劇場公開日 1980年8月2日

二百三高地のレビュー・感想・評価

全19件を表示

2.0少し長く、難しい

2024年1月1日
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プライア

4.0死屍累々とはこのこと

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

泣ける

悲しい

ずいぶん子どものころに観た為に
うろおぼえなところもだいぶあります。

印象深かったのは、
なすすべもなく
雨あられと降る銃弾に
つぎつぎ人々が倒れていき、
人間の無力さを感じたこと。
無力な人間一人ひとりにドラマがあったこと。

大人になっていろいろ事情を知りますと、
よりいっそうむなしさが増します。
現代でも、自分の周りでもいますね。
人柄はすごく良いから好きなんだけど、
仕事ができなくてなぜだかいつもケツふくはめになってしまう
上司や同僚。

これがこと戦争となると
困ったなあでは済まされませんね。
それ以前に戦争しないですむならそれが一番。

しかし過去の日本人が
命を張って戦ってくれたおかげで、
私たちも今のほほんと暮らし、
日本人です、と
堂々と名乗っていられる。
この感謝は忘れてはいけない。
それを踏まえて、
自分も自身や日本の将来が明るいものになるように
努力するのは、
もはや義務と考えていい気がします。

この映画だと思う。
「いい奴から死んでいくんだ!」というセリフ。
私の頭に巣食ってしまい、
いい人に出会うと、つい
「この人からか…」と考えてしまうようになってしまった。
どうしてくれる。

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こまめぞう

4.5抱いていたイメージと全く異なっていた

2023年2月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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M.Ooi

2.0あおい輝彦に拒否反応

2022年11月2日
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つい最近観た「大日本帝国」の中のあおい輝彦の役が嫌らしくてそのイメージが払拭できず、またしてもこの役どころと被って気持ちが悪かった。大日本帝国では関根恵子さんと、この映画では夏目さんとラブシーンが。
二百三高地って何のことだろうと思っていたけど、203mの山って事なんですね。
仲代達矢さんの美しい顔立ちがまるでキリストの様に見えました。新沼謙治さんも俳優業されていたのですね。昔懐かしい俳優さんが出てきて楽しめました。

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見聞

3.5超力作!

2022年7月17日
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鑑賞方法:映画館

なんといっても、ラストの、明治天皇の御前報告の場面が印象的でした。乃木大将の心中を慮ると胸に迫るものがあった。そして仲代達矢の圧倒的な演技にこころ震え、涙しました。このシーンのためにこの映画はあるのだと言っても過言ではありません。

舛田監督をはじめとした制作陣や俳優陣たちの並々ならぬ情熱が伝わってくる超力作。
このあと日本がたどることになる激動の歴史を思うと、よりいっそう感慨が増します。

映画全体の感想としては、ケチをつけたいところもあるのですが、それは言わないでおきます(東映作品じゃなかったら、もっとよかったかもしれません。昔から東映の映画にはあまり好きなものがありませんでした)。

追記
このところ、自分が中学・高校の頃に作られた作品を鑑賞することが多いのですが、今回もこのような大作を劇場で鑑賞する機会を与えてくださった関係各位に感謝いたします。

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peke

5.0アメリカ並みの舞台セット

2020年9月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

アメリカ並みの大掛かりな舞台セット。
日本でもこういう迫力あるものが作れたのか、と驚きました。

有名なのでしょうけど、更に世間に知れ渡って欲しいです。
戦争は悲しいものだ、というのが分かります。

太平洋戦争を戦争だと、ひとくくりにしてその思考の通りに鑑賞し、
その気持ちのまま観ていましたが、
ただただ、これもこれでひとつの「戦争」という大きな「物語」なのだと感じました。
これは戦争賛美及び日露戦争賛美ではなく、
独立した「ひとつの」戦争だと、他とひとくくりにしてはいけないものだという、
そういうことを言いたいです。

ただ、あまりにも長いので、1時間おきに休憩をいれるといいかもしれません。
夏目雅子さんがあんなに美しい方だったとは、、
とてもお綺麗な方ですね。

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ひぃちゃん

4.5勝ち戦を題材にしての堂々たる反戦映画

2020年8月28日
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鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

5.0最高の「反戦映画」です。

2020年5月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

乃木大将と、最前線に出征した少尉の目線から描いた旅順包囲戦。

邦画の戦争映画の中で、唯一鑑賞出来た映画です。
名もなき兵士から見た戦争の惨たらしさ。軍司令官の苦悩。要所でインサートされる家族たち。そして、元老伊藤を描くことで日露戦争全体も描き、映画全体の分かり易さと完成度を高めます。

