劇場公開日 2019年9月6日

  • 予告編を見る

ブレードランナー ファイナル・カットのレビュー・感想・評価

全151件中、141~151件目を表示

3.5普遍的な近未来

2014年3月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

知的

余白がありすぎるストーリーに緻密な背景が見事に融合している。
頭を回転させながらSF世界に浸れる映画。
定期的にまた見たいなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あした

4.5光と影の混ざった退廃的近未来都市

2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

難しい

総合:85点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 90
ビジュアル: 80
音楽: 75

 ファイナル・カット版というのを初めて見た。通常版を見たのがいつだったかも思い出せないし、その内容をよく覚えていないので違いもよくわからない。独特の堕落した未来世界で、頭のいかれたルドカー・ハウアーがわざわざ頭突きで壁に穴を開けて登場して科白を喋ったりして、当時はわけがわからない物語だと思ったように記憶している。

 さて舞台は2019年のロサンジェルス。その堕落した未来世界がやはり独特で面白い。よく聞いていると街中で時々日本語すら飛び交いや日本語の看板なんかも見られて、いろんな人種や文化が雑多に融合している。もっとも現代のロサンジェルスもいろんな国の言語が飛び交い英語以外の看板が普通にあちこちにあるので、その意味では似たりよったりかもしれない。
 しかし順調には進化しきれず環境汚染され、通りはごみやがらくたが散乱し、その中を貧民がネズミのごとく生きていて、警察は空を飛ぶ車の中から降りてこようともしない。そんな陰鬱な負の雰囲気が町中を覆っている。何もかもが洗練され高度に進化した未来都市ではなく、技術は進歩しつつも貧富の差が激しくスラムが拡大し無秩序に形成された街になっている。その世界観がこの映画最大の見せ場であろう。
 この雰囲気はその後のリドリー・スコット監督の映画「ブラック・レイン」の舞台の大阪にも生かされる。彼の描く大阪は2019年のロサンジェルスに進化する前の黎明期の未来都市である。彼にとって日本とはそのような退廃的都市に写っていたのだろうか。

 登場人物も何かと風変わり。レプリカントはともかくとして、他は同じ人間であるはずなのに何か理性がぶっとんだ風変わりで刹那的な雰囲気の人で世界が構成されている。普通に喋り行動する人がいなくて、いつも何かしらの緊張感が漂い、また音楽もそれを助長する。その世界観と映像美が今見直してみると新鮮で衝撃的で楽しめる。これはちょっと前衛的な芸術作品のようにすら思える。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Cape God

2.0下調べなしに観た

2012年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

SF映画はあまり観ないんですが、これは香港のような街並みがあり日本語もちらほら出てきてそういう面では楽しめました。

続きがありそうなラストだったけど、正直続きがあっても見ないかな、という印象。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ぢうり

4.5ノワールな世界観が特異な名作

2012年2月18日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

映像の魔術師リドリー・スコットによる緻密な画作り、退廃的でノワールな世界観が特異な名作。
近未来、レプリカントと人間という対立関係がはっきり在りながらも戦うこと(アクション)に重きを置かず。
また、現代にも通用するクオリティにある背景もただの画として使う作風は、今現在の映画に於いても一線を画す。
征服や復讐では無く、ただ生きるために戦うレプリカントの姿は人間以上に人間的であり、意外な結末にも考えさせられるものがある。
間違いなくSFの名作であり、映画史に於いて重要な意味を持つ一作だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
keita

5.0完璧というほかない総合芸術

2010年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 10件)
広谷賢次

4.0意外と重く考えさせられるSF

2010年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

SFでこんなにどっしりしてるのは珍しい!ちょっとスター・ウォーズ的なのを期待しちゃってましたら痛い目を見ます(苦笑)。

植民地を逃げ出したレプリカントたちは、男女合わせて6人。そのうちデッカードが追うのは4人。
しかし優れた肉体を持つ彼らの寿命は短く… 逃げ出した理由はその辺りにもあります。必死に彼らを追うデッカードを応援したくなるも、時折悲しそうなレプリカントたちを見ると、ちょっと可愛そうに思ってしまったり…
彼らのボスは恐ろしく強く、デッカードを追い詰めていきますが、実は悪い奴じゃないんだろうなぁ…とか。

