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解説

自由を獲得する為に、死を決意したふたりの若者の友情と葛藤を短い旅の中に描いた青春ロード・ムーヴィー。監督は、本作で本篇デビューとなる堀江慶で、自らの原作を基に自身が脚色。撮影を百束尚浩が担当している。主演は、「害虫」の戸田昌宏と映画初出演の元お笑いグループ底抜けエアラインの村島リョウ。第20回ヴァンクーヴァー国際映画祭ドラゴン＆タイガーアワード部門スペシャルメンション受賞作品。

2002年製作／92分／日本
配給：アースライズ
劇場公開日：2002年3月30日

ストーリー

恋人だと思っていた美由紀に弄ばれたことを知って逆上し、彼女を殺害してしまった公宣。人生の行き場を失った彼は、高校時代の親友で同じように人生に息苦しさを感じている純を誘って、ある団体が主催する集団自殺に参加する為、500キロの自転車旅行に出る。それは、ふたりにとって自由を獲得する旅の筈だった。だが、旅の途中での様々な人との出会い、また自分の人生を見つめ直すうちに、公宣は生き続けることを選択。ひとり、東京へ戻って行く。一方、覚悟を決め旅を続ける純は集合場所の浜辺へ到着すると、集まった人々と共に集団自殺に参加するのだった。