マッドマックス サンダードームのレビュー・感想・評価
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ちょっと物足りないかも
U-NEXTで鑑賞。
前2作と比べてカーアクションが少なく、ド派手なシーンが控えめだったので少し物足りなかったです。
今回はディストピアの街から脱出する話みたいでしたが、登場キャラが多すぎてあまり内容を整理することができませんでした。過去作との関連性は何となく理解できましたが、それでもアクション要素が薄めだったためか、爽快感に欠けてよくわからなかったです。
次作の「怒りのデスロード」に繋がっていくみたいですが、ここからどんな展開になるのかますます気になってきました。
【”二人入って、出るのは一人。”荒涼とした秩序無き世界観はそのままに、マックスがバータータウンの支配者と激突する。ラストの機関車爆走シーンはナカナカである。】
◆感想<Caution!内容に触れています。>
前作と比べるとバイオレンス度抑え目で、アドベンチャー色の強い仕上がりになっているが故余り評価が高くない作品。
だが、前半のアウンティ(ティナ・ターナー)が支配するバータータウンでの、サンダードーム内での戦いや、マックスが勝者になりながらも、アウンティの掟に従わず、追って来るアウンティ達のこのシリーズならではの独特な形状の車とマックスが乗る機関車が爆走するクライマックスは、ナカナカである作品。
<そして、今作のやや控えめな作風が一部で受けず、ジョージ・ミラー監督が
【この野郎!じゃ、お前らが納得する、すげえモノを見せてやるぜ!!】
と今作からナント30年後に公開したのが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」なのである。>
これは…
マッドマックスではないような…
単体で観るならそれなりに面白いかな。
でも、1.2と観た後だと、違和感ありあり。
カーアクションはないし、いきなり裸に近い世界になってしまっている。
1から何年たったかはわからないけど、
数年で荒廃してしまい、子供の世界とか。
デスロードに期待します。
「怒りのデスロード」の原型
マッドマックスは一作目が
1979年の「マッドマックス」、二作目が
1981年の「マッドマックス2」
この二作品は観ています。
そして
2015年の「マッドマックス怒りのデスロード」公開当時にBlu-rayで
観ました。
監督・脚本・製作はどれもオーストラリア出身のジョージ・ミラー監督。
過去に観た2作品の印象とまったく繋がりません。
メル・ギブソン主演の二作品は、
刑事バディもの。
ロン毛の金髪が肩になびかせる若くて青目のメルギブソン。
チャラ男で命知らず。
無鉄砲でマッド何を仕出かすか予測不能な警官です。
それが「デスロード」のマックス役のトム・ハーディのマックスとまったく
繋がらない。
それで観ていない、
1985年作品、「マッドマックス/サンダードーム」を、
思いついて観てみました。
納得して合点致しました。
ジョージ・ミラー監督が30年心に温めて完成させた
「怒りのデスロード」の原型がくっきりと残っているのです。
砂漠、
抜けるように青い空、
変なガラクタをいっぱいにくっ付けた乗り物。
原子爆弾投下後の荒廃した世界。
ジョージ・ミラー監督は宮崎駿監督と同じに
相当な「乗り物オタク」らしい。
ストーリーは2の次3の次、
ぶっ飛んだ乗り物と、乗り物のガタゴト疾走する
アートな映像に とびきり独創的な世界観に浸って歓喜する。
それで良いのかも知れません。
殺伐感が激下がり。
冒頭から80年代のポップソングという感じの曲が流れて、マッドマックスの割には随分とウェットだなぁ…という違和感を持つところから始まる。全体のビジュアル的には、『怒りのデス・ロード』にもつながる感じで、かなり凝って作られており好感が持てる。ハリウッドも絡んできたから、大金が投入されたのか、ゴージャスな作りだ。
恐らく、最大の違和感の原因は2つ。
ひとつめ。寡黙であまり喋らない不器用な男のはずのマックスが、随分と人とうまくコミュニケーションをとっている。そして、随分とよく喋る。マックス・ロカタンスキーのキャラクターとしての整合性はどうなっているんだろう?と考えてしまう。
