劇場公開日 2009年1月9日

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ヘルボーイ ゴールデン・アーミーのレビュー・感想・評価

全37件中、1~20件目を表示

3.5地獄のヒーローのわりに明るいキャラ

2023年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

同名コミックを映画化した第2弾。ロン・パールマンが、地獄生まれで筋肉ムキムキの真っ赤なヘルボーイを演じるアクション・ファンタジー。と言っても、ヘルボーイが普通のアクション・ヒーローと違うのは、ちょっとおバカで、短気、皮肉屋というキャラ設定で、会話の中に、コメディータッチの笑いも含まれているところ。

また、本作の面白さは、様々なフォルムのクリーチャーが、次から次へと現れること。今回も、エルフやドアーフ、トロール等、これまでも聞いたことのある様なユニークなクリーチャーが登場する。ヘルボーイの仲間としては、ヘルボーイの恋人で、念動発火力を備えるリズ、知的な半魚人・エイブラハム、ドイツ人の霊気・クラウトの3人。

そして、本作のラビンは、地上の支配者となった人間を抹殺しようと企む闇の世界の王子・ヌアダ。そのヌアダが、人類抹殺の為に伝説の闇の軍団・ゴールデン・アーミーを復活させようとするのを、ヘルボーイ達が阻止するお話。

一方、ヌアダの双子の妹は、王子のこの暴挙に賛同できずに、ゴールデン・アーミーを復活させるキーとなる3つに分かれた王冠の1つを持ち出し、ヘルボーイ達に助けを求める。しかし、妹とは一心同体の兄は、直ぐに居場所を知ることができ、ヘルボーイ達に戦いを挑んでくる。

荘厳な地下帝国や不気味なクリーチャー、敵との激闘シーンの映像は、さすがハリウッド。そして、本作のメガホンを撮ったのが、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督。彼独特なダークな世界観の中に、ファンタジー性を盛り込んだ作品は、彼の真骨頂である作品であると思う。

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bunmei21

4.0不滅のヘルボーイ

2022年3月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

興奮

マイク・ミニョーラのコミックを基に、ギレルモ・デル・トロ×ロン・パールマンのタッグで描いた“悪魔ヒーロー”第2弾。
好評を博し、スタッフ/キャストもほぼ続投、才気ある監督の続編とならば、世界観やビジュアルや面白味はより深く濃く。

キャラや設定は把握済みなので、すんなり作品世界へ。
今回の題材の伝説(人形アニメ劇なのが秀逸!)、敵の動機などを冒頭で簡潔に紹介し、お馴染みの面々の登場。
悩みとボヤキで薬が手放せないFBI局長のマニング。
クッション役のエイブ。
さて、我らがヒーローはと言うと…、いきなりリズの念力発火でふっ飛ばされて登場。リズと絶賛喧嘩中のヘルボーイ。
キャラたちの個性、軽快なやり取り、ユーモアはますます好調。
マイヤーズが南極左遷になってしまったのは残念だが…。

捜査でまたしても“目立って”しまったヘルボーイ。
お目付け役として、BPRDに新メンバー。
“エクトプラズム体”の機械人間、ヨハン。
超有能&天才エージェントで、頭ガチガチの“ミスター規則”。
性格も考え方も真逆。言うまでもなく、ヘルボーイとは…。
ヨハンのキャラもユニーク。

監督をバトンタッチした『ブレイド2』の時と然り。
コミックのエンタメ性は勿論の事、ダークさやドラマ性は増し、あらゆる面にこだわりが。
それが最も反映されたクリーチャー、ビジュアルの数々。
見た目はキモ可愛いけど、噛まれたらヤバい! トゥース・フェアリー。
街中に現れ大暴れする森の神、エレメンタル。
下半身は無いけど、気のいいゴブリンの鍛冶職人。
終盤直前、リズにある選択を迫る強烈インパクトの“死の天使”。
ハリポタ魔法世界には“ダイアゴン横丁”があったが、こちらは様々なクリーチャーや魔物で溢れる“トロール市場”。
エルフの国への出入口である“石の巨人”。
これらはまるで、シリーズ2作の間に手掛けた傑作『パンズ・ラビリンス』を見ているかのよう。
美術、特殊造形、メイク、スーツ…目を見張るビジュアル・センスは、それこそ“デル・トロ市場”!

