劇場公開日 2000年4月29日

アメリカン・ビューティーのレビュー・感想・評価

全95件中、81~95件目を表示

3.0家族のバランスのはかなさ

2016年2月24日
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movie mamma

5.0生きていることが幸せとは限らない

2015年12月22日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

難しい

郊外の新興住宅地に暮らす夫婦と娘の三人家族。
夫婦仲は冷め、娘は親と意思の疎通がない。
おかしな青年とゲイ嫌いの父親がいる隣家も同様の家庭だ。
だが夫がリストラに合い、娘の友人に性的妄想を抱き、妻は浮気、娘は隣家の青年と駆け落ちを決意し……。
コミカルで辛辣な家庭崩壊ドラマ。
アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞の5部門を獲得。
(映画.comより引用)

なかなかエグい映画だった。
「人間の汚い部分を容赦なく」系。笑

さすがにアカデミー賞獲りまくってんな!
中でも、主演男優賞(ケビン・スペイシー扮するレスター・ブレナン)は間違いない。
あの人、怒鳴るときしゃべり方がやたらリズミカルになってラッパーみたいですごい面白いの。笑
ベッドで妻と言い合うシーンがあるんだけど、今まで何も言い返せなかった妻に言いたいこと全部ぶちまけて、勢いそのままに背を向けてこっそり「してやったり」って顔になるのほんと爆笑だった!

っていうか世の中の「夫」って、こんなに迫害されてるもんかね。
妻の発言も娘の態度もいちいち酷すぎて、共働きだからとか夫婦で腹割って話せるとかっていうレベルじゃなかった。戦慄。
「家族」というものに対して壮大な理想を抱いているんだよね私は。ガラガラガラ・・・(崩壊音

一般的に、妻へのDVやモラハラは話題になるけど、夫へのDVやモラハラはなかなか表に出ないってなんかで読んだな。
男の方が物理的な力が強いから、妻を痛めつける=弱いものいじめ、ってなるからかな。
男=強い存在、っていうプライドがあるから女性以上に周りに相談できなかったりして、でも実は多くの夫が苦しんでいる現状があって、だからこそ映画とかドラマとかで「虐げられる夫」がよく描かれるのかな。
そう考えると、歴史的に「強い存在」とされてきた男性って可哀想な面もあるな。
強くない男もいれば強い女もいるからな。
そもそも性別なんか関係なく相手を傷付ける言動は慎みましょうって話だな。
私は元々気性が荒いうえ産後さらに荒れてしまいその結果気づかぬうちに他人を不愉快にさせてるからきっとこの妻と同じような瞬間も多々あるんだろうな。
はぁ・・・ホルモンバランスとか言い訳にしてる場合じゃない・・・

エンディングは、冒頭のナレーションで言っている通り頭をブチ抜かれて死ぬんだけど、犯人は誰でしょう?っていうドキドキが残っています!

みんな色んなものを抱えて生きていて、いつもはひた隠しにしてるけどちょっと弱くなったときにそれが露呈してしまって、そんな自分を受け入れられる人と受け入れられない人がいる。
受け入れられないあまりに証拠隠滅に走る人もいる。
自分がどっち側の人間かは実際にそうなってみないとわかんないのかもね。

一番不気味なのは、これを観終わったときに、タイトルにも書いたけど「生きていることが幸せとは限らない」って思ったこと。
確かにレスターは死んだけど、「自分は幸せだ」と心から感じてそう呟きながら痛みを感じることもなく死んだ。
後に残された人たちは、命はあるけど今まで通り苦しみとか行き場のない負の感情を抱えながら生きていかないといけない。
どっちが幸せかって正直わかんないな。
今は生きるための明確な目的があるから平気だけど、「死にたい」って毎日のように言ってた頃とかに観なくてよかった。危険。

だって公開年2000年ってことは私まだ13歳だったんだよね。
中学生のときに観てたらやばいな。病んでたし。
あの頃、同級生たちはこういうの観てたんだろうか・・・ノー天気な中学だったから観てないだろうな。笑

ちなみにこの映画は、独身時代に年間100本映画を観ていたという幼児教室で知り合ったママさんに教えてもらったんだけど(ちょっと前に観た「スパイ・ゲーム」もそう)、これをお勧めしてくるあたり彼女とは本当にいい関係を築けていると感じます。笑
彼女は今頃私が推した「シンドラーのリスト」を観ている。

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Chisa

3.5度肝抜かれた

2015年12月5日
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なんかもう娘以外全員狂ってるように見えて
娘かわいそう…って感じ

でも前半、主人公に気持ち悪いと感じてたのが、ラストシーンで覆される
愛を感じる
娘が駆けつけ、妻がクローゼットで嘆く。
誰もが苦しんでいる。

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JYARI

3.5狂気じみている

2015年11月16日
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鑑賞方法:VOD

非常に面白い作品。
主人公を始め、それぞれのキャラクターが心に葛藤と欲求を抱えており、だんだんとそのタガが外れていく作品。
中盤に向けて解放された欲は終盤になるにつれて、収束していき、理性を取り戻し始めるも、最後はあのオチにつながる。
人間の理性と本能の揺れを描いた作品なのでしょう。

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ザカマツ

4.0嫌いじゃない!