ふたつめ。大勢の子どもたちが登場。子どもがこれだけ出てくれば筋書きも優しくなるし、マックスも子どもたちに優しくする。どうやら、ゴールディングの『蠅の王』への目配せがあるようなので、これだけ大勢の子どもが出てくることになったようだが、どうせなら『蠅の王』同様に子どもたちの間で殺伐としたやりとりをさせれば良かったのに、そうはならない。ハリウッドが作る大衆向けの映画で、子どもたちに残酷なことはさせない。
というわけで、全体的に随分とトーンが明るくなった。音楽も時に賑やかに楽しげに鳴っている。これはマッドマックスなのか?というほどに。マッドマックスの最大の特徴と言って良いハードなカーアクションのシーンも随分と少なくなってしまった。
やはり、マッドマックス・シリーズの根本的な基調は「殺伐感」だと思うし、その中で必死に立ち回るのを観たいので、本作はやっぱりちょっとズレてる感じがしてしまう…というのが多くの人の感想かもしれない。
ただ、いま観れば、これも『怒りのデス・ロード』に至るには必要なひとつのステップだったのだな…というのはなんとなく分かるような気がする。ミラー監督の中での試行錯誤と、大金を動かすスタジオの思惑とのやりとりの中で、今作はここに落ち着いたが…長年にわたって実績を積んだが故に、自分が好きなように『怒りのデス・ロード』を作ることができるようになったんだろう。それはそれでよしとしよう。
1、2は一旦置いといて(笑)
フュリオサ鑑賞に向けてのおさらい、第3弾。こ、これは…マッド・マックスって何だっけ…?私は何を観ているんだ…?
なんとなく、作品紹介やギャラリーを見ていたので予感はしていたものの、ここまで作風が変わるとは…!もしかして1、2のヒットを受けて予算が取れて、いろんなことが出来るようになったからなのでしょうか。セットのスケールは大幅にアップ。エキストラも何倍にも増え、絵的には大作映画と遜色ない程に。
しかし、完成されたと思われたマッド・マックスのアイデンティティを3作目にして壊しにかかるとは。とんだ冒険をしたものです。過去作が好きで本作を観た人達はがっかりしたかもしれません。なにせこれ、ほぼファンタジー映画ですもの。「荒廃した世界」を追求したせいでもはや原始人状態。皆が観たかったカーアクション、ヒャッハーバトルは終盤のみ。評価が低いのも頷けます。
でもこれ、別のタイトルつけてたらもっと評価されていたのでは?と思うのです。「マッド・マックスっぽかったけど面白かったね」みたいな。マッド・マックスを期待していたせいで評価が下がっているのだとしたら残念ですね…。
前半は「バータータウン」というモヒカン達が集まる町で、マックスが女ボスに利用され、殺されかけて追放されるお話。中盤はほぼ子供だけで形成された集落にマックスが辿り着いて、救世主扱いされるお話。この辺でストーリーについていけなくなる人がほとんどだと思います(笑)「マッド・マックスって…何だっけ…?」ってなります。もう別の映画だと割り切りましょう!ここを乗り越えれば極上のエンタメファンタジーが後半で待っているのですから!
そう、この映画の見所は後半30分に全て詰まっていると言っても過言ではありません。それまでの約一時間の間で気持ちを切り替えられるかどうかが重要です。ファンタジーを受け入れることが出来たら、マックスが子供達と奮闘する後半は最高に楽しめます。コープスメイクの男の子がいい味出してたり、爆走機関車や飛行機おじさんの登場と見どころ満載!
シリーズとして観るならおすすめできませんが、マッド・マックスっぽいファンタジーとしてなら推せます。
趣の変化は好き好きか?
このシリーズの変遷は劇的。2作目とも違う。初作品からの流れを断ち切った勇気、一挙にファミリー向けにしたいchallenge精神は認めるが、それまでの資産を活かせないのは残念な感じ。
殺伐とした町と砂漠シーンが長く、得意のカーチェイスも少なく、普通のSF作品みたいだな。
この映画が低評価で、『怒りのデスロード』の評価が高いのは納得がいか...
この映画が低評価で、『怒りのデスロード』の評価が高いのは納得がいかない。時代が追いついたということなのか。独自の世界観を追い求め、ぶっ飛んだ映像表現をこの時から実践していたというのに。
もっとも、私はどちらも好きになれなかったが。少なくとも同じ程度には楽しめたのである。メル・ギブソンがかっこいいし。
初めてマッド・マックスを映画館で観た今作。賛否ある方々も多いだろう...
