劇場公開日 1972年8月25日

「真っ赤な薔薇にゃトゲがある」女囚701号 さそり Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0真っ赤な薔薇にゃトゲがある

2021年12月31日
iPhoneアプリから投稿

黒いハットに細身のコートとワンレングス、トラウマキャラクター。そのいでたちが何よりカッコいい。
男社会に耐える女の不屈の美学というのは、結局は男社会を認める所からスタートしている訳で今はキツイか。社会の描き方がこれでもかと過剰に毒毒しくて、女構わずビンタがよく飛び、バカボンの本官のように撃ちまくる。場面は刑務所ではあるが、軍隊を連想してしまう。単に裸が多いというだけではなく、恥辱プレイ、SM、レズ、逆集団レイプなど、やってることのポルノ性がやたらと高くて、見た記憶はテレビであるが、よくこんなの放送できたなと感慨深い。

Kj