劇場公開日 2024年8月2日

「酷評されてもしかたがない」デューン 砂の惑星 あげ玉さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0酷評されてもしかたがない

2024年3月24日
PCから投稿

初めて観る方へ。まず、リンチらしさに期待しないほうがよい。「リンチでもこんなクソみたいな(実際にはクソではないです)映画撮るんだ」というくらいの期待値で観るとちょうどよいと思います。
はっきり言ってTVドラマの総集編のような作りです。俳優は全員人形みたいだしセットも安っぽい(何なら安っぽさを強調するような撮り方までしている)。いったいどこに凄い予算をつぎ込んだのかと不思議になるくらいです。
あと、心の中で思ったことを俳優たちが説明ナレーションすることが多く、直接的すぎるうえぎこちないので、かなりドン引きします。
ただ、退屈なのか面白くないのかと問われば、退屈じゃないしまあまあ面白いと答えます。カルト映画として観ても見どころはそんなに多くないですが、あの原作を映像化してくれたというだけで100%(近く)満足できるのです。

あげ玉