劇場公開日 2020年11月6日

「偉大なる映画人たちが遺した功績に思いを馳せる」鉄道員(ぽっぽや) 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0偉大なる映画人たちが遺した功績に思いを馳せる

2020年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

東映時代の高倉健さんを全盛期とする人もいるだろうが、それ以上に「君よ憤怒の河を渉れ」「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」以降の、任侠映画のスターからイメージを脱却してからの健さんに、最近は更なる魅力を感じる。「夜叉」も最高に痺れますが、今作も何度だって観てしまう引力が溢れています。今は亡き健さん、降旗康男監督、坂上直プロデューサー、そして今年鬼籍に入られた志村けんさんの姿も確認することができる。ある意味、とても静かな作品だが夢のようなひと時を味わわせてくれる。

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大塚史貴