劇場公開日 2020年1月11日

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「博物館の展示品としてなら」プラン9・フロム・アウタースペース 猿田猿太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0博物館の展示品としてなら

2024年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 博物館の展示品、などと言うと批判的に聞こえるけど、無価値では無いと申し上げたいところです。開幕からUFOを吊すワイヤーが見えたなら、「ああ、そういう時代の映画なんだ」と理解するしかなかった。個人的に、現時点で最新SF「DUNE」を見た後ですから、尚更です。そして、理解出来るところを必死に探すしか無かった。加えて笑えるところもw
 お話自体はちゃんと構成されていた気がする。一見、無関係に見える「甦る遺体」のホラー要素と、UFOが襲来するSF要素。それは人類にショックを与えるためのパフォーマンスで、それは止まない軍拡技術に警告し歯止めをかけるため。宇宙の皇帝陛下までご来訪して、町中のかたすみで争っているかのような規模の小ささは、まあ、予算の都合とかもあったんでしょうか。本気を出して世界中の大都市にゾンビ集団が襲いかかる映像を作れば良いのかというと、それが宇宙人の警告としてお話の整合性がとれるかどうか。
 見所があったとしたら、甦った三人のモンスター振りでしょうかw 大男の警部もいいけど、お爺さんのドラキュラっ振りも頑張ってたな。今にしてみれば、B級~C級のカルト映画だろうけど、みんな当時として、頑張って出来る範囲の演技をしていたのでしょう。警官たちも良いですね。「志村、後ろ後ろ」と声をかけたくなってしまうw

猿田猿太郎