スペル(2009)のレビュー・感想・評価
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サムライミって素敵な名前ですね。
サムライミがスパイダ−マンシリーズの後のタイミングでこの映画を撮る事に不安感を感じた。
そもそもサムライミがスパイダ−マンを撮ると聞いた時、ダ−クマンという布石はあったものの不安感はMAXだったが
3部作を豪快にまとめ、ある意味巨匠となった侍さん。
スペルの蓋を開けてみればあの頃と何も変わらない
サムライミワールド。
日本人の僕は特に宗教的な話しに疎く、悪魔、呪い、占い、風水、などのスピリチュアルなワ−ドが出るだけで脳がシャッターを下ろしてしまう仕様なのだが、
この映画にはそんな事は煩わしさ無く、
アゴしゃぶり婆さんがピークではあるが女子供にトラウマを与えるであろう
地味な嫌がらせ連打の80’sテイスト。
「お帰り、サムライミさん」
僕は電車の中でサムライミマスクを手渡す子供の気分。
傑作スパイダ−マン2でメイおばさんが銀行でローンを断られるシークエンスと
重なり彼は銀行員に対し何かあったのだろうか。
出世間近の銀行員には貯金は無いのだろうか。
アメリカ人は貯蓄をしないローン大国ではあるが
サムライミは貧乏を描くのが好きなのか。
そんな疑問もラスト
「DRUG ME TO HELL」
これでオ−ルOKさ!
呪いをかけられるホラーって初めてだっけ?
サム・ライミらしい演出のホラー映画。ところどころ死霊のはらわたを感じさせるカメラワーク。主人公の女の子もグロにまみれよく頑張ってますが驚かせ方とストリー展開がワンパターンまあ、一連のホラー主人公のフレディーやジェイソン等に比べたら続編はきついでしょう。
この老婆、理不尽につき
観ました!スペル!!
観てからじゃないとわかんないけど、これ邦題と内容全く関係無いじゃん、なんで邦題つけた?(笑)
ライミ監督の作品には詳しくなかったので、純粋に『うわぁぁぁっ…!!怖ぇぇえっっ…!(泣)』っつうのを期待してました。夜眠れなくなる位のね。
予告はすっごい怖そうだったので期待はしてたんですが。
まぁざっくり言うと、
とってもばっちくて理不尽で、怖いのに笑えるホラーコメディ
ってところでしょうか。
まずばあちゃん。
あんた汚すぎる!!(笑)
ホラー映画はだいたいそうですが、こりゃ飯食いながら見る映画じゃねぇな。
劇場でポップコーン食べる派の私にはちょっと親切じゃない感じです。
怒る所も多少ズレとる!なんだ恥をかかせたって(笑)
そんなことでいちいち呪いをかけられてたらもうとっくの昔に人類は滅亡してます(‐ω‐)
そしてクリスティン(主人公)!
最初はか弱いいい娘だと思ってたけど、
こいつはたいした女だぜ(笑)
ばあちゃんとの初格闘シーンでは躊躇うことなくホッチキス頭にぶっ刺すし、車から閉め出しての一言が嘲笑後に『あんたの負けよ!』ですからね。
さらにばあちゃんからの数回にわたる「液体&虫&なんかワケわかんないけどばっちい!」攻撃にも臆することなく、2秒後には反撃してましたよ。
女はやっぱり強くなくっちゃ!
そういう意味では少々演技に問題があろうと、こういう女優さんじゃないと駄目ですね。一流のハリウッド女優にあの汚い&過酷な仕事は…ちょっと、ね…(笑)
まぁこの二人からも判るように、この映画は筋金入りのホラーって感じじゃないです。MJの『スリラー』みたいなエンターテイメントホラー、かな?と私は感じました。
どこか漫画チックで笑えちゃうしね。
だから、ジャパニーズホラーが好きな人にはちょっと向かないかな。(ちなみに私はそうでした)物足りない感じがします。
ぞくっとはこないです。
まぁ女性なら彼氏なんかと一緒に観るのなんてどうでしょう。
十分盛り上がると思いますよ。
ホラービギナーにも優しい映画だと思います。
そんな怖くないからね。
ただ、勘の鋭い人には展開もオチもすぐに見破れちゃうので要注意!
