくってゆくように
鑑賞しました。
ひとつのパンをわけあって食べる仕草がこんなにも暖かく
優しいものなんだと気づかされ、涙し、心地よいまま劇場を
後にしました。もう一度観に行きたいです。

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にゃんこ@はな