ザ・タウンのレビュー・感想・評価
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過去と現在、父と息子の人生が交錯した、ある町の神話
前作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で監督としての才能を認められたベン・アフレック。彼が自分自身を主演俳優に据えた本作にて、我々は思いもよらない化学変化を目にすることとなる。さすが監督としてのベンは、俳優としてのベンの力量や限界をわきまえている。髪を短髪に刈り上げ、甘い表情は一切封印した彼には、これまでにない内面表現と、それから彼自身が「ここではないどこか」を目指そうとする境地が見て取れる。
また、題材として自らが生まれ育ったボストンを描いた点も追い風となった。映画とは所詮、絵空事ではあるものの、しかしここには彼が知っている場所、知っている空気や記憶がたっぷり詰まっている。そのリアリティこそ、この映画の魂だ。現地の人々を積極的にスクリーンに登場させ、演技を超えた本物感を追究している点も見事な効果を生み出した。そして父親役クリス・クーパーと共に、故ピート・ポスルスウェイトの凄みに圧倒される。
ベン・アフレックは良い役者
銀行強盗を繰り返す幼馴染の一団。リーダー役のベン・アフレックが渋い。
黒幕のギャング【花屋】に復讐を遂げ逃亡する。恋人のメッセージ『こんな晴れた日だから』の、一言もなかなか良い。
ザ・タウン
【ピロシの映画レビュー②⑤】
邦題 ザ・タウン
原題 The Town
⚫︎監督
ベン・アフレック
⚫︎脚本
ベン・アフレック
ピーター・クレイグ
アーロン・ストッカード
⚫︎原作
チャック・ホーガン
『強盗こそ、われらが宿命』
⚫︎出演者
ベン・アフレック
レベッカ・ホール
ジョン・ハム
ジェレミー・レナー
⚫︎配給
ワーナー・ブラザース
⚫︎公開
2010年
⚫︎上映時間
124分(劇場公開版)
⚫︎製作国
アメリカ合衆国
⚫︎ジャンル
アクション
ヒューマンドラマ
ベンアフレック二作目の監督作品。
まさにこの街は強盗銀座!有数のアブナイゴッサムシティでの強盗がお仕事の男が主人公。日本でも治安が悪いところはあるにはありますが銀行強盗、強奪が頻繁に起きるっていうエリアはないですよね。振込詐欺は全国で起きまくりですが⇦一向に減る気配もなくこれも困ったもの。
そんな治安の悪い街で育った男、しがらみがあって土着的な関係からなかなか抜け出せないと悩んでいます。
サスペンスタッチのストーリー自体も面白いのですが、アクション、カーチェイスのシーンもかなりのド迫力!こういう映画こそシアターで見たいところ!
ベースはマシンガン撃ちまくりの派手派手ムービーですが、監督の表現したいことは前述のように早く犯罪から手を引き真っ当な人生を歩みたいと考えて苦悩している男の生き様なんでしょう。
犯罪が生業になるなんて悪夢でしかないが、環境ってかくもおそろしい•••
という映画でございました。
是非ご覧ください❤️
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強盗の恋
4人のプロ集団。リーダー格のダグ(アフレック)、殺人を犯し9年間刑務所に入ってたジェム(ジェレミー・レナー)、車を盗む天才グロンジー(スレイン)、そして目立ってないが配電盤を壊すなどのメカ担当デズモンド(オーウェン・パーク)だ。さらに彼らプロの強盗団を陰で操ってるのが花屋のファーギー(ピート・ポスルスウェイト)。ポスルスウェイトはこの映画が遺作となってしまったが、花屋でありながら、仲間意識が強く、マフィアのドンみたいに怖い。これがまた素晴らしいキャラなのです。
コインランドリーでクレア(ホール)に接触するが、たちまち彼女のことが気に入ってしまったダグ。度重なるデートでは突如ジェムが現れたりするが、彼はクレアに刺青を目撃されてる。ダグがサッと首の刺青を隠す辺りはなかなかいいシーン。しかし、クレア情報からではなく、配電盤からデズモンドが疑われ、4人ともFBI捜査官フローリー(ハム)にマークされた。FBIと強盗集団との騙し合い、対決が面白い。強盗団は仕事の最後に漂白剤を撒き、彼らの指紋やDNAを跡形もなく消し去るのだ。