『ダークマン』との共通点
タランティーノが2009年のベスト3に選んだ『スペル』は
ライミ監督の代表作『死霊のはらわた』のもつ
【恐ろしく かつ笑える】インディーズホラーテイストと
『スパイダーマン』の【スタイリッシュで爽快】なメジャーテイストが
見事に融合している
ライミ監督の傑作『ダークマン』との共通点も多々ある
『ダークマン』ではフランシス・マクドーマンドが事故現場シーンから
葬儀後の墓地へと【画面切り替えナシ】で移動するが
『スペル』ではアリソン・ローマンが墓地からシャワールームへと
同じくシームレスで移動する編集テクニックが使われている
約90分という短く濃密な上映時間も同じ
『スパイダーマン2』でのドックオク誕生のB級ホラーテイストな
【恐怖の病室惨劇シーン】が『スペル』では全編に炸裂し
現代版『死霊のはらわた』復活を狙ったのは間違いナイ
『死霊のはらわた』シリーズの主役でありライミの親友の
ブルース・キャンベルはライミ作品に度々カメオ出演し笑わせてくれ
るが『スペル』には出ていない しかし『ダークマン』での
キャンベルの登場シーンは【史上最高にカッコエエ】ので是非チェックを
『バットマン:ビギンズ』でバットマンを鍛えたリーアム・ニーソンが大爆発
に巻き込まれる『ダークマン』誕生のシーンでは
水飲み鳥(?)がライターの着火スイッチを突く瞬間の【超クローズアップ】
が連発する緊迫の編集とショットが観れます ココ超有名な場面
とにかくライミ監督は【B級ホラーの帝王】だった事
そして遊び心を今も全く忘れてイナイ事が改めて判明
仲の良いコーエン兄弟と同じスピリットで【娯楽映画】を愛している
もしも【ライミ監督祭り】でもやって過去作を見返す機会がある
のなら『スペル』と『ダークマン』を見比べつつ80年代を代表する
怖いわ笑えるわ&【驚愕のラスト】の超傑作ホラーである
『死霊のはらわた2』もゼヒゼヒ一緒に
B級ホラーの王道を突っ走ってます
何気ないはじまりから、急展開。
これでもかと襲い掛かってくる婆さん。
ラストまで見逃せない!
まさにB級ホラーの王道です。
怖いけど、また観たくなる作品。
観に行く前にレビューに「コメディー」の単語があったので
やっぱりなという感じ(失望)でした。リングでも同様のシーン(水、死体、壁)あったが、どうして、こんなに恐怖感に差が出てくるのか?確かに途中ドキッとする場面はありましたが、大声を出して脅かすのとなんら変わりがないんですよね。 それでは、夢に出て来ないんです。
スペル(呪文)なんて重要だったっけ?
とても、ばっちい婆さんが、3回目の延滞差押えを延期をお願いするが、銀行の融資係の女性は昇進の為、あえて断る。
そのあと、不吉なことが次々とおこる
というお話
こういったものをB級ホラーっていうのでしょう
途中、大きな音などでビクッとするものの、
全体的にばっちいシーンが多く、
除霊のシーンはちゃち、
どんでん返しは見え見えで、ちっともビックリしない
ちまらないぞ
あれ?スペル(呪文
)なんて重要だったっけ???
オカルト漫画。
生まれてこのかたホラーが大嫌いな私がなんで
今作を観てしまったのか(爆)自分自身が理不尽、
さらにあまりのくだらなさと面白さに絶叫し、
S・ライミなら次回も観ちゃおうかな~なんて
空恐ろしいことを考える自分がさらに理不尽な
今日この頃である…^^;
なにが言いたいのかというと、実に面白かった。
今作のヒロインが経験する理不尽な恐怖の体験、
オカルトばばぁに逆恨みされ、つけ回され、
この上なくコワイ状況だというのに、笑える!!
なんつーか…あまりにコワすぎて笑ってしまう。
もう描写が素晴らしいのである。
口からゲェ~ッとか、鼻からブゥ~ッとか、
これって中学生レベルのオカルト漫画で(昔の)
懐かしさとくだらなさに辟易するが痛快なのだ。
思えば私がダメなのはスプラッター系の
首や足がどっかに飛んでったり、切り刻まれたり、
そういう意味なく残酷な描写がダメなのだが、
今作でやたらと飛ぶのは液体である^^;(汚いけど)
あそこまで身体を張って受け止めたA・ローマンに
ベスト顔面賞をあげたいくらいだ。
あれだけの目にあってすぐに立つのも素晴らしい。
ヒロインの彼氏もエラく大変な目にあうのだが、
最後まで二人には「確認しろっ!」と言いたかった。
呑気に生け贄役の山羊は最高に和ませてくれる。
(ホラーが嫌いなアナタにお薦め。音楽も最高。)
怖いけれど、笑える。
どこかで、読んだ。
≪老婆とクリスティンのバトルは、おぞましいけれど笑える。恐怖を感じながら、同時に笑いを巻き起こすという演出が、実に妙味だ。≫
そのとおりの作品だった。
その老婆は一見の価値あり!
