劇場公開日 2001年10月20日

「これが本当のスポコンだ!」ワイルド・スピード pipiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これが本当のスポコンだ!

2023年5月20日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

スポコンである。
スポーツ根性モノではなくて「スポーツコンパクト」
手頃な価格のコンパクトカーをカスタムして高性能にしたスポーツ仕様の事だ。特に日本車は安価かつ高性能な為ゼロヨンや峠で活躍した。ライスロケットなどと呼ばれたと聞く。
現在、日本に逆輸入されたスポコンは「走り」や「速さ」を追求するものではなく「見せるため」だけを重視した派手で無意味なドレスアップを指すケースと堕しておりまったく嘆かわしい。

ワイスピシリーズは4作目までと7作目しか観ていない。久しぶりにファイヤーブースト観てみるかな?と思い、その前におさらいレビューを挙げていこうと思う。

なぜ4作目までで観るのをやめたか?と言えば「好みの作りではなくなってきた」からだ。
(7作目はもちろんポールへの追悼)
元々、本作は車好き、カーマニアに向けたニッチな映画だったと思う。
ストーリーはキアヌ・リーヴスの代表作「ハートブルー(Point Blake)」の完全な焼き直しだけどまぁフォロワー作品ってことで許してやってください。肝心なのは「車」ですから(笑)
それにやっぱり漢気とか友情とか情熱とか詰まってて熱くなれるよね。

ドムじゃないけど、10秒足らずの時間にどれだけワクワク興奮出来ることか!これがCGなんかじゃ、どんな派手なアクションだって興醒めだ。
ブライアンのエクリプスにスープラ。
ドムのFD(日本でFDにこーゆーカラーリングする人、見た事ないなー。私も好みじゃないけどドムには最高に似合うし不思議とカッコいいと感じるw)
レオンのR33(32の方が好きだが)
レティがシルビア、ミアがインテグラというのもなんだかすごく良い。
中華系のジョニーが超コンパクトなS2000っていうのも、ジェシーは日本車じゃなくてワーゲンていうのもしっくりくる。(ジョニーはCBRにも乗ってたね。ホンダ派かな?いや、終盤カワサキにも乗ってたか)

まぁ、スープラでF355ブチ抜くとかお決まりのカタルシスですが痛快ですわな。シビックだけは「おイタ」に使われてましたがw

いやー、やっぱりこの頃の車たちの名前を挙げるだけで楽しいもんね。FDとR32は私も乗っていたから感覚もビシバシわかるし(GTRでなくてGTS-4だったけどねw)シルビアとインテグラも友達のを借りたなぁ。
今は乗りたい日本車、な〜んにもないもんなぁ。
とりあえず本作だけは何回観たかわからないし、バッチリ覚えているから再鑑賞はまたいつか。レビューだけ挙げてしまう。
2作目からマラソンを始めたいと思う。どの辺りから作品の印象が変わってくるか楽しみだ。
(不安の間違いか?(笑))

pipi