劇場公開日 2010年7月23日

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「ただのライバル企業相手にここまで…」インセプション たさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ただのライバル企業相手にここまで…

2023年2月13日
iPhoneアプリから投稿

人の思考に潜入しアイデアを盗み取るスパイが存在する世界。主人公のコブは日本人のサイトーの思考に潜入し、アイデアを盗もうとしたものの、失敗してしまう。

しかしそんな中サイトーから、ライバル企業の後継者ロバートの思考に潜入し、経営を失敗させるような深層心理を植え付ける「インセプション」を行ってほしいと頼まれるところからストーリーは始まる。

複数の階層から成る夢を設計し、ロバートに深層心理を植え付けようとするが、ロバートは思考を盗み取られないよう訓練されていたため、作戦は難航する。

夢の中のシーンは壮大で、コブの潜在意識と交錯し、複雑に展開する。

最初は理解するまでに時間がかかるが、話が分かり出すとおもしろい。夢なのか現実なのか、余韻を残す結末。

かなりスケールが大きい話だが、結局のところライバル企業の経営失敗を狙ったところが話の発端となっており、リスクの高いインセプションを行う必要性は疑問…

た