いきなりの登場シーンから、インパクト大きすぎ。
魔女のように黒くて尖ったキタナイ爪。
片目は病気のために、変色(義眼かな?!)している。
いつも握りしめているらしいハンカチは、綺麗な刺繍がしてあるにも関わらず、汚らしい。
しかも、上下の入れ歯を出したり、入れたり。
とにかく、一見の価値ありの老婆です!!
ヒロインのアリソン・ローマンは、ヘタだな~と思うシーンがあり、そこは興醒め。
でも、全体的に、老婆からの得体の知れないキタナイ&不気味な液体を口から受け入れたり、
ハエを鼻や口から入れたり出したり、
泥だらけになったり、
血みどろになったり、
また、おぞましいウジ虫らしき虫を顔で受け止めたり。
もちろん、CGありでしょうけれど、体当たりの演技に拍手。
アメリカの事情などを、うまく取り入れた脚本。
でも、あれだけのことで、逆恨みされたら、たまらんわ。
終盤、ラストの予測ができるけれど、ライミ監督のたたみかける映像のおかげで、予測をしっかり考える余分なヒマもなく、最後まで楽しめた。
それにしても、「え~!それがそう刺さるか~!」
「え~! それが飛ぶか~!」
うふふ~~~。
ディリ―プ・ラオはいいな~。
スティーブン・キング原作の「痩せゆく男」を思い出しながら、映画館に向かったのだけど、恐怖感は、「スペル」の方が圧勝。
B級ホラーの傑作!! ということは、A級作品ってことになるのかな。。。
ぎょっとするシーンが多いので、苦手な方は見ない方が良いと思う。
おかえり!サム!
はあああ・・・。幸せ・・・。
サムが帰ってきた!本当におかえりなさい!B級ホラーワールドへ!
スパイダーマンもシンプルプランもギフトもみんな彼の作品は大好きですが、やっぱりEvil Deadに出会ったときの衝撃は忘れません。(Evil Deadの邦題、「死霊のはらわた」も大好きでした。今回の邦題「スペル」って何ですか?馬鹿にしてるんですか、映画会社の人は?Drag me to hellのままにするかもしくは「死霊の黙示録(案)」とかにするべきでしょう。彼の映画をなんと心得る~!!ぷんぷん)
とにかく本作品は本当にすばらしいです。笑いと恐怖は紙一重という彼の信念を貫きまくり、さまざまなアイデアを盛り込みまくり、意味もなくゲロや粘液や鼻血が噴出しまくります。
そして今回素晴らしいのが音。冒頭のあの気持ち悪い入れ歯を出し入れする音から、ハンカチが舞いながらささやく音。そして、蠅の音!!突然、鳴り響く悪魔の爆音。すべての音が印象的でした。これは劇場で見ないと!!
主演のアリソン・ロウマンを起用したのも当たりです。本当に地味でコンプレックスの塊の暗い役を熱演。(彼の映画の主役はいつもコンプレックスの塊です。)現代のカルトホラークィーン誕生。そして、今回、以外によかったのが恋人役の「マック男」ジャスティン・ロングです。彼のクライマックスの演技が脳裏にこびりついて離れません。
そして、たぶん誰しも度肝を抜かれるおばあさん役のローナ・レイバー。死霊のはらわたのエレン・サンドワイスと並んですごい怖がらせ役です。
本当に素晴らしい映画です。B級ホラーの世界を堪能してください。そして、ちょっとでもこの映画が面白いと感じたら、彼のデビュー作「Evil Dead 死霊のはらわた」を一目見てください。
これで私の勝ちよ。
主人公は銀行に勤めるごくごく普通の女の子。
昇進をかけてライバルと成績を競い合ったり
近くに勤める彼のオフィスでランチデートしてみたり。
だけどそんな女の子が、気持ち悪いババア(まじでキモイ)に
呪いをかけられてしまい、ふつーの生活が一変。
なんで!?どうして?!理不尽な恐怖が!!!
ギャーー怖い。
と・・・・思ってたんですが、
館内は爆笑の渦・・・。
実は、ホラー映画じゃなくて、B級ホラー映画だったのです。
やるわね、サム。
のろいの正体を教えてくれるのは
占い師のひげもじゃだったり、
おばあさんは入れ歯の取れたくちでカポカポしてきたり
のろいの主が取り付いた人間は空飛んじゃったり
スーパーナチュラルな部分はVFXが実は駆使されています。
面白いし恐怖感をより煽るし、効果は抜群。
はやくこの呪いを解いてよ!!と必死な主人公。
冷静なのか抜けてる彼氏。
襲い掛かる色々な恐怖の度に気持ち悪いのに笑えちゃう。
満足度高め映画でした。
唯一もうちっと短くても成立したよねー。っていうのが
短所かなぁ。。
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