焦れったいくらい不器用なヘルボーイとリズの恋。実は、リズの身体に…。完全恋愛ドラマ。
異形の者への眼差し、理解。差別、偏見は本作のメインテーマの一つ。本作はより露に。
トゥース・フェアリー退治後は一躍人気者に。が、被害大きいエレメンタル退治後は、一転してバケモノ扱い。赤ん坊を助けたにも拘わらず…。
それに対し、ヘルボーイは…。哀愁、やるせなさ…。
自分とは違う者への敵意、手のひら返し、人間の傲慢…。心に魔物が潜む。

今回の敵は、伝説の不潔…じゃなくて、不滅の軍団“ゴールデン・アーミー”を復活させ、人間どもを滅ぼそうとするエルフの王子、ヌアダ。人間と休戦協定を結んでいた父王を敬愛しつつも殺し、野望に燃える。
双子の妹、ヌアラ。兄とは違って穏やかな性格。和平を望む。
悪の兄と善の妹。各々の信念、主張も分かりつつ、悲劇的な役回り。
双子故、一心同体。つまり、一方が傷付けば…。

見所の一つ、タイトルにもなっている“ゴールデン・アーミー”が復活しなければ話にならないが、その引き金となってしまったエイブ。
エイブは実は、ヌアラに…。
本作はエイブの悲恋物語でもある。
力や頭脳は良くても、恋愛に関してはまるでダメダメのヘルボーイとエイブ。
二人で恋愛ソングを合唱するシーンはユーモラスでありながら、しみじみ。
ホント彼ら、人間以上!

難点も無きにしも非ず。
“ゴールデン・アーミー”の見せ場が少ない。
ヌアダの華麗なアクションやクリーチャーとのバトルなどアクションも豊富だが、ちとインパクトに欠けた。(最も、リブート版のような過剰にとは言わないが…)
でもそれらを差し引いても、今回も面白さは充分。
今回も魅せてキメてくれたぜ、悪魔ヒーロー!

この面子での第3弾を見たかったのだが…、
オスカー監督となり、デル・トロは今やスケジュールを押さえるのが困難なほどの多忙監督に。
リズ役、セルマ・ブレアは難病を患い…。
もうリブート版も作られてしまったので、実現はほぼナシかもしれないが、
再々召喚される時を待ち続けている!

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近大

4.5デル・トロ監督、快調!

2020年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大昔、エルフと人間は戦っていたが、エルフが生み出した黄金軍団があまりにも強いので、エルフの王は人間と和睦、軍団を封印してしまう。
そしてヘルボーイの前に、エルフの王子が現れ戦いを挑んでくる。
とても面白いがエイブが可哀そう。

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いやよセブン

3.0白い王子との戦い

2020年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

真っ赤なヘルボーイと真っ白な王子との戦い。
前作に続き勝手気ままなヘルボーイは健在。
次作は2世誕生か?

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上みちる

3.0独自のヒーロー

2020年9月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

原作にどこまで忠実かは知らないけど、
ギレルモデルトロらしい世界観で、
気持ち悪いけど愛敬のあるキャラ達で面白い。
MIB的でもありXmen的でもあって、
DC的なダークファンタジーでもあってどの方面からも
楽しめる。
敵の王子もカッコ良いし、
ヘルボーイも相変わらず大人になり切れてないのが良い。

格闘シーンもCGパリパリのアクションじゃなくて、
肉弾戦なのも魅せてくれる。

万人受けはしないだろうけど、
世界観も行き届いててオタク的で僕は割と好き。

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奥嶋ひろまさ

3.5前作があるからこそ

2020年4月1日
iPhoneアプリから投稿

今作の面白さが際立つ、前作はキャラ紹介メインですが今回はそれをさらに掘り下げつつ、敵にもポリシーがあるのでより面白くなった。
ヘルボーイの周りも魅力的なキャラばかりで活躍も目立つ。
半魚人、コンタクトつけたり飛行機運転したりなんでもできるのね笑

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まあ映画好

4.0宮崎駿愛が全面に出された作品

2018年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

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fanfanfon

3.0デル・トロ

2018年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前作と比べるとクリーチャーの魅力が前面に出ていたが、レッドが乱暴な所だけがめだっった感じで可愛さ半減。ハードル上がってた分、期待値は下回ってしまった。

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なお

5.0バリー・マニロウが高らかに歌い上げる人非ざる者達の気高さがとにかく美しい

2018年9月5日
iPhoneアプリから投稿

地獄からやって来た悪魔の子ヘルボーイら超常現象捜査防衛局が人類を滅亡させようと太古に封印された黄金兵を蘇らせようとするエルフの王子ヌアダと対決する話・・・とまとめると大人が観る映画ですか?と誤解されかねませんが、これこそ大人が観るべきファンタジーだと声を大にして言いたいです。異形の者達への偏愛を常に作品の核にしているギレルモ・デル・トロ監督の雄大な世界観の中では我々人間は端役に過ぎず、我々が抱える醜悪さが彼ら人非ざる者達の気高さを際立たせる極めて美しい作品であることを今からでも遅くないので体感してもらいたいものです。
瀕死のヘルボーイとその妻リズに突きつけられた究極の選択に惑うことなく応えるリズの姿が身悶えするほど感動しますし、あくまでこの映画のテーマは愛なのだということがバリー・マニロウによって高らかに歌われますのでお聴き逃しなきよう。

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よね

5.0全キャラに魅了された

2018年7月25日
PCから投稿
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JI

2.5美術見応え抜群

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

・トロールマーケットの大小様々なトロールの造形や妖しさが伝わる美術セットが良い
・人想いのレッド、子供を身ごもる炎の戦士リズ、敵の妹姫を好きになるエイブ、気体の博士の四人パーティがキャラが立ってて良いコンビネーション
・ピラニアみたいな歯の妖精、巨大ツタの怪物、機械仕掛けの黄金の戦士たちと個性的な敵キャラ
・後半30分はゴールデンアーミーとの対決のみで長かった

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mimiccu

3.5雰囲気を受け継ぎ

2018年4月3日
PCから投稿

前作から雰囲気を受け継ぎデルトロ節全開で非常に面白かったです。
真新しさこそなかったものの一本の映画として、完成されていたし、物語も急展開を見せるので、満足できる一本になっていると思います。

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ハワイアン映画道の弟子

3.5前作よりもファンタジー色が強くなって魅力的なクリーチャーも多数登場...

