イベント・ホライゾン

劇場公開日:

解説

人類未踏の深宇宙で消息を絶ったはずの宇宙船が謎の帰還を遂げ、その救助に向かった隊員たちが体験する恐怖を描いたSFホラー。リアルな科学考証と最新のSFXによって、全編に恐怖ムードを醸成している。監督は「ショッピング」のポール・アンダーソン。脚本は、これがデビュー作のフィリップ・アイスナー。製作は「デビル」のローレンス・ゴードンとロイド・レヴィン、「ショッピング」のジェレミー・ボルト。製作総指揮は、英国の映画・テレビ業界で活躍するニック・ジロット。撮影は「危険な動物たち」のエイドリアン・ビドル、音楽は「未来世紀ブラジル」のマイケル・ケイメン、美術は「日陰のふたり」のジョゼフ・ベネット、編集は「アライバル/侵略者」のマーティン・ハンター、衣裳は「ジャングル・ブック」(94)のジョン・モロ。視覚効果監修は「ミッション:インポッシブル」のリチャード・ユリシッチ。主演は「オセロ」のローレンス・フィッシュバーンと「恋の闇 愛の光」のサム・ニール。共演は「アポロ13」のキャスリーン・クインラン、「ジョンズ」のリチャード・T・ジョーンズ、「バーブ・ワイヤー ブロンド美女戦記」のジャック・ノーズワーシー、「ドラゴンハート」のジェイソン・アイザックス、「ショッピング」のショーン・パートウィーほか。

1997年製作/96分/イギリス・アメリカ合作
原題:Event Horizon
配給:UIP
劇場公開日:1997年11月15日

ストーリー

2015年に月に移住地を完成させた人類は、2040年に銀河系のはてまで探索できる全長2.5Kmの巨大な宇宙船<イベント・ホライゾン>を完成させた。だが、宇宙に旅立ったホライゾン号は、太陽系8番目の惑星こと海王星の付近で消息を絶った。7年後、行方不明となっていたこの宇宙船から突然のSOS信号が発せられ、宇宙ステーションに届いた。その場所は同じ海王星付近で、安否が気づかわれていた18名のクルーを救出する計画が立てられた。やがて、ミラー艦長(ローレンス・フィッシュバーン)以下、ナヴィゲーターのスターク(ジョエリー・リチャードソン)、緊急対策技術者のピータース(キャスリーン・クインラン)とクーパー(リチャード・T・ジョーンズ)、獣医のDJ(ジェイソン・アイザックス)、パイロットのスミス(ショーン・パートウィー)、それに自ら同行を願い出たホライゾン号の設計者ウェアー博士(サム・ニール)の計8名の乗組員を乗せた探索救助船USACルイス&クラーク号が救助に向かう。彼らが深宇宙に達した時、ウェアーは初めてホライゾン号の秘密を明らかにする。彼は、この船の運命について語られてきたことは全て嘘であり、実際には何が起きたのか全く分からないと言う。ホライゾン号は、これまでにも物理的にも技術的にも不可能と信じられていた超高速飛行用に設計された最初の宇宙船であった。ワームホール(時空のねじれによって全くかけ離れた宇宙空間を結ぶ臨界超次元)を通過して瞬時に移動する革命的技術の重力ドライブを開始した瞬間に、跡形もなく消滅したのだとも言う。船の運命を示す唯一の証拠である、最後の交信を記録した音声テープには、人間のものとは思えない凄まじい悲鳴と泣き叫ぶ声が残されていた。遂に発見したホライゾン号は、元のままの外観を残しながらも何かが異なっていた。ルイス&クラーク号から乗り移ったクルーたちは、まるで見捨てられた大聖堂のような沈黙に包まれた広大な船内を探索するうち、次々と奇怪な現象に見舞われる。船内は無人だったが、まるで船全体が生きているかのようだった。その後、ルイス&クラーク号は突如謎の爆破事故を起こし、ジャスティン(ジャック・ノーズワーシー)は錯乱して自殺未遂をするなど、次々と犠牲者が増える。自殺した妻クレア(ホリー・チャント)の幻影に悩まされていたウェアーは何者かに取りつかれ、ホライゾン号を脱出しようとするクルーを苦しめる。ウェアーはミラーに、船は宇宙の果てで生命体と接触し、そこで生命を得たと告げる。そこは恐怖と悪が支配する暗黒の世界で、帰還した船は人間の頭の中の恐怖や罪、悲しみを探り当て、それを具象化して再現していると語る。ホライゾン号は再び暗黒宇宙に出発しようと動きだしたが、ミラーたちは決死の力を振り絞って抗い、脱出に成功するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5当時劇場で見てめちゃくちゃ楽しめた記憶があります

2023年12月29日
iPhoneアプリから投稿

サムニールと ネオの師匠が良い味だしてるんだよねえ
 まあまあ金のかかったホラー映画で あの地獄の描写のシーンがチラッとしか映らないんだけどジックリ拝見したかったですね!
最近見直したら 当時観た時ほどではなくてそこまで面白いか?って思ってしまったので不思議です!

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お主ナトゥはご存じか2世

3.5マニア以外鑑賞禁止

2021年11月5日
iPhoneアプリから投稿

si-fi好きの私は、ある時何を思ったのかこういう宇宙船深宇宙開拓系のテーマも見ておくか(思っきり誤解してました)と手を出して見てしまいました。

それからは、トラウマになりこの手のsi-fiを見るときはネタバレをどうにか見ないように他者のあらすじを見てストーリーの安全性を確認するという作業が必要となりました…。

さて、本編の内容に関してのコメントですが、キッパリ省かせていただきます。ただ、恐怖に強い人にとっては、映像、キャストとも満足のいくものだと思いました。

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sas

3.0たまに観たくなる映画

2021年3月14日
PCから投稿

エイリアンを模した冒頭から本格SF映画かと思わせておいて、ソラリスになったりスフィアになったりしながら、最後は殴り合いをするホラーになります。
ストーリー的には突っ込みどころは多いんですけど、宇宙船内や宇宙船の操作モニター画面の作り込んだ美術が良い感じです。

船長の椅子の背もたれがダクトテープで補修されてたり、空調のファンが無数に回っていて光を複雑に変化させてたり、この映画の見所はそういうところだと思います。
サブリミナルで表示される地獄のデザインも他に無い感じで、一時停止して見る価値があります。
ラストのホライゾン号の爆発と宇宙に広がる炎の波も美しいです。

終わり方が安っぽいけど、それを含めてこの映画の味なんでしょうきっと。
ストーリーが薄く印象に残らないお陰で、逆にいつ観てもどんな映画だったっけと新鮮に感じます(笑)

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FLR

3.5SFホラー、グロあり

2020年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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怖い

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ぷる
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