城取り

劇場公開日:

解説

司馬遼太郎原作“城を取る話”より「砂の上の植物群」の池田一朗と「河内ぞろ 喧嘩軍鶏」の舛田利雄が共同で脚色、舛田利雄が監督したアクション時代劇。撮影は「黒い海峡」の横山実。

1965年製作/134分/日本
配給:日活
劇場公開日:1965年3月6日

ストーリー

戦国末期の慶長五年。秀吉亡きあと、世は徳川へと移行し諸大名は家康のもとに走った。そんな風潮の最中、不敵な面魂の一人の若武者が、世の流れに背を向けて、旅立った。黒皮の陣羽織に長剣を背負った、車藤三である。その頃、会津若松の城主上杉景勝は、一人家康打倒を叫けんでいた。暴勝の男気に惚れこんだ藤三は城下に俵左内を訪ね、伊達政宗が北山川の後方に多聞山城を築き、徳川勢と上杉家の合戦の合い間に上杉領を横奪しようと企んでいることを聞き、藤三の冒険心は湧きたった。上杉方に加勢を約した藤三は、左内と五百両の軍資金を馬につけ、出城のある機屋集落へと発った。道中、二人には木樵の彦十、巫女のお千、お白粉屋長次郎の三人の部下を持った。町の情報に詳しい彼らの出現は、貴重であった。多聞山城の見える峠から、工事の様子を見た藤三は、工事の遅れと、強制的に賦役につかされている住民の姿を見て、何か自信をつけたようだ。町に降りた一行は、上杉勢が合戦の準備に忙しいという噂を流し、一方では、城の欠点をわめき散らした。築城の指揮を取る伊達家の赤座刑部は、渋谷典膳と対策を講じる一方、住民に強度の労働をしいた。町の若者達の中に不満の声があがるのを知った藤三は、お千を使って住民を集め、上杉家の危機を説明し、工事のサボタージュを説いた。不穏な形勢を察知した刑部は、忍者をつける一方、仙台に援軍を要請した。だがその使者は藤三に斬られた。その頃、左内らは、城の見取図、のっとりの準備は整っていたが、刑部の計略にかかった住民が城に幽閉されたため、奇襲をさけていた。しかし、藤三が上杉方三百騎を率い、仙台よりの援軍として入城してくるや、左内の指揮で作業員らが反乱を起し、刑部と典膳を討った。今は城主左内を残し、藤三は笑顔で又旅に出るのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0原案は司馬遼太郎

2021年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦国末期、関ヶ原直前の時代、主人公(石原裕次郎)は小早川家を辞し、家康に反旗を翻す東北の上杉家にやってきた。
伊達家がこの機に乗じて上杉領を侵食し始めたため、主人公は伊達の出城を乗っ取ることを提案する。
みんな戦国時代に見えないのが辛い。

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