乃木を演じる仲代達矢の演技が秀逸です。ランプを消し暗闇で震えるシーン、児玉に「木石じゃないぞ」と怒りをぶつけるシーン。素晴らしいシーンの連続でした。
また、少尉が変貌していく姿も心を打ちます。トルストイを敬愛しロシアに愛着を持つ少尉が、戦闘を繰り返すことで形相が変わっていく様は、戦争の恐ろしさを思い知らされます。

戦闘シーンは邦画レベルを超越した迫力で、テレビ鑑賞でも圧倒されるものでした。やや芝居がかっていたり、ジオラマがチープだったりするのが少々残念ですが、映画全体の評価を損ねるものではないように思います。
戦争の酷さをこれでもか・・・と描きながら、最後は勝利で終わる日露戦争は、私にとっては鑑賞出来るギリギリのものでした。
公開直後は、「戦争賛美」と批判されたそうですし、どうしてもナショナリズムを駆り立てる映画であるのも事実です。しかし、私の中では反戦映画の最高峰だと思っています。

ただ、忘れてはならないことが2点。この戦争ではロシア兵士も数多く死傷しています。旅順包囲戦では、日本兵より多くの兵士が亡くなっています。欧州からアジアに侵略してきた兵士達ですが、彼等も祖国の為に戦っている点では、日本兵士と変わりはありません。
そして、この戦争は朝鮮・中国の国土で行われていたこと。当時の世界情勢を考えると仕方ないことではあるのですが、今の感覚では「日本もロシアを批判出来ない」戦争であることも理解しておきたいです。

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よし

5.0これこそ世界最高峰の戦争映画にして、同時に世界最高峰の反戦映画でもあります

2020年1月12日
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鑑賞方法:VOD

声を上げて号泣しました

戦争の悲惨をこれでもかと訴え、感情を震わせて伝えてきます
本作を、軍国主義を賛美しているとの批判は全くどうかしています
これ以上の反戦映画は世界を見渡しても有りません

インターミッションとエンドロールで流れる有名な主題歌がその反戦のメッセージを的確に伝え、かつ感情を強烈に揺さぶります

司令官としての乃木将軍の巨視的視点、最前線で戦う名も無き兵士達の苛烈な戦場の視点
そして銃後の日本での生活の視点を、夏目雅子の演じるヒロインの松尾、野際陽子の演じる乃木の妻とでみせます
この三つの視点を巧みに組み合わせて立体的に物語を紡いでいきます

希にみるような優れた脚本で、私達は金沢第9師団に応召された新兵4人、新任少尉の元小学校教師の小賀の5名とともに旅順攻略戦に参加することになります
映画の終盤にはその5名と私達は戦友になっているのです

単なる戦記物語ではありません
戦争の悲惨さをあざとく、これ見よがしに見せてくる安っぽいお涙頂戴でもありません

忠実に戦史を再現しつつ、戦争の悲惨さを同時に伝えます
日露戦争は第一次世界大戦を先取りしたような戦争だったのです
人類初めての大量殺戮の戦いを経験したのです
ですから決して乃木将軍が無能であったとは言い切れません

戦闘シーンは古今東西の戦争映画の最高峰です
ジョン・ウェインの硫黄島の砂も、史上最大の作戦、プライベートライアンでのオマハビーチの激戦シーンすら本作には遠く及びません
雨霰と飛び交う銃弾と砲弾の下、一面に戦死者が埋め尽くされていきます
地面は砲弾によって掘り返され月面のようになっています
銃弾が無くなるまで戦い、銃弾が底をつけば石を投げ合ってでも戦い、銃剣突撃し、最後には素手で掴みあうのです

さらには上面なヒューマニズムでは全く歯が立たない戦争の強烈な現実までも伝えてきます

国と国の利害の激突によって殺し合うかも知れないが、人間同士が敵視しあうものではない

そのようにあおい輝彦が演じる小賀は主張して美しい国日本、美しい国ロシアと小学校の黒板に併記して出征します
しかし、その彼がそれを否定してしまう現実
フィアンセの松尾もまた美しい国ロシアとは板書しようとして出来ませんでした

