トロン

劇場公開日:

解説

コンピューター内での権力闘争を、コンピューター・グラフィックスを駆使したアニメと実写フィルムを織りまぜて描く。コンピューター・グラフィックスはTVコマーシャルや映画の一部(例えばマイクル・クライトン監督のLookerに使われたことはあるが、これほど全面的に使われたのは初めてのこと。監督・脚本は80年に動物のオリンピックを描くアニメ『アニマリンピック』(日本未公開)を演出したスティーブン・リズバーガー。彼と製作のドナルド・クーシュナーがこの作品のアイディアをディズニー・プロに持ち込んで、製作が進行した。製作指揮はディズニー・プロ社長のロン・ミラー、撮影はブルース・ローガン、音楽はウェンディ・カーロスが担当。主題歌をジャーニーが歌っている。メカニック・デザインをシド・ミード、衣裳デザインをジャン・メビウス・ジロー、背景デザインをピーター・ロイドが手掛けている。特殊効果監修はリチャード・テイラーとハリソン・エレンショウ。アニメのぺインティングには台湾のアニメーターが参加している。出演はジェフ・ブリッジス、ブルース・ボックスライトナー、デイヴィッド・ワーナー、シンディ・モーガン、バーナード・ヒューズなど。

1982年製作/96分/アメリカ
原題:Tron
配給:東宝
劇場公開日:1982年9月18日

ストーリー

ENCOMは米国防総省にも通じる巨大なネットワークを持ったコンピューター会社だ。デリンジャー社長(デイヴィッド・ワーナー)の独断専行に、エンジニアのアラン(ブルース・ボックスライトナー)は反発する。同僚のローラ(シンディ・モーガン)とともにアランは、フリン(ジェフ・ブリッジス)の経営するゲーム・センターをたずねる。フリンは将来を嘱望された天才エンジニアだったが、その有能さを恐れたデリンジャーに首にされ会社を追い出されたのだった。「デリンジャーが好き勝手にプログラムを作り変えており、トロンというプログラムを使って、デリンジャーのマスター・コントロール・プログラム(MCP)を監視しようとしたが、うまくいかない」とアランはフリンに語る。フリンはアラン、ローラと一緒にENCOMに忍びこむ。フリンが端末機にすわり、コンピューターを作動させようとした時、レーザー光線が彼に照射された。朦朧とした意識の中で目覚めたフリンは、自分がコンピューター世界にとばされたことに気付く。フリンはコンピューター戦士のトロン(ブルース・ボックスライトナー)に出会い、彼から「コンピューター内にあるMCPによって、すべてのプログラムが支配され、その執行官がサーク(デイヴィッド・ワーナー)であること」を聞かされる。トロン、フリン、そしてもう1人の囚人ラム(ダン・ショア)ともに電子闘技場に連れ出された。3人は敵方の闘士3人とともに生命を賭けたライト・サイクル・ゲームをやらされる。3人はゲームの途中で逃げ出し、サーク配下の戦士との壮烈な戦いが展開された。フリンらはその戦いに勝ちを収めた。再びフリンは人間世界にもどり、デリンジャーは失脚する。

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映画レビュー

3.0オーバードーズするくらいならこれを観ろ! 電子ドラッグで脳みそトロントロン…🤪

2023年12月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

知的

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たなかなかなか

5.0世界で初めてCGを導入した映画

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

トロン: レガシー、四半世紀を超えての続編で改めてトロンの偉大さを知った。当時は高度経済成長期から昭和バブルへの転換期で要は本格的に経済成長が軌道に乗った状態。ハリウッドも未来社会の新技術に興味津々だったに違いない。ノルマに追われたITクリエイターがやっつけ仕事で製作したトロン: レガシーと違くて未来社会への希望に溢れたトロン。ちなみに世界で初めてCGを導入した映画なのでCGアニメで有名なピクサーよりも当然早く世界初。最後にタイムスリップではないのでエド・デリンジャーの犯罪は帳消しには出来ないはずなので最後はエド・デリンジャー容疑者逮捕で幕切れにしてほしかったが基本的には刑事ドラマではないのでそこは作品の世界観のこだわりなのかもしれない。

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HILO

1.0予備知識なしで鑑賞

2022年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

古くからSF映画ってのはあるんでしょうが、宇宙や野獣といった類ではなく、コンピュータをテーマにしたカラー作品って意味では当時先鋭的だったのでは...そう思って拝見することにしました。1982年の映画ですから、さすがに今と比べては至る所で劣っているのでしょうが「へぇ~昔はこんなPCだったんだ」「懐かしい!」とかそんな観方もできると思った。

ジェフ・ブリッジスが「俺のアイデアなのに横取りしやがって!」とクビにした復讐のため、社内に忍び込むまで30分・・・つまらなすぎて止めようかと思った。コンピュータの中に入れられてしまってから、いよいよ当時のアニメーションを満喫する展開になったので続けて鑑賞。小人?になったJ.ブリッジス(苦笑)

うーん・・・私は一般の映画ファンでしてアニメには興味がなく、では何故わざわざブルーレイで拝見したかと言えば「映像美」を期待したのですが、ずっとアニメーションだと正直つまらない。こればかりはもう好みの問題でどうにもならない。近年だと「ルネッサンス」がダニエル・クレイグ声やってたから拝見したけど、全然興味持てなくてストップボタン押した。スターが出ててもアニメに興味がなきゃ受け入れられない...そんな葛藤と闘いながら最後まで観た。

ウォルト・ディズニーですから仕方ない面はありますが、個人的には映像全てが可愛く見えたため、ハラハラ・ドキドキする場面は感じにくかったですね。もちろん、この手の映画が好きな人にとっては私の観方は論外でしょう。

出だしのゲームセンターの雰囲気が懐かしいだけでした。

続編にあたる「レガシー」は断念することにしたけど、初めて最後までこういう映画を観たので、それだけは良しとします。今後も機会があればチャレンジして観る、そんなきっかけになった映画だから・・・。

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はむちん

4.0最新映画の先進感

2022年2月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

単純

興奮

幸せ

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共感した! 2件)
keebirdz
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