チャンス

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

ワシントン郊外。主人が亡くなり、行き場のなくなった中年の庭師チャンスは町をさまようことに。彼は屋敷の外を知らず、草花をいじり続け、テレビだけを楽しみに生きてきた男だった。やがてチャンスは政治をも左右する財界の大物ベンジャミンと知り合う。無垢な心を持つチャンスはベンジャミンや彼の妻といった人々を次々と虜にしていくが……。天真爛漫な庭師を通じ、社会を風刺したコメディ。ピーター・セラーズが名演を見せる。

1979年製作/124分/アメリカ
原題:Being There
劇場公開日:1981年1月

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第5回 日本アカデミー賞(1982年)

ノミネート

外国作品賞  

第33回 カンヌ国際映画祭(1980年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ハル・アシュビー

第37回 ゴールデングローブ賞(1980年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ピーター・セラーズ
最優秀助演男優賞 メルビン・ダグラス

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) シャーリー・マクレーン
最優秀監督賞 ハル・アシュビー
最優秀脚本賞
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映画レビュー

3.0ピーター・セラーズといえば「ピンク・パンサー」でいっぱい笑わせてい...

2023年7月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ピーター・セラーズといえば「ピンク・パンサー」でいっぱい笑わせていただきました。そんな彼の ちょっと昔1981年に創ったの「フォレスト・ガンプ」みたいな映画。「Empire of Right」で刺激されて、多分再鑑賞(随分昔に見た気がする)なにせ古いので・・・。こんな感じで受け手が勝手にイメージを膨らませるのは。まぁ許せますが・・。悪意と意図を持っった人が虚像を作りあげちゃうと困るよなぁ・・。今の政治家ってそんな人ばかりじゃない? 私の住む横浜の市長は、そうやって作りあげられた虚像で、困ったものです。しかも欲と悪意の人だから、救いようがない。
ピーター・セラーズには、やはり、笑わせて欲しい♪

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J417

4.0【純真無垢に生きる庭師チャンスを崇め奉り、且つ疑惑を持つ政治家たちの姿をシニカルな視点で描いたコメディ。恩人の葬儀の際、ホワイトハウスに向かってチャンスが”池の上を歩いていく”シーンは、忘れ難い。】

2023年2月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

■数十年間大富豪の屋敷の庭師を務め、一歩も外に出たことがないTVだけが世界の全てであったチャンス(ピーター・セラーズ)。
 ある日、屋敷の主人が静かに亡くなる。
 管財人に屋敷を出ていくように言われたチャンスは、街のあちこちで見かける物珍しいものに気を引かれていると、同じく大富豪で、大統領のご意見番だったベン・ラッドの妻イヴの高級車と接触してしまう。

◆感想

 - 今作は、本日観た映画のラストシーンで流れた映画である。細部を忘れていたので、再鑑賞した。-

・チャンスの何の政治的知識も無いのに、軽度の知的障害を持つが故に、純真無垢なる言動。
それが大統領の”経済を上向かせるためには・・、”という問いに
”秋、冬が有っても愛が有れば春になり、芽が出て、育ちます・・。”というチャンスの庭師としての言葉を勝手に解釈して、彼を崇めつつ、一方では彼の出自を探る大統領の滑稽な姿。

・だが、そんな彼の無垢なる姿を見て、病末期の恩人ベン・ラッドが”妻イヴを頼む・・”と言う姿。
可笑しくも何だか切ないシーンである。

<”人生とは心の姿なり”を地で行く、見事なるコメディ要素を絡めた作品。
 恩人、ベン・ラッドの葬儀の際に、政治的思惑が飛び交う中、独りホワイトハウスに向かってチャンスが”池の上を歩いていく”シーンは、忘れ難い。
 流れる曲は「ツァラトゥストラはかく語りき」である。
 今作は、示唆に富んだ作品であろう。>

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NOBU

5.0まあまあやね

2023年2月5日
iPhoneアプリから投稿

まあまあやね…
何基準か?
さあ🤷‍♂️

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ミスター

4.0もう一度観てちゃんと理解したい映画

2022年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

タイトルと星の数、ピーターセラーズということだけでずっと観たかった。やっと観ることができた。

ピーターセラーズの穏やかな喋り方、邪気を感じさせない不思議な人物の演技が良かった。どこから来た何者なのかみんなわからないけど、話す言葉にみんなそれぞれ自分達で解釈して感動してしまう。みんなに受け入れられて良かったねと思う反面、いつかバレたらどうなってしまうんだろうとハラハラしながら観た。

だけど、観終わった後にそれは自分の取り越し苦労だったんだと知った。

映画のラストで正直、あれ?ここで終わるの?

と思ってしまったので、Wikipediaを検索したら
風刺映画と書いてあり、
話の内容はあの哲学者ニーチェの書いた哲学の本になぞらえられてあるというようなことが書かれていた。

 ニーチェの本を検索したら、
愚者が神が死んだことを知り、山を降りていって超人になる話と書かれていた。

不思議な映画だという印象が残った水に浮かんで歩く姿も、キリストの話からだそう。

感覚的にとてもいい映画だと思ったけど、まったく理解していなかった。
永劫回帰の思想とはなんだ?
ニーチェの本を読んでから、もう一度観て理解したい。

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ししまる
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