戦争するくらいなら殺されようと、繁華街でギターを鳴らして歌ってビラを撒く団塊左翼老人達の夢想的平和主義の空理空論を木っ端微塵に粉砕しています

山も、河も、季節も、愛も死にはしません
しかし人間はかくも簡単に戦場で死んでいくのです
殺されては何もなりません
けれども山、河、愛、祖国の平和な暮らし
それを守る為になら、確実にすり潰される運命を知っていても兵士達は死地に飛び込むのです
突撃に怯むことなく敵に向かって突進しているのです

本作には日章旗と共に旭日旗が数多く登場します
軍旗としても登場し、クライマックスではボロボロになってまでロシア軍と争奪戦をして山頂に掲げられます

旭日旗はこのような歴史と戦場で戦った無数の兵隊達の血と涙が染み込んだものだったのです

確かに軍旗として使われていますが、それは某国が主張するような侵略の旗印では決してありません
そぞろオリンピックに向けて難癖をつけて来そうですが、そんなものでは絶対にありません

名も無き兵士達が、祖国の山、河、平和名暮らし、愛する人、それを守る為に命を掛けていた名誉の旗なのです

それを侮辱するということは、私達のご先祖様の死を、血と涙、苦痛と苦悩を侮辱する事と同じ事です

それを再確認出来る事でも、本作を今観る価値と意義があります

乃木の仲代達矢、児玉の丹波哲郎、明治大帝の三船敏郎
彼らは正にその人にそのもののようです
そしてヒロインの夏目雅子は目を見張るような美しさでした
あれほどの戦場の悲惨さに釣り合うほどの美しさでした

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あき240

4.0夏目雅子の美しさに見惚れる

2019年11月29日
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このレビューに 最初 日露戦争についての意義や考察を長々と書いていた。

海軍からの強い要請の意味、この時代の世界情勢。

そして携帯の操作をいくつかしてる間にさっぱり消えた。

あ〜もう〜!
と思ったが。

この映画を今 見ようとする人なら、そんな事はご承知なのだ。語り尽くされた話なのだ。もうそんな事は書かなくていいのだ。

歴史物の映画は、もとからネタバレ。
どうなるかなどわかり切っている。
それを いかにドラマチックに魅せるか。

そう思えば この映画は成功している。

役者としていちばん油の乗り切った俳優たちが、ごっそり出ていて 現場はさぞ大変だった事だろう。

当時のキリスト教系の思想家たちが、平和を訴え
戦争を批判するも
時代がそれを許さない。

もし 日本がこの決断をしなければ、どうなっていたのか。
ロシアの西側にある小さな国々のその後を見るにつけても恐ろしい。
しかもロシアは太平洋側に不凍港を求めていた。

その後の長い期間 ソビエト連邦として左派をリードし続けた巨大で獰猛な国家。

理不尽な事を平気で
「そんな約束しましたっけ?」とあっさり言いのける厚顔ぶりは 美しい国ロシア な〜んて言ってる場合じゃない。
シベリア抑留も国際法違反だし
戦後の樺太への侵入にもその片鱗が見える。

伊藤博文が 心の底から恐れたロシアという国は、
平和という柔らかな武器で対待出来る相手ではなかったと
私も判断する。

何万という先人の命と引き換えに
今ある我が国の平和と

日本が最も良い時代(この先はわからないので)
に生きている事に

本気で感謝する。

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asica

5.0丹波ファン必見

2019年10月24日
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鑑賞方法:VOD

ええ、私は丹波哲郎ファン(丹波さんの大学の後輩でもある)なので全力でこれは推したい。史実の児玉源太郎がどんな性格だったか知る由もないが、あっ、こういう提督だったんだwと思ってしまう。また、極道から徴兵された佐藤允が実にかっこいい。新沼謙治がいることで全体の緊張感をほどよく弛緩させる絶妙にいい配役。
明治日本がなぜここまで満州にこだわったのか、その点は描き切れていない。が、そこまで描いたら「戦争と人間」レベルの長時間になってしまう。

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さすまー

2.5伊藤の涙と児玉の涙

2019年7月24日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

 序盤、森繁久彌演じる伊藤博文の開戦への決断が描かれる。「命を賭して」「ワシも全財産擲って」「最後の一人となっても」と熱い麗句がならぶ。
 以前観たときは、この伊藤の姿勢にも感動したものだが、今回は、児玉源太郎がのちに戦場で流す涙とは性質が異なるものに思えた。
 この間に、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んだり、伊藤の他の書物での論評などから、映画で描かれているのが稀代の人たらしであるように見えた。
 児玉や乃木希典が流す涙は、自らの重責に押し潰される人間の顔に流れ落ちる。伊藤のそれは、人の気持ちを動かすために頬を伝う。
 実際の伊藤の心中など誰も知るよしもない。ただ、そのような彼の偉大なるインチキ野郎ぶりを、これまた本人がどのようなつもりで演じているのか、推し量りかねる森繁の怪演である。
 森繁、丹波、仲代。怪優たちを観るだけでも、価値がある一本だ。
 子供たちには、今をときめくアイドルグループは、この乃木希典こそがルーツであると伝えておいた。

