劇場公開日 1989年6月17日

「 アーカイブの白黒写真と密談する将校たちの白黒映像から徐々にカラー...」226 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0 アーカイブの白黒写真と密談する将校たちの白黒映像から徐々にカラー...

2021年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アーカイブの白黒写真と密談する将校たちの白黒映像から徐々にカラーと変わってゆくオープニングはとても映画らしい。安藤、野中たちの部隊がそれぞれ要人のもとへ向かい暗殺を企て、岡田総理大臣たちを銃殺。緊迫するシーンだが、後の回想で「夫を殺すなら私を先に殺しなさい」とすがる妻たちの姿が印象的・・・そして、天皇に認められなかったことで悩む青年将校たちの苦悩が真に迫る。

 最初の緊迫したクーデターこそ緊張感あるものだったけど、史実に基づき淡々と描いているため途中からは精神論の世界になってくる。貧しい農民のためなどという言葉を聞くとゲバラの映画も思い出してしまうが、昭和維新の思想は皇道派の影響を受け、天皇が絶対の存在としているため、脆さが顕れてくるんだろうな。

 意外とオールスターキャストなのがビックリ。だけど個性を消して軍人らしい演技をすることでつまらなくなってる。最後に「天皇陛下万歳」でしめくくるというのも・・・

kossy