恋の行方はそれほどの緊迫感はなく、ダグの元カノでジェムの妹クリスタ(ブレイク・ライヴリー)が結末へのカギを握っていた。尻軽でジャンキーな女で、後ろめたいことだらけなため、FBIの誘導にころりとスタジアムの売上金を狙ってること教えちゃうんだから。
銃撃戦の末、命を落とさなかったのはダグだけ。生活を変えたい。この町から出たい。強盗だとばれるまでは一緒に行くという約束してたのに・・・。ダグは一人でフロリダへ向かう。そして、彼女の花壇に現ナマとオレンジを残し・・・。
去勢するぞ!とか、カマ掘られるぞ!とか、どんな脅し方なんだよ・・・と思わず苦笑してしまう場面もチラホラあるが、仲間は決して売らないと結束の固さ、ダグとジェムの友情など見どころはいっぱい。「晴れた日には誰かが死ぬ」なんて台詞も印象的だ。
クレアとクリスティーは紛らわしすぎるし。
中途半端な作品話だなあと思った。悪いなら悪い、悪くないなら悪くないとはっきりして欲しい。・・こんな街に生まれたから仕方がねってか?まぁそうかもしれないけど日本人には理解しがたいな。こういう町ないから、日本には。
ヒロインがやけに簡単にナンパされるからてっきり一味かと思っていたら肩透かしをくらった。そのせいか映画全体が肩すかしみたいな感覚になった。この男はこの先捕まるんだよね?顔バレしていて逃げられるわけないんだから。・・ぶっちゃけ感想言っちゃうとでいうと「なんか エセ名作映画見たいな」・・そんな印象を受けた。 最後に逮捕されるか、死ぬかすれば名作だったかもしれん。鼻持ちならない本人の言い訳のようなものが聞こえてきたような感じで後味がとても悪かった。
この作品は多分デジタルとフィルムのハイブリッドだと思う。中途半端なことをしないで全部フィルムで撮ってほしい。フィルムのほうが断然美しいんだから 。・・・とにかく中途半端な映画だった。
犯人に同情できるのか?
AFIの年間TOP10に入ったというだけあって、人間ドラマ的側面を強調したかったのかもしれないし、人によっては主人公に大いに感情移入するんでしょうが、単なる銀行強盗の悪党にしか思えず、早く捕まっちまえ、だったのでドラマ的にはどうでもいいですが、犯罪映画としてはそこそこスリラーも感じたので、通常取扱アクションとしての得点です。
ベン・アフレックの男臭さ
マサチューセッツ州ボストン・チャールズタウン。
悪名高き、アメリカで最も銀行強盗の多い街。
主人公タグはかつては優秀なアイスホッケー選手だったが、父親の世話もしていた裏社会を牛耳るファーガスの要請で銀行強盗を生業としていた。
その日襲った銀行で、あわや包囲されそうになり、相棒のジェムが行員の女性クレアを人質に取り、かろうじて逃走する。
刑務所に収監されている父親、人を撃つことに躊躇すらしない仲間、未来の見えない犯罪者生活。
そんな現状に閉塞感を覚えていたある日、ダグはクレアと再会する。
バラクラバ(目出し帽)をかぶった強盗の一人とはバレなかったが、選手時代のダグを、アイスホッケーファンの彼女は覚えていた。
強盗仕事をこなしながら、ダグはクレアとの未来を模索するが、残酷を好むジェムにそれを見られてしまう。
FBIまで出動して即応体制を敷かれ、ダグたちの強盗チームは執拗なマークを受ける中、最大の仕事を計画する。
そのターゲットは——スタジアム。
頼れるアニキ、ベン・アフレック。
デカくて厳つくてリーゼントやオールバックが似合う、スーツ着させたらギャングにしか見えないベン・アフレック。
その魅力を全開にさせつつ、ジェム役のジェレミー・レナーも頭のおかしなギャングスタとして、ベンを食うほどの存在感を放っています。
特にレナーは、今までで一番の当たり役。
レベッカ・ホールやピート・ポスルスウェイト、ジョン・ハム といった配役もドンピシャの、骨太クライムアクションです。
3.3今日は晴れているから
全体的にまとまっている本作、ジェレミーがこんな悪役もできるんだと感心。ホークアイやるわね。
