劇場公開日 2007年2月10日

「演技は目で」善き人のためのソナタ こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5演技は目で

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

おさえた動き、セリフも少なく。
だのに画面からあふれ出てくるこの感情はなんなんだ。

まん丸の目が何よりも語っている。
ラストの誇らしげな眼!目です!
あの眼は一生忘れられないかもしれない。

公安の彼をかりたてたのが
たった一度だけ聴いた一曲というのも
あまりにも印象的だ。
芸術の持つ力ってそういう底知れないものがある。

この映画の二人の男のように、
直接話すことはなくても
語れるなにかがこの世界にはあるのだと
うれしく感じた。

しかし、公安の情報は本当に公表しているの?
身の安全は保障されているのだろうか…?

リアルタイムで東西ドイツの壁が壊れたニュースを見た。
その当時も衝撃だったが
この映画で登場した際には鳥肌がたった。
日本ではたしか平成元年、昭和天皇が亡くなった翌年のこと。

こまめぞう