初めてマッド・マックスを映画館で観た今作。賛否ある方々も多いだろうが1作目と2作目を何回もテレビで観てたので劇場でテンション上がりまくり。
相変わらずの「そんな馬鹿な展開」が最高で、途中のオアシスのシーンも雰囲気変わっていい意味で驚いた。
全てのキャラクターが個性的で良かった。子どもから大人まで全員。
人が暮らす上で水と緑は必用なのでラストシーンは不満だった。オアシスに戻るべき。
「フューリーロード」には繋がりません
シリーズ3作目。
世界観は嫌いではないんだけど、もうストーリーがメチャクチャで面白味も無い。
見せ場のアクションも中途半端で、約30年後のシリーズ4作目が、あんな大傑作になるとは思えない出来ですわ(^_^;)
とりあえず、「北斗の拳」好きなら見た事あるキャラクターが出ているので、ちょっとは楽しめます(?)
やはりマイルドというか
シリーズ三作目。
ミラーと一緒にマッドマックスを制作してきたバイロン・ケネディが亡くなった事、1・2の音楽を手掛けていたブライアン・メイもいない事などもあってか、オープニングから毛色が違うことに戸惑います。
それとハリウッド資本の流入が透けて見えるようで、どこで誰がねじ込んだのかティナターナーもメインで参加。
子どもの集落というのは世界観に広がりがでた気もするが、子どもたちが活躍する流れも当時のハリウッド作品に多く見られ、そういった部分も大きく舵を切ってしまったように思えました。
またマッドマックスらしいカーチェイスはラストの方に少しあるくらいで、全体的に小さくまとまってしまった感じ。
しかし、マスターブラスターや能面等キャクターは相変わらず強烈だし、遺産を登場させたり万人に観やすくなったりと良いところもあります。
が、やはりマイルドというかファミリー風味なんですよね…。
世紀末感がウリの謎映画となってしまったシリーズ3作目。メルギブがケ...
世紀末感がウリの謎映画となってしまったシリーズ3作目。メルギブがケンシロウにしか見えなくなった(笑)内容もなんだかアニメチックになってしまった。
カーアクションが冴えない。子ども部族はどうやってできた?ラストとかもはやギャグ。
この世界観、私はあんまりハマらない。
BSテレ東吹替版鑑賞
このシリーズの世界観や硬派な雰囲気はやはり好き。
・渓谷で暮らす少年少女たちを描いたのは、世界観に広がりを持たせる意味で良かったと思う。
・前作、前々作に比べると敵役の魅力がいまいちだったよな気がする。
・終盤になって急にカーチェイスへ突入する流れは多少強引だったんじゃないかな?
それほど悪くはないのだが、いかんせん『2』が傑作すぎた。 子供たちの大活躍は、いかにも80年代って感じ。
『マッドマックス』シリーズの第3作。
「サンダードーム」と呼ばれる闘技場を持つ街「バータータウン」を舞台に、マックスの新たなる戦いが描かれる。
監督/脚本はジョージ・ミラー。本作からは製作も担当している。
主人公マックスを、引き続きメル・ギブソンが演じる。
シリーズ3作目にして、方向性を見失ったような感じが漂う。
決してつまらなくは無いのだが、なんか中途半端なアクション映画になってしまった。
『マッドマックス』シリーズの醍醐味といえば、なんといっても人命軽視の大馬鹿カー・アクション!!
…なんだけど、本作ではその要素は少なめ。最後にシリーズ恒例の大立ち回りがあるんだけど、それまでは割とダラっとしたアクションが続く。
第一、タイトルにもなっている「サンダードーム」がそれほど重要な要素じゃないというのが…💦
バンジー用のゴムをつけてぴょんぴょん飛びながら戦うのは、フレッシュといえばフレッシュなんだけどイマイチ緊張感が出ないんだよね。それに正直いえば『マッドマックス』シリーズで肉弾戦とか求めてない。だいたい、マックスって左脚が不自由じゃなかったっけ?今作では結構普通に走り回っていたような…🤔
本作のヴィランを演じるのは「アイク&ティナ・ターナー」で知られる、ソウル界のレジェンド・オブ・レジェンド、ティナ・ターナー!
