劇場公開日 2005年11月5日

「ロシア文学も読んだことのない人の長文&駄文レビュー」ALWAYS 三丁目の夕日 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ロシア文学も読んだことのない人の長文&駄文レビュー

2024年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

明けましておめでとうございます。本年もどうよろしくお願いいたします。

拝啓。縁もゆかりもない赤の他人のレビュワーの皆さま。
ここしばらくレビューを書いていなかったのは、アマプラのFODでTVドラマ版の『Dr.コトー診療所』の全シーズンを観ていたわけで。
やはり吉岡秀隆に胸キュン♪となっており。その流れで『北の国から』も全シーズン観てしまい。
そういうわけで、映画を観る時間がなく。なので、新年一発目は吉岡秀隆でスタートしたく思い。
そして本作を選んだわけであり。
純クンちょううう可愛いぃあぉおぅえおぇえぇい!⁽⁽ଘ♡₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡ଓ⁾⁾
ごめんなさい、別にショタを病んでいるわけではありません。
女装の上にショタとか、どんだけ病気こじらせてるねん!って話ですよね。
ちゃうねんて!ショタやなくて、純くん限定で萌えてるねんて!
えっ?ちゃうねんて!女装はしてても、恋愛対象はノーマル然として女性やねんて!
それが証拠にコトー先生では蒼井優に萌え~♪ってなっててんて!
北の国からでは、若かりし日の原田美枝子に萌え~♪ってなっててんて!
あんなふうにキレイになれたらなぁ…って思っただけやねんて!
節操なくてごめんなさい。←誰に!何を!
蛍ちゃんには、萌え~♪ってなってへんって!そんなん犯罪者ルートですやん!ルー♪ルルルルル♪…

相も変わらす脱線多くてごめんなさい。
ちゃんと真面目にレビューに戻りますね。
吉岡さん萌え~♪とか言いつつ、この作品、過去にDVDで一度観たっきりだったのですね。
TV放映も観た記憶がないし。
むしろ、えげつない漫画の方の『四丁目の夕日』をはっきりと覚えているくらいです。
こちらは原作コミックも読んでいないんですよね。
なので、モチベーションが薄れないうちにと思い、年の瀬にレンタルショップにGo!しました。
(同時に借りてきたのは、なんでか『冷たい熱帯魚』と『キャタピラー』なんですよね・笑。また機会を見つけてレビュー書いてみたいです。)
それはそうと、前回のコトー先生のレビューでは、またもや醜態を曝け出していました。
「タケヒロ君のエピソード」の件です。医師を志した心境の云々はTVドラマで、これでもか!ってくらいに丁寧に描かれていましたよね。私如きが口を挿むようなことじゃなかったです。←これだからニワカは!

