劇場公開日 2012年4月28日

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「必要なのは謝罪か愛情か?」わが母の記 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0必要なのは謝罪か愛情か?

2021年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

幸せ

これは下手な人がやるとクソつまらない映画。だけど本作は演技や演出等々の技術が最高峰ですごくおもしろい!!こういった本気の底力が感じる映画が大好き。余韻に浸れる最高の映画でした。

主人公は母親に自分だけ親戚の家に8年も預けられ、母親に対してわだかまりを持つ50代の小説家。母が認知症になってからの10年で少しずつ関係が変化し、母親の愛情を感じていくストーリー。

よくある過去のわだかまり解消話とは一線を画すので要注目!過去の出来事(わだかまりそのもの)にフォーカスが当てられていない事。波瀾万丈人生(なのかは分からないけれど)それはどうでもいい扱い。

だからこそ、観客は「自分の方が大変だった」なんて思わずに、主人公の息子として父親としての生き方に考えさせられ共感するんじゃないかと。

親に対しての怒りや悲しみは多かれ少なかれ、誰にでもあって主人公が求めてるのは謝罪なのか愛情なのか、どうしたら救われるのだろうとずっと考えさせられました。
また、70代の樹木希林、10〜20代を演じた宮崎あおい、それぞれ同世代が共感出来るようになっていて幅広い層に楽しめる内容だと思います。

過去に焦点が当たっておらずそのため謎が多く、大衆が好む内容ではないと思ったので✩4に。
私も過去をもう少し知りたかったけど、あえてないところがこの映画の良さなんだろな〜もどかしい…!

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りりまる