劇場公開日 1985年6月29日

「やはりマイルドというか」マッドマックス サンダードーム 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0やはりマイルドというか

2022年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

シリーズ三作目。
ミラーと一緒にマッドマックスを制作してきたバイロン・ケネディが亡くなった事、1・2の音楽を手掛けていたブライアン・メイもいない事などもあってか、オープニングから毛色が違うことに戸惑います。
それとハリウッド資本の流入が透けて見えるようで、どこで誰がねじ込んだのかティナターナーもメインで参加。
子どもの集落というのは世界観に広がりがでた気もするが、子どもたちが活躍する流れも当時のハリウッド作品に多く見られ、そういった部分も大きく舵を切ってしまったように思えました。
またマッドマックスらしいカーチェイスはラストの方に少しあるくらいで、全体的に小さくまとまってしまった感じ。
しかし、マスターブラスターや能面等キャクターは相変わらず強烈だし、遺産を登場させたり万人に観やすくなったりと良いところもあります。
が、やはりマイルドというかファミリー風味なんですよね…。

白波