最後はなんだか切ないですね。その余韻が作品を引き立てていています。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
アッキーナ

4.5マニアじゃなきゃ違いがわかりません

2009年8月13日
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

怖い

難しい

掛け値なしに近未来SFの名作な本作は、「ファイナルカット」とあります。オリジナル版は小学生のころに兄と一緒に見て、ディレクターズカット版は高校のテスト休みの時に一人で劇場に観にいったのですが、その後、さらなるヴァージョンがあったなんて知りませんでした。

これはディレクターズカット版から、さらに編集を進め、現代のCG技術を加えられているのも分かりますが、それ以外に何が変わったのかさっぱりわかりません。ネットで調べると、カットのつなぎ方やバックグラウンドの音声を加えているとありましたが、そんなことわたくしにはさっぱり気づけませんでした。

まぁ、そういった新版を出しても見たがるマニアがいる程に、本作が名作なのは分かりますがね。

お話は2019年。地球環境の悪化によって宇宙に移住しようと開発を進める人間が、レプリカントと呼ばれる複製人間をつくって、宇宙で作業奴隷員として働かせる時代設定です。ストーリーは、脱走したレプリカント4人と、その4人を抹殺せよと以来された専門の警察官(ブレードランナー)の対決となっています。

今回、改めて観ておもしろいと思ったのが、高度な知能をもつレプリカントのボスの言う言葉が、実に詩的だったということです。知性が発達すると、人は世界の事象を描くうえにおいて、詩的言語を使うという高度な解釈にも、本作がアートの領域に入ってしまっている理由が伺えます。

主演のハリソン・フォードは文句なしの好演。善悪を簡単に線引きしない、本作の彼の演技、とてもいいです。この人の演技(というか存在感)には現実感があるのです。だから心情にも入っていけるし、説得力があります。そして、映画そのものをどこか突き放してるスタイルも感じられます。この人と比べると、日本映画の多くに欠けているものが何なのかよく分かります。

映画をあまり観たことない人に絶対勧める一本に、わたくしは本作を必ず入れるでしょうね。

闘いの最後に、レプリカントが言う言葉は初めて観た頃から今まで、ずっと心の深い所に残っています。

コメントする 1件)
共感した! 17件)
あんゆ~る

3.027年前の映像とは思えない!!

2009年8月6日
鑑賞方法:DVD/BD

27年前の映画とは思えないほどCGがリアルで驚きました。

内容は人間が作り出した人造人間レプリカントが殺人を犯し逃亡するんですが彼らはただ長く生きたいために逃亡していてどちら側が正しいのか考えさせらる映画でした。

ハラハラするSF映画ではなく内容の重たい映画なのでアクション好きの人が見ても楽しめないかもしれないですね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ようすけ

4.5サイバーパンクの金字塔がやっと完成!

2008年9月25日

泣ける

悲しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
飄逸のオペラグラス

4.5新宿バルト9で観て来ました

2007年11月21日

興奮

知的

萌える

噂が立ってから約、2年。待ちに待ってようやくスクリーンで拝めました。先行上映ではシアター9、上映から3日目でシアター5。音質は最高。都市景観などは見え過ぎる位、いかにもCGスタッフが楽しんでレストア作業をしたのが伝わってきます。ディレクターズカットとは「別物」として十分楽しめますので上映期間は短いですが是非、劇場で。ビミョウにカットが増えていたり、長かったり、新しく日本語が増えていたり、いままでボンヤリとしか感じれなかったその奥のレイヤーまで情報量はパンパン。これはDVDでは見えないと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
timecruiser

3.5どうなんでしょうか?

2007年11月18日

怖い

家には3種類のビデオがあります。公開版・ノートリミング版・最終版
今回のはどれにも当たらないのでしょうか?
そうだとしたら、早く見たい。
見た人はちょっと教えて欲しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
急行能登路