2015年10月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

どうせクソビッチなやつだろう、くらいに考えてた…娘が借りてきたやつだから(^^;;
しかしながらなんとなんと
なかなかの映像芸術とシナリオ
面白く転がって行ったなーと感心しきり
音楽も心象映像もうまく使われていた

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mamagamasako

4.0良い

2015年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2週間近く用事で暇がなかったため映画をみていなかった
そんで久しぶりにみたのがこの映画

映画に飢えていたのもあって完全に映画の世界にひきこまれる
ところどころ笑えるような可笑しなシーンもあって、客の期待はちゃんと裏切らず、それでいて「そんな…!」という終わり方

とても楽しめた

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yo_cga

2.5残念

2015年5月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

予想を下回ったおもしろさ
期待しすぎたかなぁ

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TMGE

2.0いまいち

2015年5月17日
PCから投稿

2000年アカデミー賞作品賞を受賞した作品です。でも、ノーカントリー同様、受賞する作品とは思えない。個人的な感想を言えば、2000年以降のアカデミー賞は権威がなくなった気がする。ちなみに、1999年までの作品で私が見たうち(30本位)、駄作は1本もなかった。

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ジョニーデブ

5.0感性にハマる人にはドハマる

2014年12月20日
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友人と完全に意見が分かれた。

個人的には、映像の美しさ妖しさと音楽が強く心に残っている。

話自体は明るいものではないけど、人物達の暗さや少し捻れた感情が、中々普段見ることのないものだからこそ惹きつけられたのかもしれない。

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おやこどん

3.0

2014年10月3日
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興奮

ってのは世界共通。娘の友達に‥ってのもありなのか。ラストはなんとなくわかるナレーションだったが意外な展開だった。しかし俄然印象的なのは隣の男の子。この子を主人公にした続編的な映画が見てみたい。

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がい

3.0面白い

2014年3月30日
iPhoneアプリから投稿

笑える

悲しい

家族が崩壊していく話だが随所にブラックユーモアがちりばめられていて陰鬱さとコメディ感覚とが絶妙なバランスをとっている

けっこう悲惨な話だがテンポよく楽しめた

でもまだこの映画をちゃんと理解できなかった気もする

何年後かにまた観てみたい

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s_k

3.5映画らしい映画なのです

2014年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

楽しい

テンポよく撮れる、じっくり見せられる、あまり美しく見えなかったソーラ・バーチが急に圧倒的に美しく画面に現れる、涙させられる… 言うことないじゃないですか、これじゃあ。
何も間違えない男、それがサム・メンデスなのかも、と感じました。

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チャーリー

4.0一口には言い切れない

2013年3月31日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

私の乏しい表現力では表しきれない作品です
ただただ見応えがありました。

これを観れば現代アメリカが分かる、というのは事実でした。
しかし、皮肉に、そして的確に風刺しているからか、目を背けたくなる場面もいくつかありました。

なんでだろう、アメリカ人でもないのに。

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Ms. Parnassus

3.0アメリカってこんななの?

2012年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

難しい

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gdf

4.5いい映画にいい脚本あり

2012年4月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

脚本が素晴らしく良い。

多くの映画で台詞は、映像を引き立てるため、物語を前に進めるための脇役でしかない。
しかし、「アメリカン・ビューティー」は違った。
その台詞ひとつひとつがまるで主役のように振る舞う。
無駄が無く、洗礼され、情感に溢れている。

マンネリ化した核家族…、妻と夫はすれ違う、親と子はすれ違う。
そんな家庭が隣人同士となればこれはもはや偶然ではなく、現代アメリカの中流家庭の"現実"である。
ありふれた人生に飽き飽きし自由を望む中年男、理想の家庭という外観や見栄にこだわる女、自分に関心をもってほしい典型的なティーン、"自分"を持っている青年、家族を支配したがる父親、夫の支配によって脱け殻のようになった妻。 多くの生き方、価値観の交錯によって現代アメリカの暗部が浮き彫りにされる。
その映し出し方は"えぐりだされる"と言うほうが適切なほど生々しく、巧みである。
また、そのアメリカ中流家庭の縮図に生きる誰もが不満を持ち、今を変えたがっている。
しかし、勇気を持って一歩を踏み出しても、全て上手くは行かないと作品は語る。

そして、彼らがいつも白い目で見てきたゲイのカップルたちこそが一番"自分"を解放して自由に生きる人々であり、幸せに生きる人々であるとも語る。
皮肉にもそれが"アメリカ"だ。

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keita