ワイルド・パーティー(1970)

劇場公開日:

解説

女ばかりのハード・ロック・トリオがハリウッドでまきおこす無軌道な青春の生態を描いた作品。製作・監督は「欲情」、「真夜中の野獣」のラス・メイヤー。彼と友人のロジャー・エバートが共同で書いたストーリーをロジャーが脚色。音楽はステュー・フィリップス、撮影は「パットン大戦車軍団」のフレッド・コーネカンプが担当。出演は新人ぞろいで、イギリスのモデル出身のドリー・リード、同じくシンシア・マイアーズ、黒人モデルのマーシア・マクブルーム、舞台俳優ジョン・ラザー、大学で演劇専攻中のデビット・ガリアン、TV出身のマイケル・ブロジェット、フィリス・デイビス、「女豹ビクセン」のエリカ・ギャビンなど。また、ハード・ロック・グループとして人気のある「ストロベリー・アラーム・クロック」と「サンドパイパー」が出演している。

1970年製作/アメリカ
原題:Beyond the Valley of the Dolls
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1970年11月14日

ストーリー

ケリー(ドリー・リード)、ケイシー(シンシア・マイアーズ)、ペット(マーシア・マクブルーム)からなる女ばかりのハード・ロック・トリオがマネージャーのハリス(デビット・ガリアン)に連れられてハリウッドに流れて来た。ハリウッドにはケリーの伯母(フィリス・デイビス)が住んでいた。伯母は財産家であり、すばらしいコネの持ち主だった。お蔭でトリオはたちまちロック・ミュージック界の人気者にのし上がった。それをとりもったのはロニー・(Z)ジーマン(ジョン・ラザー)という不思議な人物だが、天才的プロモーターだった。人気が増すにつれていろいろな人物との関係が広くなった。俳優のランス(マイケル・ブロジェット)、レスのデザイナー、ロクサン(エリカ・ギャビン)、その他、いかさま弁護士や学生もいた。やがて以上の若い男女の間に8組のカップルができたが、中にはマリファナやLSDの力をかり、異常な精神状態に陥る組もあった。あげくの果ては恐ろしい連続殺人事件に発展し、生き残った者はいまさらのように自分たちの行動の無軌道さに気がついた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0"THECARRIENATIONS"

2022年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

萌える

psychedelic、Garagerockな要素とキュートでセクシーな三人組からなるバンドが古びない格好良さ、エンディングで真面目そうに語られるナレーションに何処まで本気で撮っているのやら、見え隠れするデカパイが乱れ飛ぶラス・メイヤーのヒット作!?

今の時代じゃ物足りないお色気場面の数々に主要登場人物たちによる群像劇が繰り広げられながら、ぶっ飛んだ終盤戦に少しの緊張感は残されて終始、何も考えず楽しく観れる。

過激でカルトな70年代に突入したアメリカ文化とラス・メイヤーの素晴らしさ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
万年 東一

4.0BEYOND THE VALLEY OF THE DOLLS

2020年1月9日
スマートフォンから投稿

登場人物たちがどうしてこういう人生になったのか解説するようなラストがきて、あれ?こんな作品だったの?ってなった。
生と死、人生に起こることの意味、罪と罰、運命的なこと。どう生きるかはあなたが決める。
愛があれば乗り越えられるとかそういう感じ。
面白いし音楽も映像も良いのだけれど、終わり方が想定外過ぎた。
あとはレイティングある感じがあまりしない。思って観たより過激さがない。音楽の良さは非常に際立っているがそんなにSex, Drug & Rock'n'Rollでもない。
セクシー美女が沢山出てくる割に表現控えめだった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
collectible

他のユーザーは「ワイルド・パーティー(1970)」以外にこんな作品をCheck-inしています。