劇場公開日 1989年2月4日

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「ひどい目にあっても死ねない運の悪いやつ」ダイ・ハード かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ひどい目にあっても死ねない運の悪いやつ

2023年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

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言わずと知れたブルース・ウィリスの出世作にして代表作。

【ストーリー】
主人公ジョン・マクレーンはニューヨーク市警の刑事。
別居中の妻に会いに、クリスマスのロサンゼルスにある日系企業ナカトミビルでの年度末パーティーに訪れるが、そこはすでに危険な国際テロリストたちに占拠されていた。
多数の社員と共に人質にされた妻を救い出すため、愛用のベレッタF92を手に、圧倒的な不利状況の中、マクレーンは単身抵抗を始めるのだ。

敵味方ともに銃の使い方の容赦なさと、マクレーン警部補の主人公らしからぬ口の悪さ、化かし合いの巧さでストーリーを引っ張ります。
傑出していたのは肉体感覚の表現、つまり今にも死にそうな痛みの描写で、足の裏ズタズタ全身切り傷火傷だらけ、それでも悪態ついて敵を追い詰める執念のオヤジぶりはブルース・ウィリス最高のハマり役。
ヨーロッパ製のスーツでパリッと決めた知性派テロリストのボス、ハンス・グルーバーも、マフィアと小汚い元軍人ばかりの敵役だった当時のアメリカ映画の中では秀でたリアリティでした。

かせさん