劇場公開日 1987年3月

「ベトナム少女狙撃兵対海兵隊。!」フルメタル・ジャケット 西海一久さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ベトナム少女狙撃兵対海兵隊。!

2021年6月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

怖い

興奮

難しい

スタンリーキューブリック作品。
哲学的なことは良くわからないが名作と言う人達は前半部の訓練で人間が兵器として作り上げられる過程が恐怖であり、それが反戦を訴えているから素晴らしいと言うのである。

ただアメリカ海兵隊は訓練が厳しいのは伝統のはず。
精鋭の中の精鋭の証。!
各国大使館の警備は海兵隊の役割。
軍事評論家もあまり言わないが日本軍の太平洋の各島の地上戦はアメリカ海兵隊に負けたと言っても差し支えないと思う。!
Once a Marine, Always a Marine.
(海兵隊に一度なったら生涯海兵隊。)
この言葉の真意は一度海兵隊になったら兵役を退いても海兵隊の誇りを忘れずアメリカ国民の模範になる様に努めると言う意味があるらしい。
これからするとけっして悪いスローガンではない。
誇りを殺人兵器と言われるのもちょっとどうかと思う。!
(最近沖縄で問題も多く発生しているのは嘆かわしが。)
キューブリックだからといって常に平等表現をしているとは限らない。!
誇りを上手く反戦に結びつけたと感心させらる。!

私は、アメリカ海兵隊を散々な目に合わせた可愛らしいベトナム少女狙撃兵がなんとも魅力的だ。!
日本アニメに影響をあたえていそうな気がする。!
最後にベトナム戦の海兵隊の戦いを振り返って下記の様に言われた。
FIRST IN LAST OUT!
FIRST=ダナン上陸。
OUT=サイゴン要人保護、撤退。
誇り高い海兵隊らしい言葉(モットー)である。!

西海一久
西海一久さんのコメント
2021年7月7日

kiti kemeさんへ
初めまして。!
コメントありがとうございました。

西海一久
kiti kameさんのコメント
2021年7月6日

うちの爺ちゃんが、この映画を見たとき言ってた。
「アメ公は、笑わしよる…軍隊で漫才やっとる。うちの部隊やったら、即、鉄拳制裁やで」って。海兵隊にやられたんやないやろ?圧倒的物量やで?漫才師には負けんよ?

kiti kame
西海一久さんのコメント
2021年7月1日

コメント頂きありがとうございます。
また、どこかで見かけたらよろしくお願いいたします。!

西海一久
Iwarenkonさんのコメント
2021年6月30日

少年少女までを闘いに駆り出したベトナム戦争。後半の戦闘場面と、かなりの時間を掛けて最強の米海兵隊を作り上げる前半の描写。太い二本柱で進行していく物語にキューブリックの並々ならぬ意気込みがあるのでしょうね。
個人的にはベトナム戦争はジャングルでの戦いだとのイメージがありましたが、少し調べると都市の攻防戦を経つつ、各地でジャングルでのゲリラ戦に至った事を学びました。

Iwarenkon