劇場公開日 2019年9月6日

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「「我思う故に我あり」 レプリカントの心情にハッとさせられた映画だ」ブレードランナー ファイナル・カット ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「我思う故に我あり」 レプリカントの心情にハッとさせられた映画だ

2022年7月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

午前十時の映画祭で、初めて観賞しました。ハリソン・フォード主演。
スペースシップの人間を殺害し、地球に潜り込んできたレプリカント(人造人間)を主人公が始末に動く物語です。
タイトルの「我思う故に我あり」が、この映画のキーワードです。この言葉は、劇中のセリフに出てきます。
レプリカントは、本来ロボットのように労働のために作られたのですが、後半に人間と同じような感情を持っていることが発覚するのです。これが後半顕著になっていき、切なさとやるせなさを感じました。勿論、レプリカントの暴力や殺人は悪なのですが。
この映画の中に、フクロウやレプリカントの眼が、カッチカッチ動くシーンが時々はいります。このシーンがなかなか芸術的です。
結論として、この映画は心を動かされる名作です。CGやVFXだけのアメリカ映画と違って、アイディアで勝負している所が素晴らしいです。

ゆきとう