全体的に無難な感じがするなとみていて思ったが、み終わってみると象徴的な隠喩が多く使われていて面白い。
タウン
花屋
オレンジ
今日は晴れている
所々に詩的なイメージが使われていて、とても意味的なカラフルさを感じました。
「なぜ母親が消えたのか」のシーンはあとから考えると、名シーンだったのでは?と思えました。
割と評価の高い本作。表だけみてしまうと銀行強盗ですが、ちょっと深ぼってみるとタトゥーなど深堀りポイントはたくさんあるんじゃないかと思いました。小説的で良きですね。
自分がこういう人生だったら早死にしてるな・・
強盗シーンは毎回ドキドキしました! 最後のフェンウェイ・パークの時は「どうか逃げ切ってくれ!」って思いながら応援してしまいました(笑) ジェム、本当に身近にいたら関わりたくないことこの上ないですな(笑)
タイトルなし
中々良い映画。ストーリー自体は犯罪者が生き残るので共感できない。強盗仲間のジェレミー・レナー、犯罪仕事を斡旋するピート・ポスルスウェイトの凄みのある演技、ブレイク・ライブラリーのアバズレ感ある演技が良い。
かっこよ過ぎ〜
出来過ぎ?かっこよ過ぎ!
だけど、実際ダグラスはカッコいいので星増やしました(笑)
クレア役のレベッカも好きな女優さん。
2人幸せになれたら良かったけど、街を出られたというだけで良しとしないと?
家族同様の友達は死んじゃったけど、ね。
仲間の絆という鎖にもがくダグ
仲間の絆という名の鎖に縛られて、思うように行動できない、好きな人に危険が及ぶことに対するダグのやるせない感じ、葛藤がよく描かれてました。銀行強盗のシーンも、手際の良さが印象的で、迫力があってよかった。最後のスタジアム強盗でも、追い詰められるシーンも迫真に迫っていて良かったです。
ただ、主人公のタグに感情移入できなかったです。強盗に押し入って恐怖に陥れて、精神的に傷つけた上で、気に入ったから後つけて口説くってだいぶ気持ち悪いですね・・。まだ、ジェムの方が共感できました。あと、タグとクレアのイチャイチャシーンが多いですね。
ジェレミー・レナーの悪役は、SWAT以来でしたが、こういった役も見事にこなしますね。
Sunny day. ジェレミー・レナーの悪役が光る犯罪ドラマ
1人で勝手に「ジェレミー・レナー強化月間」の第三回は「ザ・タウン」です。なんとなくジェレミー・レナーの悪役って珍しいような気もしますがキレっぷりが光ってましたね!本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ジェレミー・レナーを語る上ではマストな作品と言えるでしょう。
本作はアメリカのボストンにあるチャールズタウンを舞台にしたドラマなのですが、ただでさえ犯罪の多そうなアメリカの中でも最も強盗が多い町ってなんだかスゴいですね。この原作の題名も「強盗こそ、われらが宿命」ってまたスゴい名前がついています。
本作ジェレミー・レナーも素晴らしかったのに加えベン・アフレックも見事でした。主演作も数多くあるベンアフですが、監督でも上手い俳優さんの1人なんですよね。思えば「グッド・ウィル・ハンティング」でアカデミー脚本賞取って有名になったんですし、作る方が向いてるのではないでしょうか?
強盗を家業としているグループだけあって完全犯罪っぷりは観てて面白かったです。カーチェイス、最後の銃撃戦と見所沢山でした。でもジェムの妹が裏切らなければ、最後も上手くいってたのでは?ってかFBI も末端のダグ達を追うより根本の原因である花屋(悪人役が良く似合うピート・ポスルスウェイト)をどうにかしろよ!っとツッコミも入れたくなります。
何処かに行きたかったダグ。ちゃんと復讐を果たせて良かった。何処にも行けなかったジェム。何処にも行けないジェムにとっては何処かしらあの結末を望んでいたように思えてなりません。更に裏切った末に兄を死なせてしまったクリスタは今後どうやって生きていくのでしょう?なかなか見応えのある骨太な作品でした。
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