ペット・セメタリー(1989)

劇場公開日:

解説

ある小さな町のペット・セメタリーにまつわる伝説を描くホラー映画。製作はリチャード・P・ルービンスタイン、監督は「シエスタ」のメアリー・ランバート、原作・脚色はスティーブン・キング、撮影はピーター・スタイン、音楽はエリオット・ゴールデンサルが担当。出演はデール・ミッドキフ、フレッド・グウィンほか。日本版字幕は大條成昭。カラー、ビスタサイズ。ドルビーステレオ。1989年作品。

1989年製作/アメリカ
原題:Pet Sematary
配給:パラマウント映画=UIP
劇場公開日:1989年8月19日

ストーリー

メイン州の田舎町ルドローの大学病院の院長に選ばれた医師ルイス・クリード(デール・ミッドキフ)は妻レイチェル(デニーズ・クロスビー)や2人の子供エリー(ブレーズ・バーダール)、ゲイジ(マイコ・ヒューズ)とシカゴから引っ越してきたが、家の前の道路を行きかう大型トラックに驚く。そんな彼らの向かいに住むジャド・クランダル(フレッド・グウィン)は、この道路で轢かれたぺットを葬るペットセメタリーの存在を教える。ある日ルイスの病院にヴィクター・パスコー(ブラッド・グリーンクィスト)という患者が運び込まれてくるが、看護空しく息を引きとった。その夜ルイスは夢でパスコーから、あの墓地に足を踏み入れるなと告げられる。レイチェルと子供達をシカゴの実家へ送り出した感謝祭の日、ルイスはエリーが可愛がっている仔猫の死骸を見つける。彼はジャドの案内で墓地の奥深く、山の中の平坦な場所にそれを埋めると、翌朝その猫が生き返るが凶暴と化していた。ある日レイチェルの家事を手伝っていたミッシー・ダンドリッジ(スーザン・J・ブロムマート)が自殺したことで、彼女は自分の姉ゼルダの死を思い出し苦にしていた。さらにクリード一家とジャドの団欒の日、ゲイジが大型タンクローラーにはねられ轢死する悲劇が起きた。例の墓地にゲイジを埋めようとするルイスにジャドは、呪われた人間となって生まれ変わる、と諭すが、レイチェルとエリーが実家に戻ったある夜、彼は息子をあの墓地に埋めた。異変を察したレイチェルは慌ててメイン州の自宅に向かうが、ゼルダの夢に悩まされる彼女を幽霊のパスコーが見守っていた。やがて生き返ったゲイジは、父の鞄からメスを奪い、いたずらをする様にジャドを死に追いやった。そして家にたどりついた母の命をも奪うのだった。ついにルイスはゲイジの命を奪い、妻の死体をまたあの墓地に埋めようとしている。それは悲嘆のあまり狂ったようになってしまった男の姿だった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

5.0さすが原作者脚本

2024年1月31日
PCから投稿

キング牧師wの説教シーンが最高。

【さすが原作者脚本】
やむをえない引っ越しにグズりまくる息子、
家庭内の面倒事をぜんぶ夫のせいにする妻、
気味の悪い隣人、
そして、新居の前の道路を爆走するトラック群、、、、、
そんなストレスフルな環境の下、何とか良き夫であろうと努めるルイスの、限界ぎりぎりの笑顔が切なくて良い。
監督の映像化手腕ナイス。

邦題は仕方なかったのかなぁ。
Cemeteryの意味がさほど浸透していなかった時代だったのかも。

.

コメントする (0件)
共感した! 0件)
雨丘もびり

2.0全然共感できなかった

2023年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

強く印象に残ったのは、子供をなくす夫婦に起きた不幸を、それなりにぼかして描いてあるシーン。やはり、子供が交通事故に遭う様子は、誰もが目をそむけたくなるのだろう。映画では、子供や動物が殺戮されるシーンは極力描写を避けるんだな。。。なんて思いました。

特に怖くもなく、子供がよみがえってから、家族が崩壊していくさまをたんたんと描いてあります。全然共感できなかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきカモメ

4.5家族を愛するが故に・・・

2021年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

30年位前に見た時、薄気味の悪さと恐ろしさに大変ショックを受けましたが、今回久々に見てもやはり面白かったです。
オルフェを思わせるような、踏み込んではならない黄泉の国に魅せられた男が掟を破ってしまい、その家族に悲劇がもたらされるというストーリー。
パスコゥという死神が水先案内をして警告を出したりするくだりはちょっとオカシくて、でもやはり死の世界に引きずり込まれて行くのは止められない・・・

こちらのサイトでは低評価ですが、私は見る度に魅了されてしまいます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ジリオロッソ

3.0こちらはキング自身による脚色で本人も出演

2020年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

リメイク版は色々変えてきていたとのことなので、こちらも鑑賞。
あそこから違うのと、脇役の背景もこちらはあっさり気味。ちょっと駆け足気味になっているかな。キングが出てきて笑ってしまった。パスコーがちょっと面白い人になっているのはどうなのか? ラストはこちらの方が好きということで、一長一短ありでした。
キングって意外と土着的なまじないや呪いを取り上げることがあるなあ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
なお
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「ペット・セメタリー」シリーズ関連作品