地平線がぎらぎらっ

劇場公開日:

解説

藤原審爾の原作を、内田弘三・土居通芳が脚色し、「男の世界だ」の土居通芳が監督したアクションもの。撮影は「恋愛ズバリ講座」の森田守。

1961年製作/89分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1961年3月1日

ストーリー

T刑務所の27号室-カポネこと太田、通称教授の松田、バーテンこと土屋、色キチこと大平、それに密輸現行犯・海坊主の五人の囚人が刑務所独特の秩序を作って安住している。ある日、マイトと称するビート族が新入りとして入ってきた。傍若無人のマイトに古強者たちは煙草を溶かした水を飲ませて殺そうとするが、マイトが大量のダイヤモンドをかくしていると告げるにおよんで事態は一変。マイトはみんなを見下す身分となった。カポネは刑期が満了して出所する海坊主に命じて事の真相を確かめさせ、事実と判明するやマイトを利用してダイヤを手に入れようと一同を連れて集団脱獄した。月賦屋に押し入り囚人服を背広に着替え落合う場所の海坊主の家に立ち寄った。海坊主は一人でも仲間が減ればと色キチを殺そうとしたが逆に倒された。朝もやの中に飛び出した一同は、製薬会社の宣伝車を強奪、マイトがダイヤをかくしているという地平線がぎらぎらしている地点に向って一路とばした。山道でハイキングの女性と出会うや色キチは奇声をあげて飛び降りるが、欲に狂ったカポネに殺される。マイトはハイキングの一行の中の一人で失神した八重を連れ、エンコした車を捨てて山道を走る。その後をカポネ、教授、バーテンの三人が追う。山間の飯場でトラックを盗んだ一同は、バーテンの実家がある横井村に到着したが、バーテンの妻は情夫と祭りに行っていていない。狂ったバーテンに追いかけられた女房は夢中で村の半鐘を叩き大騒ぎ。バーテンは村人に押えられ、カポネたちは山中に逃げこむ。しかしマイトはマムシに噛まれ八重の看護も空しくすでに断末魔の形相。欲望の鬼と化したカポネと教授はマイトにダイヤのありかを詰め寄る。が、マイトの口から出たことばは“あれはウソだ、おれの夢よ……”の一言だった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「地平線がぎらぎらっ」以外にこんな作品をCheck-inしています。