インディラ

劇場公開日:

解説

現代インドを舞台に、二つの村の対立に立ち上がる力強き女性の姿を描いた社会派ドラマ。監督はインドの元トップ女優で、本作がデビューとなるスハーシニで、脚本も夫のマニ・ラトナムと執筆。出演はスハーシニの従妹で本作がデビューとなるアヌラーダー・ハーサンほか。

1995年製作/127分/インド
原題:Indira
配給:ゼアリズ
劇場公開日:1997年8月30日

ストーリー

南インド、タミルナードゥ州。小さな二つに村が川をはさみ、カーストで対立していた。インディラ(アヌラーダー・ハーサン)は村のリーダー、セートゥ(ナーサル)と優しい母サウンダランマー(アシュウィニ)の元で成長した。幼なじみで婚約者のテャーグ(アルヴィント・スワーミ)は少壮の弁護士としてインディラの両親の信頼も厚く、二人の未来は幸せに見えた。そんな折り、対岸の上位カーストの村とインディラの村の若者が駆け落ち、二つの村の対立が深まる。対岸の村の村長コータマラヤル(ラーダー・ラヴィ)は、セートゥに自分の息子とシャンムガムとインディラを結婚させて和解しようと持ちかける。実は両親がかつて住んでいた対岸の村を追われたのも、カーストの対立からだった。シャンムガムに愛人と子供がいることが発覚して難は逃れたが、おさまらないのがコータマラヤル。地方議会の選挙でセートゥはコータマラヤルを破って当選するが、彼はコータマラヤルの取り巻きである駆け落ちした娘の父親に殺された。村の対立が深まる一方。インディラはテャーグの協力を得て、父の意志を継いで行動を起こす。二つの村の住民に争いの非を説くが、村人は聞かない。だが、子供たちはインディラを取り囲み、手をつなぎあうのだった。

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