鬼平犯科帳のレビュー・感想・評価
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梶芽衣子が良かった
中村吉右衛門扮する長谷川平蔵は、悪党らから鬼の平蔵と呼ばれ仕事がら恨みを買っていた。実は鬼平犯科帳をじっくり見たのは初めて。中村吉右衛門はどこかオーバーアクションだし、取り立てて特徴がある訳でもなかった。右腕切っちゃうなんて酷いよな。ただ、久しぶりに見た梶芽衣子が良かったね。
そこらへんの時代劇とはレベルが違う。
時代劇は特に好きな訳でない。
どっちかと言うとじーちゃん、ばーちゃんが観るもの的な感じ。
でもこの鬼平シリーズはちがうぜっ!
中村吉右衛門を筆頭に俳優陣が素晴らしいし、ストーリーも哀しくメリハリがあるし、殺陣もリアルでカッコいい。それに音楽もセンス良い!
特にこの映画版は鬼平の良さが凝縮されている!
鬼平好きには大満足っすわ。
愛と憎しみの狐火が燃える!
"土曜プレミアム" で鑑賞。
原作(狐火/艶婦の毒)は既読、
TVシリーズは何本か視聴済みです。
TVシリーズの範疇を越えていませんでしたが、ドラマよりも長谷川平蔵の活躍場面が増えて見応えがありました。
キャストが劇場版ならではの豪華な布陣であり、藤田まことや岩下志麻など、時代劇の主役級が一堂に会していて圧巻。
藤田まことは、平蔵との絡みは殆どありませんでしたが印象に残る演技で、画面がキュッと引き締まるようでした。
松竹らしい丁寧な作風の時代劇だと思いました。「映画ならでは」と言える派手さは無かったものの、奇をてらわない演出が重厚でした。クライマックスの平蔵の活躍も見事でした。
[余談]
先日、中村吉右衛門版はフィナーレを迎えました。幼い頃から慣れ親しんでいたこともあって、終わってしまったのは寂しい限りですが、唯一無二の魅力を放っていることは紛れも無い事実。何があろうと永遠に不滅だと思いました。
[以降の鑑賞記録]
2022/08/18:FODプレミアム
※修正(2023/06/29)
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