非・バランス

劇場公開日:

解説

周囲を拒絶して生きる女子中学生が、中年のゲイとの交流を通して人間関係の大切さを学んでいく様を描いた青春ドラマ。監督は「ポッキー坂恋物語 かわいいひと/EPISODE II」の冨樫森。魚住直子による原作を基に、「冬の河童」の風間志織が脚色。撮影を「BOYS MEET THE FUTURE Juvenile ジュブナイル」の柴崎幸三が担当している。主演は、本作のオーディションで選ばれた新人の派谷恵美と「風花」の小日向文世。第13回東京国際映画祭コンペティション参加、第23回ヨコハマ映画祭日本映画第10位及び新人監督賞、最優秀新人賞(派谷恵美)受賞、芸術文化振興基金助成作品。スーパー16ミリからのブローアップ。

2001年製作/95分/日本
配給:メディアボックス=日本ビクター
劇場公開日:2001年6月2日

ストーリー

小学校の時に親友のユカリから受けたイジメが今も心の傷として残っている中学2年生のチアキには、学校生活を生き抜く為のふたつの戦略があった。クールに生きていくことと、友達はつくらないこと。ところが夏休みを目前に控えたある日、チアキは願いを叶えてくれると噂されている緑のおばさんと勘違いして声をかけたオカマの菊ちゃんと知り合ったことから、彼女(?)と親交を深めるようになっていく。年齢や性別を超越した菊ちゃんは、チアキにとって正に未知の存在。周囲に壁を作っていた彼女の心を少しずつ解きほぐしていってくれるのであった。お陰で、チアキはクラスでイジメに遭い自殺未遂を起こしたミズエとの間に友情を育むことにも成功する。しかしそんな矢先、昔の恋人の借金を肩代わりしていた菊ちゃんの前に取立屋が出現し、彼女から笑顔を奪っていった。そんな菊ちゃんを励まそうと奮闘するチアキ。だが、大人の心を理解するにはまだ幼く、却って菊ちゃんを傷つけてしまう結果に。そしてそれから暫くして、菊ちゃんはチアキに緑のコートを残し姿を消した。しかし、菊ちゃんとの関係を通して成長したチアキは、ユカリとも決着を着け、ミズエと共に新学期生活を送るのであった。

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映画レビュー

3.0見た。

2023年12月31日
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