2018年3月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前作よりもファンタジー色が強くなって魅力的なクリーチャーも多数登場。
世界観やビジュアル・デザインもグロテスクな美しさが増していてギレルモ作品に期待するものが満載だった。
ただしあくまで『ヘルボーイ』なので『パンズ・ラビリンス』のようなシリアスさと悲劇を期待すると物足りないかも。

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kenichi

1.5赤鬼奇譚その2!!

2017年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

寝られる

萌える

前作同様テンポが悪く長く感じます。粗暴なヘルボーイ、モヤシなエイブと単純でキャラに魅力を感じず、闇の兄妹との絡みがあってこそ映画が成り立っていると思います。覚悟のあるヌアダ王子に本懐を遂げて欲しかったです。王女様は良かったです。前作を観ていなくてもOKというのは良いと思いますが、デビルマンと違いなぜ人間の味方をするのかは誰も考えないという作風でした。黄金軍団はスカイリムを思い出します。

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*.꒰ঌ𝔸𝕟𝕘𝕖𝕝𝕠໒꒱.*

3.5前作を軽く上回る面白さ! パンズラビリンスで魅せたギレルモデルトロ...

2017年5月15日
iPhoneアプリから投稿

前作を軽く上回る面白さ!
パンズラビリンスで魅せたギレルモデルトロのキモ魅力的な世界爆発で、圧巻のビジュアルだった。
序盤に出る昆虫のような生物がワサワサ動く気持ち悪さ、刺さった剣先を取り除いたパンズラビリンスのペイルマンのような姿のキャラクター、新キャラクタークラウスのクラシックなロボ感、とにかくキャラクター造形が素晴らしい。

せっかく独特の世界観が固まってきたにも関わらず続編製作がなくなったのが本当にもったいない。

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NORIDAR

3.0ありがち

2016年7月13日
PCから投稿

楽しい

ぐろいのが好きならたのしい映画

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seisinsei

4.5パート2

2016年4月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

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REpower

3.0前作の方がいい

2014年9月14日
iPhoneアプリから投稿

楽しい

クリーチャーはすごーくこだわってて満足でした。

だがー

展開が超読める&ラスト雑すぎ

え!?炎で冠が!?
じゃあ始めから・・・

以上

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アリンコ

5.0豊穣な嘘

2013年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

泣ける

興奮

萌える

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小二郎

3.0巨体vs巨体

2011年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

「パンズ ラビリンス」程の傑作は期待していませんでしたが、まあまあ楽しめるアメコミ作品でした。

ストーリーは至って単純です。
一人のエルフ族の王子様がある3つのものを手に入れることによって復活すると呼ばれる伝説の最強軍団“ゴールデン・アーミー”を使って人間たちに復讐する計画をヘルボーイと愉快な仲間たちがどのようにして阻止するのか鍵となる物語のです。

注目はギレルモ デルトロ監督の映像マジック、個性豊かなキャラクターたち、2つのラブストーリー、この作品ならではの独特のユーモアそして、いい感じに使用されているあの名曲です。

その中でも、特に注目すべきなのは個性的なキャラクターたちです。今作でもヘルボーイ、“スター ウォーズ”シリーズの人気キャラクター“3CPO”にどこか似ているエイブ、燃えるゴッド姉ちゃんリズは健在です。加えて新キャラクターのユアンや例のエルフ王子も良い味を出していると思います。しかし、圧巻なのはニューヨークを破壊し始めるあの蛸のようなクリーチャーです。あれを観れただけでも映画館へ行ってよかったと思いました。

それから、本作の特徴として挙げられるのはパート1と比べエイブの出番が格段に増えた事です。私としては1作目から気になっていたキャラだったので登場回数が増えたのはすごく嬉しかったです。

しかし、この作品には欠点が多いのも事実です。
まず、とにかく長い!30分くらいカットして1時間半くらいの作品にできたのではないかと思いました。それから、展開が遅い!あれではアクションシーンにたどり着く前に眠ってしまう人も多いのではないでしょうか?とは言え、とても楽しい映画でパートⅠを観ていなくても普通に観れてしまう作品だと私は思いました。

最後に世のセルマ ブレアファンの皆様へ
残念ながらベッドシーンはございませんでした。
しかし、とても綺麗でしたよ。
デルトロ監督は女性を美しく撮ることにも長けているようです。

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SAOSHIーTONY