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佐分 利信

4.0・途中のさだメロディー全開は休憩の合図 ・戦争は国と国じゃなく人と...

2019年6月28日
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・途中のさだメロディー全開は休憩の合図
・戦争は国と国じゃなく人と人の戦いなんだというのがよく分かる。さすが笠原和夫
・仲代も丹波も小声で話すが雰囲気だけで内容が分かるな
・前線でのロシア側とのやりとりがよかった
・あおい輝彦すごい

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小鳩組

名作‼️

2019年5月11日
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泣ける

悲しい

日本人なら是非見てほしい作品。

戦争の生々しい現実を描いている。

歴史の教科書には書いてないことも
あり、勉強にもなった。

また見たい

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741ロベルト

5.0戦争に翻弄された人々の物語

2019年3月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

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しゅうへい

4.0大作で名作

2018年8月8日
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怖い

日露戦争の決定機のひとつが壮大に描かれている。
一見の価値あり

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もりり

5.0一度は観て欲しい

2017年10月8日
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いわ

5.0小さい頃にテレビで見た記憶

2013年10月12日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

大きくなり、あの映画をもう一度見たいと思ったが、タイトルがわからず戦争映画を何本も借りて、ようやく見つけ出した作品です。

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佐ぶ

4.5兵士の悲惨な戦いと将軍の苦悩

2013年3月16日
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鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 80
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 75

 戦場における一人一人の兵士たちの苦しみや心身の傷だけでなく、戦争に来る前のそれぞれの事情。そのようなことが丁寧に描かれている部分が、戦争の生臭さや残酷さをうまく表現している。風景も本当に寒そうで厳しそう。例え戦争などしていなくても、死ぬかもしれない戦いを前に厳しい寒さに耐えている兵士を見るだけで、十分にその辛さが伝わってくるというもの。さだまさしの悲しい歌がそれを盛り上げる。

 さて、乃木神社というのが軍神として乃木希典将軍を祭った神社だというのを知ったのは、物心ついたころ。神社にまでなるのだからたいそう立派な将軍だったのだろうと、なんとなく昔は思っていた。彼は清廉な人格者だと言われる。
 しかし将軍としては、この映画のように準備万端の鉄壁の敵要塞に、正面からただ貧弱な武装の無力な歩兵を突撃させ続けるという、要塞攻略戦において最もやってはいけない作戦を採用した。そして多くの将兵をひたすら無駄に死においやったという、とてつもない愚鈍な駄目将軍。まさに一将功成りて万骨枯るである。近年は彼の軍功や能力について疑問を投げかける評価の再考の動きがあるようだが、それも自然なことであろう。
 そんなことがあるから、どうも乃木将軍が綺麗に描かれすぎているなと、見ていて少し感じるのである。結局児玉源太郎が要塞攻略用に28センチ砲を本土から搬入して、目標を要塞攻略から二百三高地占領に変えたからこの戦いはうまくいったのではないか。現実には失敗し続けても結局乃木将軍続投となるのだが、映画でも乃木ありきで設定されすぎているように感じた。最後の奏上の場面でも、将兵を失った辛さはわかるのだが、誰のせいでそうなったのかと思ってしまう。
 歴史の解釈は色々なのでどれが正しいとは言えない。本来ならば歴史は歴史、映画は映画で別物。おそらく乃木将軍も自分の能力以上の責任を背負わされた、被害者の一人だったのかもしれない。彼が苦悩したであろうことはとてもよくわかる。児玉も敵を吹き飛ばすために味方ごと砲撃するような決断をしている。戦争の勝利の影で、良いか悪いかとか有能か無能かとかを別にして、簡単に失われていく兵士の命と同時に、そのような将軍の苦しみも描きたかったのだろう。だがどうも彼の役柄の設定の良さが自分の考えとは異なってあまり好きになれず、捉え方の違いでこの部分は少しだけ気になった。

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Cape God