劇場公開日 2011年4月29日

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「【韓国社会の学歴偏重、出世第一主義を強烈に皮肉ったノワール作品。若き、マ・ドンソクも良い味を出しています。】」生き残るための3つの取引 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【韓国社会の学歴偏重、出世第一主義を強烈に皮肉ったノワール作品。若き、マ・ドンソクも良い味を出しています。】

2023年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 韓国映画は、政治モノにしても、今作の様なノワール映画にしても、学歴、出世に拘る作品が多いと思う。
  実際に、韓国ではソウル大学を筆頭に高麗大学などが難関で、社会に出ても学歴が日本以上に問われる国である。-

■韓国を震撼させる女児連続殺人事件の容疑者を、誤って射殺してしまった警察。
 面目の立たない上層部は、警察を大学を出ていないために、出世出来なかった検挙率No1の刑事チョルギ(ファン・ジョンミン)に対し、昇進を条件に犯人のでっちあげを命じる。
 前科者のイ・ドンソクを容疑者に仕立て上げるチョルギ(ファン・ジョンミン)だったが、それを検事ヤンに気づかれてしまう。

◆感想<Caution 内容に触れています。>

・結論から言うと何とも切ない物語である。実力はあるのに、昇進できないチョルギが、且つての腐れ縁の不動産社長であり、ヤクザでもあるチャン・ソック(ユ・ヘジン)に頼んだ事。
ー それは、知的障碍者であり、且つて少女への暴行を繰り返していたイ・ドンソクを替え玉殺人犯にする事であった。-

・そこに、チャン・ソックやキム会長と絡んでいたチョ検事が入って来るので、しっかり見ていないと、ややこしい。

・正義感あるマ・デホ(マ・ドンソク)がチョルギを心配して、尾行してきて殺されるシーンは切ない。
ー そして、そんな彼の遺体に偽装工作をするチョルギの姿は最早、自身の出世を考える男としてしか見えない。
  そんな彼に、同僚たちが行った事・・。。-

<ハッキリ言って、鑑賞後の気分は良くない作品である。だが、今作は韓国社会の縮図ではないかと思った作品である。
 ファン・ジョンミンも、ユ・ヘジンもマ・ドンソクも今や、韓国映画を代表するスターである。
 そんな彼らの若き姿を見れた事は嬉しかった作品でもある。>

NOBU