なかなかにハードな人生を送っているお方で、そういう意味では『マッドマックス』シリーズにはぴったりかも。
あまりにもビック・ネームのお方なので、完全な悪役にはしづらかったのかもしれない。最後の最後で「あんた男だねぇ」とか言ってマックスを見逃す。いやいや、それでいいんかい。街一つ潰されてますけど?
とにかく子供が大活躍するのも本作の特徴。
というのも、本作が公開された1985年前後には、『ネバー・エンディング・ストーリー』『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』など、子供が活躍する映画のブームがあった。
多分『E.T.』あたりが作り出したブームだと思うんだけど、本作もその影響をビンビンに受けている。
本来非常にハードコアなシリーズである筈の『マッドマックス』に、このようなジャリ要素が混ざり合ってしまった結果、ファミリー向けなんだかコアなファン向けなんだかよくわからん、中途半端なものになってしまったように感じます。
ジョージ・ミラーはこの後『ベイブ』や『ハッピー・フィート』などのファミリー路線で名を馳せることになる。
なんで『マッドマックス』作った人がこんな映画を?と思っていたけど、本作を見る限り、ミラー監督本人がファミリー映画路線に興味があったんでしょうね。色々納得しました。
豚の糞尿で稼働する街というコンセプトや、和のテイストを感じさせるザコたちのヴィジュアルは非常に良い。
世界観の作り込みは相変わらず最高です。
「最後の部族」の子供たちが伝える伝承を、マックスが現実のものにしていくという展開はベタだけど結構好き。
ラノベアニメなんかに多い「巻き込まれ系主人公」の元祖とも言える、とにかくツイていない男マックス。
本人の意図していない方向にどんどん突き進んでしまう感じはなんとも愛おしい。あまりにも訳分からん方向に進んでいくので、結構声に出して笑ってしまった🤣
『2』に出てきたジャイロ・キャプテンがまた登場して来た!何をマックスから強盗してんねん💢…と思ったら、役者は同じだけど別の人物っぽいですね。ややこしいな〜。
酷評される程悪くはない。ちゃんと『マッドマックス』っぽさはある。
でも、やっぱりマックスがインターセプターをぶっ飛ばしてくれないと物足りないっすわ。なんで『2』でインターセプターをぶっ潰したんだろう…🤔
興行的にはヒットしたようだが、本作でシリーズは一旦幕を下ろす。
子供が大活躍したり、悪役が最後は良い奴になったりと、ファミリー路線に舵を切ったのは悪手だったのかもねぇ。
ティナ・ターナー
シリーズ3作を全て映画館で観てるというのに、この3作品目には違和感を感じずにはいられなかった。音楽をやってると、サックス吹きとティナ・ターナーが気になってしょうがない。ストーリーなんてすぐに忘れちまったぜ。
とにかく、石油の時代は終わった!メタンガスが燃料となるため、豚を飼育しているのだ。追放されたマックス、なぜか子供の国に拾われる。飛行機に乗って遊ぶ子供達・・・猿の惑星かよ!とも思えるシーンだ。そこからは子供達のアドベンチャーものといった雰囲気もあるし、子供を多く使ってる制約まで案じてしまう。
【1985年7月映画館にて】
世界観がよくわからん。
『マッドマックス サンダードーム』字幕版
*主演*
メル・ギブソン
*感想*
「マッドマックス」シリーズは、1~2は鑑賞済みです。第3弾は不評なレビューが多々あって、少し不安がありましたw
物語の舞台は、前作と似たような感じですが、評判通りイマイチでした。(^^;
まず世界観がめちゃめちゃ。前半の闘技場のシーン、何でわざわざ空中で戦わなくちゃいけないんだ?(笑)なんか途中からウルルン滞在記みたいな感じになってるし、話もちっとも面白くなかった。まだ前作の方が面白かった!
中盤のアクションと、終盤のカーアクションはまぁまぁ迫力はありましたけど、今回はツッコミどころ満載で面白くなかったです。
全45件中、1~20件目を表示