今度こそ、ちゃんとレビューに戻りますね。(このスタイル、今年こそは改めなきゃ)
この映画の舞台の世代は、私の生まれよりも、ちょいと昔なんですね。
なので、自動車やら街並みやら、懐かしさがもうひとつピンとこないんですよ。
想像してギリ懐かしめる世代。
劇中に出て来るテレビや冷蔵庫って、私的小学生時代の憧憬アイテムに置き換えればBCLラジオだったり、ミニコンポだったりに相当するです。
世代がちょっと違えど、胸にきゅ~っとくる物があるって、やっぱり日本人のDNAが、体に受け継がれてるんでしょうね。
山崎監督も、まさに私と同年代なのに、その良き昔の風景を再現していらっしゃるって、すごいことだと思ったの。
私ですら、そんな世界観に感動したのだから、当時を知る人たちにとっては、感涙ものだったと思うの。
ありきたりな表現ですが、エアコンもパソコンも無かった時代の方が豊かだったと思うの。
オープニングのプロペラ飛行機のシーンなんて、かの名作『フォレストガンプ』を彷彿させる素晴らしい出来栄えでした。ちなみに、そのガンプ。オープニングシーンを撮るために使った手間って、一本分の映画を撮れるほどって言われているらしいですね。
そんな素晴らしいVFXのみならず、大道具から小道具に至るまで、しっかりと作り込まれているので、下手したら貧乏臭い人情話になるところが、それらを効果的に使うことによって、一級のエンターテイメントに昇華してると思ったの。
本作がとても楽しめたのって『ゴジラ-1.0』が米国で大ヒットしている理由そのまんまって思ったんですよね。
幾層にも重なった人間ドラマが、とにかく素敵です。泣かせます。全米をです。ベタとか鉄板とか言わないの!王道って言うの!
俳優のみなさんが、本当に生き生きと演じていらっしゃると思ったの。
なので、それぞれのキャラクターにしっかりと命が吹き込まれてるって思ったの。
茶川と淳之介はもちろんのこと、鈴木オート一家しかり、ヒロミしかり、アクマ先生しかり。
誰を主役に据えても物語が成立するんじゃないかと思うほどに。
その集合体が、効果的な音楽と相まって全員で泣かせにくるんだから、涙腺的にたまったものじゃないわけ。まさに涙腺クラッシャー。
そして、ゴジラの時同様に、意地悪にも山崎監督の悪癖と言われている“説明過多”な演出や台詞回しに気を付けて観てみたです。
私のボケたオツムには、これらいでちょうどよいのかもしれませんけれど、そーゆーのは一切感じなかったんですよね。山崎監督いいじゃないですか。過去に観たのって『アルキメデスの大戦』くらいなのですが。
テーマ?として描かれていたっぽい“絆”。
縁もゆかりもない赤の他人同士だからこその絆があると思って。余計な話なんですが、私、本当に人非人のひねくれ者なので“絆”って言葉が大の苦手なんですが…
私なりに解釈すれば「お互いがお互いを思い遣る気持ち」これに尽きるのかなー…って思うの。そこでは血の繋がりの有る無しを問わずに。むしろ無い方が、繋がりがより強くなると思うの。
肉親間では、あって当たり前って甘えがあるけれど。赤の他人同士だと、それを支える大きな理由や強い動機が発生しなきゃいけないから。
本作では茶川と淳之介を結びつける気持ちが、共に小説を愛する物同士の純粋な愛情だと思ったの。
淳之介は純心に茶川に心酔し、茶川もそんな淳之介に応えるべく精一杯の大人(父親)の見栄で応えようとしていたし。
迷子騒動でのビンタ事件が本当に泣けたんですよね。ヒロミも、きっとそこで茶川への想いが芽生えたのは想像に難くないし。そんなヒロミとの、それぞれのお互いへの愛情も含めて、さらに六子ちゃんと鈴木オート一家の、ドラマが幾層にも重なり、絡まり合ってくるの。まさに掛け算の妙。焼きたての甘くて温か~いミルフィーユみたいな。
エア指輪のシーンも本当に泣けるんですよね。
私ねアレ見て、はつ!と頭の電球が光ったんですよね!「そうか!この手があったか!」って。
映画ご覧になっていた女子さん的には、もうあれで十分って思われたですよね。むしろテレビショッピングでさえ気楽に買えるダイヤンモンドよりも、こっちの方が胸キュ~ン♡するはずですよね。
機会があれば、空の指輪の箱のエア指輪をプレゼントしてみよう。←誰に!
三流の万年筆のラストエピソードで涙腺大崩壊のサナギマンだったんですよ。文世、珍しくイヤなヤツ。

山崎監督の悪癖が“説明過多と言われるのなら、私の場合は、明らかに“おふざけ過多”なんですよね。
ここ、今年はどーにかしたいと思うです。大して面白いこと書いているわけでもないのに。
てか、そもそも、レビューってウケ狙いで書くようなものじゃないのに。
なのに新年一発目からこれでは、先が思い遣られますわ。

おいらぁ、学もユーモアのセンスもねぇ。まともな感想も書けねぇ。したっけ、観た感想は語り合いたいっぺ!映画ってそういうもんだっぺ!←何弁よ!

野球十兵衛、