リユニオン 再会

劇場公開日:

解説

第2次大戦前夜のドイツを舞台にユダヤ人少年とドイツ貴族の血を引く少年の友情と、半世紀後を描くヒューマン・ドラマ。製作はヴァンサン・マル、監督は「恋人ゲーム」のジェリー・シャッツバーグ、フレッド・ウルマンの原作を基にハロルド・ピンターが脚本、撮影はブルーノ・ド・ケイゼル、美術はアレクサンドル・トローネ、音楽はフィリップ・サルドが担当。出演はジェーソン・ロバーズ、クリスチャン・アンホルトほか。

1989年製作/フランス・ドイツ・イギリス合作
原題:Reunion
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1991年2月16日

ストーリー

ドイツ、シュトゥットガルトのギムナジウムに名門の生まれの少年、コンラディアン・フォン・ローエンブルグ(サミュエル・ウェスト)が転校してくる。クラスの中で孤高を保つ彼が唯一心を許したのはなぜかのけ者になっていたユダヤ人の少年ハンス・シュトラウス(クリスチャン・アンホルト)だった。共通の趣味を持ちしだいに友情を深めてゆく中でコンラディアンはハンスに、「君が初めての友達だ」と告白する。しかし二人の境遇は余りに違い過ぎた。コンラディアンの両親は息子がユダヤ人とつき合うことが理解できなかったのだ。やがてナチスが台頭し、ハンスの父親は彼の身を案じてニューヨークの叔父に預けることにし、二人の間に別れの時が訪れる。別れ際にコンラディアンは、ヒトラーを支持するような発言をしハンスを失望させた。その後、ユダヤ人への攻撃が強まる中でハンスの両親はガス自殺を遂げる。そして半世紀、ニューヨークでへンリー・シュトラウス(ジェーソン・ロバーズ)と名を変え弁護士として成功を収めたハンスは再びシュトゥットガルトを訪れる。そこで彼は驚くべぎ事実を知る。あの時ヒトラーを讃えたコンラディアンは、実はヒトラー暗殺計画組織の一員だった。ハンスはひとり複雑な思いにかられるのだった。

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