劇場公開日 1983年12月17日

「なぜか『幕が上がる』との類似が気になる」アイコ十六歳 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0なぜか『幕が上がる』との類似が気になる

2021年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

初見です。

富田靖子の天然の可愛さに大きく依存しているこの映画。

若き日の鶴瓶さんとか、紺野美沙子さんとかの奇跡の麗人ぶりなんかも見られますが、今とはやはり美人の概念が違うんだよなぁ。

ほとんど顔をいじっていない富田靖子ちゃんは、現在とそれほど顔の造作が変わっていないという天然もの。

当時の16歳の意識って、こんなもんだったんだよ。と、思い知ると、とてもつまらないただのアイドル映画にしか感じません。

それで、段々と見てられない気持ちが強くなってしまいました。

なんだか、つい最近似たようなことがあったぞ。
と、思い出してみると、「幕が上がる」だ。

ここで、書く事ではないのでしょうが、10年も経てば、ももクロといえども、輝きを失い、普通の人になっていてもおかしくないでしょう。その時、正視に耐える作品性を保っていられるのか。

そして、今作における紺野美沙子が黒木華、いずれも年の近い先生で主人公が所属する部活のOBで実力者、そして終盤にケツをまくって周囲の顰蹙を買うという展開が、まるで鏡のようにそっくりです。

もしかしてアイドル映画って、どうしてもこんな展開になってしまうのか。

2016.2.25

うそつきカモメ